TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025081903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194976
出願日2023-11-16
発明の名称臓器モデル
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類G09B 23/30 20060101AFI20250521BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】生体内外での無線通信特性の評価を正確に行うことが可能になる臓器モデルを提供する。
【解決手段】所定の周波数での誘電率が実際の臓器が取り得る範囲に調整された、臓器モデル1である。臓器モデル1は、臓器形状又は臓器の部分形状を模った成形体2と、成形体2に含浸された導電性水溶液3とから構成されていることが好ましい。成形体2は、ハイドロゲルから構成されていることが好ましい。導電性水溶液3は、生体誘電率模擬液剤であることが好ましい。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
所定の周波数での誘電率が実際の臓器が取り得る範囲に調整された、臓器モデル。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記臓器モデルが、ハイドロゲルから構成されるとともに臓器形状又は臓器の部分形状を模った成形体と、該成形体に含浸された導電性水溶液とから構成されている、請求項1に記載の臓器モデル。
【請求項3】
前記導電性水溶液がSAR評価用の生体誘電率模擬液剤である、請求項2に記載の臓器モデル。
【請求項4】
前記導電性水溶液が界面活性剤及び水を含む、請求項2又は3に記載の臓器モデル。
【請求項5】
前記導電性水溶液が、ノニオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、無機塩、アルコール、及び水を含む、請求項2又は3に記載の臓器モデル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体等の生体の臓器モデルに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、医療技術が高度化および複雑化している。それに伴って、外科医に要求される技術も高度化および多様化している。そのため、手術シミュレータが用いられることがある。
【0003】
臓器モデルには、シリコーンゴムやハイドロゲル等から構成された成形体が用いられている(特許文献1及び特許文献2参照)。これにより、臓器や組織の形状、外科的処置時の切削感等を模擬した臓器モデルの実現を可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-70701号公報
特開2019-177509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、カテーテルやペースメーカ等の体内留置型デバイスや、カプセル内視鏡、カプセル温度計等の体内検査デバイスが開発されている。このようなデバイスには、近年生体内外での無線通信機能が求められている。
【0006】
従来の臓器モデルは主に実際の臓器の形状を模ったものに過ぎず、臓器の電気インピーダンス等の電気的特性までを模擬できてはいない。このような現状は、無線通信機能を有する生体用デバイスの開発を妨げる要因となっている。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、生体内外での無線通信特性の評価を正確に行うことが可能になる臓器モデルを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、所定の周波数での誘電率が実際の臓器が取り得る範囲に調整された、臓器モデルにある。
【発明の効果】
【0009】
前記臓器モデルでは、所定の周波数での誘電率が実際の臓器が取り得る範囲に調整されているため、実際の臓器の電気インピーダンスを模擬したものとなっている。このような臓器モデルによれば、生体内外での無線通信特性の評価をより正確に行うことが可能になる臓器モデルが実現される。したがって、前記臓器モデルによれば、無線通信機能を有する生体用デバイスの開発の促進につながることが期待される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、人体の臓器を部分的に示す模式図である。
図2は、大腸を模った臓器モデルの表面を示す写真代用図である。
図3は、大腸を模った臓器モデルの腸管内を示す写真代用図である。
図4は、胆管を模った臓器モデルの表面を示す写真代用図である。
図5は、実験例1における臓器及び臓器モデルの周波数と誘電率との関係を示すグラフである。
図6は、実験例2における試験体1の周波数と誘電率との関係を示すグラフである。
図7は、実験例2における試験体2の臓器モデルの周波数と誘電率との関係を示すグラフである。
図8は、実験例2における試験体3の周波数と誘電率との関係を示すグラフである。
図9は、実験例2における試験体4の周波数と誘電率との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

国立大学法人東海国立大学機構
ひずみ負荷装置
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
ミリング加工監視方法
13日前
国立大学法人東海国立大学機構
接合方法および接合装置
22日前
名古屋市
金属ナノ粒子の製造方法
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
化合物、ヒドロゲル、およびその利用
6日前
国立大学法人東海国立大学機構
車載装置、情報処理方法及び、車載システム
26日前
日新電機株式会社
検査装置および検査方法
19日前
豊田合成株式会社
上体部位の位置変化推定方法
21日前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
AgCuカルコゲン化合物を主成分とする半導体ナノ粒子
26日前
株式会社デンソー
探索方法、情報処理装置、プログラム
28日前
キリンホールディングス株式会社
植物再分化促進用組成物
27日前
株式会社GF・Mille
ヌクレオシド誘導体及びその利用
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
胃癌分子標的核酸医薬
19日前
国立大学法人東海国立大学機構
流速およびクォリティの算出方法、流速およびクォリティの算出プログラム
1か月前
国立大学法人東海国立大学機構
ポリシアル酸又はポリシアル酸保持体の検出又は分離方法
6日前
国立大学法人東海国立大学機構
トランス脂肪酸含有エステル体を分解する新規エステラーゼ
26日前
国立大学法人東海国立大学機構
蓄電デバイス用電極の製造方法、および、蓄電デバイス用電極の製造装置
1か月前
個人
広告
3か月前
個人
標準学士検定
2か月前
個人
知育教材
3か月前
個人
旗の絡みつき防止具
3か月前
個人
4分割正積世界地図
2か月前
株式会社バンダイ
表示具
2か月前
日本精機株式会社
発光装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
26日前
日本精機株式会社
発光装置
1か月前
個人
地熱を利用した集客装置
2か月前
株式会社ケイオー
収納器具
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
個人
注射針穿刺訓練用モデル
2か月前
個人
表示装置および表示方法
3か月前
トヨタ自動車株式会社
評価方法
7日前
続きを見る