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公開番号2025079970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192886
出願日2023-11-13
発明の名称測定システム
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G01R 31/26 20200101AFI20250516BHJP(測定;試験)
要約【課題】半導体集積回路における間欠動作時の消費電流を効果的に測定できること。
【解決手段】第1制御部(12)は、モード判定回路(13)において判定された第2モードの解除をトリガとして、間欠動作回路(1A)に第1所定時間だけ待機してから動作させるように制御し、測定装置(2)は、前記第2モードの解除から前記第1所定時間よりも短い第2所定時間が経過すると、半導体集積回路(1)の消費電流を測定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
間欠動作回路と、
前記間欠動作回路に間欠動作をさせる第1モードと、前記間欠動作回路を動作状態で維持する第2モードとを判定するように構成されるモード判定回路と、
前記モード判定回路によって判定されたモードに応じて前記間欠動作回路の動作を制御するように構成される第1制御部と、
を有する半導体集積回路と、
測定装置と、を備え、
前記第1制御部は、前記モード判定回路において判定された前記第2モードの解除をトリガとして、前記間欠動作回路に第1所定時間だけ待機してから動作させるように制御し、
前記測定装置は、前記第2モードの解除から前記第1所定時間よりも短い第2所定時間が経過すると、前記半導体集積回路の消費電流を測定する、測定システム。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記間欠動作回路には、前記モード判定回路が含まれる、請求項1に記載の測定システム。
【請求項3】
前記モード判定回路は、前記半導体集積回路に供給される電源電圧の過電圧を判定する回路を有する、請求項1に記載の測定システム。
【請求項4】
前記過電圧を判定する回路は、前記電源電圧を基準電圧と比較するように構成されるコンパレータである、請求項3に記載の測定システム。
【請求項5】
前記測定装置は、
前記電源電圧を生成するための電圧源と、
前記消費電流を測定するための電流計と、
前記電圧源の出力を通常電圧と前記過電圧で切り替える制御を行い、かつ、前記電流計から前記消費電流の検出信号を取得するように構成される第2制御部と、
を有する、請求項3に記載の測定システム。
【請求項6】
前記第2所定時間は、前記電源電圧が前記過電圧から前記通常電圧に切り替えられてから前記検出信号が安定になるまでの時間よりも長く設定される、請求項5に記載の測定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、測定システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、消費電力を削減するため構成要素の回路に間欠動作を行わせる半導体集積回路が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-42012号公報
【0004】
[概要]
上記のような半導体集積回路では、間欠動作時の消費電流を測定して製品として保証する必要がある。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、半導体集積回路における間欠動作時の消費電流を効果的に測定できる測定システムを提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る測定システムは、
間欠動作回路と、
前記間欠動作回路に間欠動作をさせる第1モードと、前記間欠動作回路を動作状態で維持する第2モードとを判定するように構成されるモード判定回路と、
前記モード判定回路によって判定されたモードに応じて前記間欠動作回路の動作を制御するように構成される第1制御部と、
を有する半導体集積回路と、
測定装置と、を備え、
前記第1制御部は、前記モード判定回路において判定された前記第2モードの解除をトリガとして、前記間欠動作回路に第1所定時間だけ待機してから動作させるように制御し、
前記測定装置は、前記第2モードの解除から前記第1所定時間よりも短い第2所定時間が経過すると、前記半導体集積回路の消費電流を測定する構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1比較例に係る測定システムの構成を示す図である。
図2は、消費電流と、当該消費電流をRCフィルタにより平滑化した消費電流の波形例を示す図である。
図3は、第2比較例に係るICの構成を示す図である。
図4は、上段に通常時のICの消費電流の波形例を示し、下段にテストモード時の消費電流の波形例を示す図である。
図5は、第3比較例に係るICの構成を示す図である。
図6は、本開示の例示的な実施形態に係る測定システムの構成を示す図である。
図7は、図6に示す測定システムにおける動作例を示すタイミングチャートである。
【0008】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
<第1比較例>
ここでは、本開示の実施形態について説明する前に、対比のための比較例について説明する。図1は、第1比較例に係る測定システム101の構成を示す図である。
【0010】
測定システム101は、IC(半導体集積回路)10と、RCフィルタ15と、電流計16と、を備える。測定システム101は、間欠動作を行うIC10の消費電流を測定するシステムである。IC10は、外部との電気的接続を確立するための外部端子として、電源端子10A、グランド端子10B、および出力端子10Cを有する。電源端子10Aには、電源電圧Vddが印加される。グランド端子10Bには、グランド電位が印加される。出力端子10Cからは出力信号OUTが出力される。IC10の消費電流は、電源端子10Aを介して流れる電流である。IC10は間欠動作を行うため、消費電流として動作時電流と待機時電流が存在する。しかしながら、消費電流を単純に測定すると、消費電流のタイミングと測定タイミングの同期がとれないため、測定した電流が動作時電流であるか待機時電流であるかが分からない。
(【0011】以降は省略されています)

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