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公開番号
2025080062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023193061
出願日
2023-11-13
発明の名称
画像読取装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/191 20060101AFI20250516BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】従来よりも適切なタイミングでシェーディング補正を行う画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置の起動時に光源を消灯した状態でラインセンサにより基準板からの反射光を検知してチップごとの基準黒データ値を取得し、操作部が原稿の読取開始指令を受け付けたとき、光源を消灯した状態でラインセンサにより基準板からの反射光を検知してチップごとの黒データ値を取得し、チップごとの黒データ値と基準黒データ値との比率が予め定められた基準値以上か否かを判定し、複数のチップの少なくとも1つについて比率が基準値以上である場合、シェーディング補正部にシェーディング補正を行わせることを特徴とする画像読取装置。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿を読み取って画像データを生成する画像読取装置であって、
前記原稿を載置する原稿載置台と、
前記原稿載置台に設けられた基準板と、
前記原稿載置台に載置された前記原稿を照射する光源と、
ユーザーからの指令を受け付ける操作部と、
主走査方向に並べられた複数のチップから構成され、前記操作部が前記原稿の読取開始指令を受け付けたとき、主走査方向に走査して前記原稿からの反射光を検知して画像データを取得するラインセンサと、
前記画像データを記憶するメモリと、
前記ラインセンサにおいて、前記複数のチップからの信号のレベルのばらつきを所定の基準黒データ値に基づき補正するシェーディング補正を行うシェーディング補正部と、
前記光源、前記ラインセンサ、前記メモリおよび前記シェーディング補正部を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記画像読取装置の起動時に前記光源を消灯した状態で前記ラインセンサにより前記基準板からの反射光を検知して前記チップごとの前記基準黒データ値を取得し、
前記操作部が前記原稿の読取開始指令を受け付けたとき、前記光源を消灯した状態で前記ラインセンサにより前記基準板からの反射光を検知して前記チップごとの黒データ値を取得し、
前記チップごとの前記黒データ値と前記基準黒データ値との比率が予め定められた基準値以上か否かを判定し、複数の前記チップの少なくとも1つについて前記比率が前記基準値以上である場合、前記シェーディング補正部に前記シェーディング補正を行わせることを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記シェーディング補正部に前記シェーディング補正を行わせた後、前記操作部が前記原稿の読取開始指令を受け付けたときに取得した前記黒データ値を新たな前記基準黒データ値として置き換える請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御部は、装置の起動時に前記光源を消灯した状態で前記ラインセンサにより前記基準板からの反射光を検知して複数の前記チップのうち予め定められた判定用のチップの前記基準黒データ値を取得し、
前記操作部が前記原稿の読取開始指令を受け付けたとき、前記光源を消灯した状態で前記ラインセンサにより前記基準板からの反射光を検知して前記判定用のチップの黒データ値を取得し、
前記判定用のチップの前記黒データ値と前記基準黒データ値との比率が予め定められた基準値以上か否かを判定し、前記比率が前記基準値以上である場合、前記シェーディング補正部に前記シェーディング補正を行わせる請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
時間を計測するタイマをさらに備え、
前記制御部は、前記操作部が前記原稿の読取開始指令を受け付けたとき、前記タイマにより前記画像読取装置の起動時から予め定められた判定時間以内か否かを判定し、
前記判定時間以内である場合、前記シェーディング補正部に前記シェーディング補正を行わせる請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記判定時間を経過している場合、前記判定時間の経過後、最初の読取開始指令であるか否かを判定し、最初の読取開始指令である場合、前記シェーディング補正部に前記シェーディング補正を行わせる請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記判定時間の経過後、最初の読取開始指令でない場合、前記シェーディング補正を行うことなく、前記光源を点灯して前記ラインセンサにより前記原稿からの反射光を検知して画像データを取得させる請求項5に記載の画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この開示は、画像読取装置に関し、より詳細には、複数の光学センサチップから構成されるラインセンサを用いた画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、原稿を読み取る画像読取装置において、原稿載置台のガラス面の下面に沿って副走査方向に移動しつつ主走査方向に走査するラインセンサにより原稿を読み取る密着型イメージセンサ(Contact Image Sensor:CIS)を備えたものが知られている。
【0003】
CISから出力されたアナログ画像信号は、アナログフロントエンド(Analog Front End:AFE)を経て出力された信号をデジタル画像信号に変換される。
CISのラインセンサは、主走査方向に並べられた複数のチップ(光学センサチップ)から構成されている。一般に、AFEは、CISのラインセンサの中央付近に設けられている。
【0004】
このようなCISを使用した画像読取装置の問題点として、AFEおよびCISの温度上昇による熱雑音(暗電流ノイズ)の急激な増加に起因する濃度ムラ等の画質の劣化が生じる可能性が知られている。
特に、AFEが発熱することで、ラインセンサの中央付近の画質の劣化がラインセンサの端部よりも顕著になることがある。
【0005】
また、一般に、画像読取装置において、熱雑音等のノイズの影響により、チップごとに出力信号レベルにバラツキが生じた場合に、ラインセンサ内の各チップの出力信号のレベル差を所定の基準レベルに補正するシェーディング補正が行われている。
【0006】
例えば、画像読取動作の開始時に、白色基準板からの反射光を読み取って得られた白信号の基準レベルに補正する白シェーディング補正や、読み取り用の光源を消灯した状態で白色基準板からの反射光を読み取って得られた黒信号の基準レベルに補正する黒シェーディング補正などが知られている。
【0007】
このようなシェーディング補正に関する従来技術として、従来、ジョブの最初に第1のOB信号として各チップのOB画素部(遮光部)からの出力信号を読み取り、ジョブの開始信号に対応してシェーディング補正を行うとともに、その後、モニタされたOB信号に基づいて隣接するチャネル間の黒オフセットレベル差が所定レベルに到達した場合に再度シェーディング補正を行う画像読み取り装置の技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2003-163796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、AFEおよびCISの温度上昇による黒信号のレベルは時間とともに変動し、特に、画像読取装置の起動直後に大きく変動し、その変動率も各チップによって大きく異なる。
【0010】
それゆえ、ジョブの最初やジョブの開始信号に対応してシェーディング補正を行う従来の方法は、このようなAFEおよびCISの温度上昇による黒信号のレベルの変動による画質劣化に影響を十分に抑えることができなかった。
(【0011】以降は省略されています)
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