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公開番号2025103747
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221359
出願日2023-12-27
発明の名称容器設置装置
出願人バイオテック株式会社
代理人個人
主分類G01N 35/04 20060101AFI20250702BHJP(測定;試験)
要約【課題】キャップ付きの容器のキャップを開閉する際に容器本体の回転防止を簡易な構造で実現し、しかも、複数の容器にも対応できる容器設置装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様の容器設置装置は、キャップ付き容器を設置する容器設置装置であって、前記容器の底部が設置される容器設置部を少なくとも備え、前記容器設置部には、前記容器の底面に向けて突出する1以上の刃板が設けられ、前記容器の底部に前記刃板が係合し、前記容器の底部に前記刃板が係合する度合いは、前記キャップの着脱に伴い前記容器の軸心周りに前記容器を回転させようとする方向の外力が作用した場合にも前記容器の前記回転を規制可能である程度に設定されていることを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
キャップ付き容器を設置する容器設置装置であって、
前記容器の底部が設置される容器設置部を少なくとも備え、
前記容器設置部には、前記容器の底面に向けて突出する1以上の刃板が設けられ、
前記容器の底部に前記刃板が係合し、
前記容器の底部に前記刃板が係合する度合いは、前記キャップの着脱に伴い前記容器の軸心周りに前記容器を回転させようとする方向の外力が作用した場合にも前記容器の前記回転を規制可能である程度に設定されていることを特徴とする容器設置装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記刃板の前記容器の底部と対向する刃板先端部には、切刃が設けられており、
前記キャップを保持するキャップ保持機構が、前記キャップを把持した状態において、前記切刃が前記容器の底部に食い込むことを特徴とする請求項1に記載の容器設置装置。
【請求項3】
前記切刃が前記容器の底部に食い込む量を食い込み量cとすると、
前記食い込み量cは、
0.05mm≦c≦0.3mm
となるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の容器設置装置。
【請求項4】
前記切刃の前記容器の底部に食い込む部分と、前記容器設置部が設けられている平面との成す角度を角度αとすると、
前記角度αは、
0°≦α<90°
となるように設定されていることを特徴とする請求項3に記載の容器設置装置。
【請求項5】
前記容器設置部に設置されている前記容器の軸心を含む鉛直面において、前記容器の底部が前記切刃と係合する部分の接線と、前記容器設置部が設けられている平面との成す角度をβとすると、
前記角度αと前記角度βとの関係式は、
-30°≦α-β≦30°
となるように設定されていることを特徴とする請求項4に記載の容器設置装置。
【請求項6】
前記容器が樹脂製であり、
前記容器の樹脂の硬度を、ロックエル硬度Rとすると、
前記食い込み量cが、
c=γR+δ
0.12≦δ1≦0.7
-0.005≦γ1≦-0.00059
の関係式を満たすように設定されることを特徴とする請求項3に記載の容器設置装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は容器設置装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、生化学的検査または微生物学的検査を行う場合には、検体を採取して一時的に保存するために検体容器が使用される。この検体容器としては、例えばスクリューキャップにより検体を密閉できるものが用いられる。検体容器は検査機関にて検体を検査するためには、複数の検体容器のスクリューキャップを開封して検体を取り出す必要があるが、検査の自動化に伴い、検体容器の開封についても自動化の取り組みが進められている。
【0003】
例えば特許文献1には、検体容器のスクリューキャップを2台の把持機構で協調しながら開閉する技術が記載されている。具体的には、第1ロボットアーム部のハンド部が検体容器の本体部を把持した状態で、蓋開閉機構が検体容器のスクリューキャップを把持し、第1ロボットアーム部のハンド部と協調しながら開閉する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-189049号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示されている技術では、第1ロボットアーム部のハンド部が検体容器の本体部を把持した状態で、蓋開閉機構が検体容器7のスクリューキャップを把持する必要があるため、検体容器の本体部を把持するための機構が複雑となり、また、同時に複数の検体容器を保持することは不可能である。
【0006】
例えば、容器設置台に複数配列された検体容器のキャップの開封を高速化する場合、検体容器の本体部を把持する機構により、複数の検体容器を同時に把持する機構が必要になるが、複数列タイプの容器設置台では容器の両側にも別の容器があり、検体容器を把持する機構を設置できないし、例え設定できたとしても、把持機構の構造が複雑になってしまうという問題がある。また検体容器の反対部にはバーコードラベル等が添付されることが多いが、検体容器を把持する機構によって、バーコードを傷付けてしまい、読取ができなくなるなどの不具合を起こすおそれもある。
【0007】
また、例えば、検体容器の本体部を回転防止ゴムシートで把持しておく場合には、ゴムシート側の穴寸法と、検体容器の本体部の寸法との関係によっては、きつすぎると入らないこと、あるいは、緩すぎると回転防止できないこと等があるため、寸法の調整が難しくという問題がある。また、ゴムシート側の穴に検体容器を入れる際に、検体容器に貼付されたバーコードラベルが剥がれてしまい、搬送装置で容器を移動する際に持ち上げられないという問題もある。
【0008】
さらに、例えば、回転防止ゴムシートで検体容器の本体部を把持する代わりに、検体容器の本体部側に特別な回転防止手段を設ける場合には、さまざま仕様の回転防止手段に対応して、検体容器設置台も多様な容器のそれぞれに対して専用のものとなり、他の容器には対応できないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、キャップ付きの容器のキャップを開閉する際に容器本体の回転防止を簡易な構造で実現し、しかも、複数の容器にも対応できる容器設置装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様の容器設置装置は、キャップ付き容器を設置する容器設置装置であって、前記容器の底部が設置される容器設置部を少なくとも備え、前記容器設置部には、前記容器の底面に向けて突出する1以上の刃板が設けられ、前記容器の底部に前記刃板が係合し、前記容器の底部に前記刃板が係合する度合いは、前記キャップの着脱に伴い前記容器の軸心周りに前記容器を回転させようとする方向の外力が作用した場合にも前記容器の前記回転を規制可能である程度に設定されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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