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公開番号2025079969
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192882
出願日2023-11-13
発明の名称不揮発性メモリ装置
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G11C 29/50 20060101AFI20250516BHJP(情報記憶)
要約【課題】出荷テストに掛かる時間を短縮することができる不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ装置(1)は、プログラム動作を実行可能な相補型の第1メモリ素子(M1)及び第2メモリ素子(M2)を備え、前記第1メモリ素子及び前記第2メモリ素子のいずれかをテスト対象として、外部から供給される基準電流にて閾値を定め、前記テスト対象を流れる電流と前記閾値との大小関係を判定するように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プログラム動作を実行可能な相補型の第1メモリ素子及び第2メモリ素子を備え、
前記第1メモリ素子及び前記第2メモリ素子のいずれかをテスト対象として、外部から供給される基準電流にて閾値を定め、前記テスト対象を流れる電流と前記閾値との大小関係を判定するように構成されている、不揮発性メモリ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記プログラム動作を実行する前の前記第1メモリ素子を前記テスト対象とする第1テストと、前記プログラム動作を実行する前の前記第2メモリ素子を前記テスト対象とする第2テストと、を行うように構成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項3】
前記プログラム動作を実行した後の前記第1メモリ素子及び前記第2メモリ素子のうち、前記プログラム動作の実行によって電流が流れ難くなるように特性が変化することが想定されているメモリ素子を前記テスト対象とする第3テストを行うように構成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項4】
前記プログラム動作を実行した後の前記第1メモリ素子及び前記第2メモリ素子のうち、前記プログラム動作の実行によって特性が変化しないことが想定されているメモリ素子を前記テスト対象とする第4テストを行うように構成されている、請求項3に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項5】
前記第3テストでの前記閾値と前記第4テストでの前記閾値とを、互いに異なる値に設定するように構成されている、請求項4に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項6】
前記プログラム動作を実行する前の前記第1メモリ素子を前記テスト対象とする第1テストと、前記プログラム動作を実行する前の前記第2メモリ素子を前記テスト対象とする第2テストと、を行うように構成されており、
前記第3テストでの前記閾値と前記第1テストでの前記閾値とを、互いに異なる値に設定するように構成されており、
前記第3テストでの前記閾値と前記第2テストでの前記閾値とを、互いに異なる値に設定するように構成されている、請求項3に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項7】
イレース動作を実行した後の前記第1メモリ素子を前記テスト対象とする第5テストと、前記イレース動作を実行した後の前記第2メモリ素子を前記テスト対象とする第6テストと、を行うように構成されている、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項8】
イレース動作を実行した後の前記第1メモリ素子を前記テスト対象とする第5テストと、前記イレース動作を実行した後の前記第2メモリ素子を前記テスト対象とする第6テストと、を行うように構成されており、
前記第3テストでの前記閾値と前記第5テストでの前記閾値とを、互いに異なる値に設定するように構成されており、
前記第3テストでの前記閾値と前記第6テストでの前記閾値とを、互いに異なる値に設定するように構成されている、請求項3に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項9】
前記第1メモリ素子及び前記第2メモリ素子はそれぞれNMOSトランジスタであり、
前記テスト対象である前記NMOSトランジスタのゲート電圧を三値以上で制御可能であるように構成されている、請求項1~8のいずれか一項に記載の不揮発性メモリ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、不揮発性メモリ装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1で提案されている半導体不揮発記憶回路は、1ビットのデータを格納するメモリセルとして、第1トランジスタと、第1トランジスタよりもオン電流の高い第2トランジスタと、を一対としたトランジスタペアを集積化して成る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-103158号公報
【0004】
[概要]
特許文献1で提案されている半導体不揮発記憶回路の出荷テストにおいてメモリセルのアナログ特性を直接測定すると、出荷テストに多大な時間が掛かる。
【0005】
本明細書中に開示されている不揮発性メモリ装置は、プログラム動作を実行可能な相補型の第1メモリ素子及び第2メモリ素子を備え、前記第1メモリ素子及び前記第2メモリ素子のいずれかをテスト対象として、外部から供給される基準電流にて閾値を定め、前記テスト対象を流れる電流と前記閾値との大小関係を判定するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、不揮発性メモリ装置の全体構成例を示すブロック図である。
図2は、メモリアレイの構成例を示す回路図である。
図3は、ホットキャリアが注入される前後それぞれにおけるメモリ素子のドレイン電流のゲート・ソース間電圧依存性を示す図である。
図4は、信号XRST、ラインLn1の電圧V1、及びラインLn2の電圧V2の波形例を示すタイミングチャートである。
【0007】
[詳細な説明]
本明細書において、MOS(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタとは、ゲートの構造が、「導電体または抵抗値が小さいポリシリコン等の半導体からなる層」、「絶縁層」、及び「P型、N型、又は真性の半導体層」の少なくとも3層からなるトランジスタをいう。つまり、MOS電界効果トランジスタのゲートの構造は、金属、酸化物、及び半導体の3層構造に限定されない。以下、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタをNMOSトランジスタと称し、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタをPMOSトランジスタと称す。
【0008】
<不揮発性メモリ装置>
図1は、不揮発性メモリ装置の全体構成例を示すブロック図である。図1に示す不揮発性メモリ装置1は、メモリアレイ10と、Xデコーダ20と、Yデコーダ30と、コントローラ40と、を備える。
【0009】
メモリアレイ10は、X軸方向に敷設されたm本のゲート線G1~Gm(=ワード線)と、Y軸方向に敷設された2n本のビット線BL1~BL2nと、ゲート線G1~Gm及びビット線BL1~BL2nに沿ってマトリクス状に配列された複数(=m×n)のメモリセルCELLと、を含む。メモリアレイ10の構成及び動作については、後ほど詳述する。
【0010】
Xデコーダ(ロウデコーダ)20は、コントローラ50からの指示に応じてゲート線G1~Gmを駆動する。
(【0011】以降は省略されています)

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