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公開番号
2025082023
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195214
出願日
2023-11-16
発明の名称
物品仕分け設備
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B65G
1/137 20060101AFI20250521BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】搬送車による物品の搬送効率が低下し難い物品仕分け設備を実現する。
【解決手段】X方向に互いに隣接する一対のY方向経路62の間の領域をY方向経路間領域として、複数のY方向経路間領域の少なくとも1つに、搬送車20がY方向に走行する補助Y方向経路63が設定され、補助Y方向経路63は、X方向に隣接する一対のY方向経路62の少なくとも一方から分岐した経路である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の搬送車のそれぞれがフロアを走行して物品を搬送することにより前記物品の仕分けを行う物品仕分け設備であって、
前記搬送車に前記物品を供給する供給部と、
前記搬送車から前記物品を受け入れる受入部と、
を備え、
前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側とし、前記X方向の一方側をX方向第1側とし、前記X方向の他方側をX方向第2側として、
前記フロアには、前記Y方向及び前記X方向に広がりを有する接続エリアが設定され、
前記供給部で前記物品が供給された前記搬送車が前記接続エリアに進入する場所である複数の進入部が、前記接続エリアの前記Y方向第1側において、互いに前記X方向に並ぶように配置され、
前記受入部へ向かう前記搬送車が前記接続エリアから退出する場所である複数の退出部が、前記接続エリアの前記Y方向第2側において、互いに前記X方向に並ぶように配置され、
前記接続エリアには、前記Y方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるY方向経路が、前記X方向に前記進入部と同数並ぶように設定されていると共に、前記X方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるX方向経路が、前記Y方向に複数並ぶように設定され、
前記X方向に互いに隣接する一対の前記Y方向経路の間の領域をY方向経路間領域として、複数の前記Y方向経路間領域の少なくとも1つに、前記搬送車が前記Y方向に走行する補助Y方向経路が設定され、
前記補助Y方向経路は、前記X方向に隣接する一対の前記Y方向経路の少なくとも一方から分岐した経路である、物品仕分け設備。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
互いに隣接する一対の前記Y方向経路の前記X方向の間隔が、互いに隣接する一対の前記X方向経路の前記Y方向の間隔よりも大きく設定されている、請求項1に記載の物品仕分け設備。
【請求項3】
前記補助Y方向経路に対して前記X方向第1側に隣接する前記Y方向経路を第1側Y方向経路として、
前記第1側Y方向経路を走行してから当該第1側Y方向経路よりも前記X方向第2側に配置された前記退出部へ向かう前記搬送車が、前記補助Y方向経路を走行する、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項4】
前記Y方向経路から分岐して前記補助Y方向経路へ合流するために前記搬送車が前記X方向に走行する経路である分岐X方向経路は、複数の前記X方向経路よりも前記Y方向第1側に配置されている、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項5】
複数の前記進入部のそれぞれに1つの前記X方向経路がX方向対応経路として対応付けられ、
それぞれの前記進入部から前記接続エリアに進入した前記搬送車は、前記X方向に沿って走行する場合には、当該進入部に対応する前記X方向対応経路上で前記X方向第1側又は前記X方向第2側に向けて方向転換して当該X方向対応経路を走行し、
前記補助Y方向経路は、前記X方向対応経路が最も前記Y方向第2側の前記X方向経路である前記進入部から前記接続エリアに進入した前記搬送車が走行するように設定されている、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項6】
前記X方向に互いに隣接する一対の前記進入部に1つの前記X方向経路がX方向対応経路として対応付けられ、
それぞれの前記進入部から前記接続エリアに進入した前記搬送車は、前記X方向に沿って走行する場合には、当該進入部に対応する前記X方向対応経路上で前記X方向第1側又は前記X方向第2側に向けて方向転換して当該X方向対応経路を走行し、
1つの前記X方向対応経路に対応付けられた一対の前記進入部を進入部ペアとして、前記進入部ペアを構成する一対の前記進入部のそれぞれに対応付けられた前記Y方向経路の間の前記Y方向経路間領域に前記補助Y方向経路が設定され、
前記進入部ペアを構成する一対の前記進入部のそれぞれに対応付けられた前記Y方向経路のうち、前記補助Y方向経路に対して前記X方向第1側に隣接する前記Y方向経路を第1側Y方向経路とし、前記補助Y方向経路に対して前記X方向第2側に隣接する前記Y方向経路を第2側Y方向経路として、
前記第1側Y方向経路を走行してから当該第1側Y方向経路よりも前記X方向第2側に配置された前記退出部へ向かう前記搬送車が、前記補助Y方向経路を走行した後、前記X方向対応経路を前記X方向第2側へ向かって走行し、
前記第2側Y方向経路を走行してから当該第2側Y方向経路よりも前記X方向第1側に配置された前記退出部へ向かう前記搬送車が、前記補助Y方向経路を走行した後、前記X方向対応経路を前記X方向第1側へ向かって走行する、請求項1又は2に記載の物品仕分け設備。
【請求項7】
前記退出部の数がN個(Nは2以上の自然数)であり、前記第1側Y方向経路に対応する前記退出部が、N個の前記退出部のうち前記X方向第1側からM番目に配置され、前記第2側Y方向経路に対応する前記退出部が、N個の前記退出部のうち前記X方向第1側から(M+1)番目に配置され、
前記第1側Y方向経路と前記第2側Y方向経路との間の前記Y方向経路間領域の前記X方向の長さをD1として、
前記補助Y方向経路は、前記第1側Y方向経路に対して前記X方向第2側に、
距離K=D1×{(N-M)/N}
に応じた距離の位置に設定されている、請求項6に記載の物品仕分け設備。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の搬送車が物品を搬送する物品仕分け設備に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
物流倉庫等において複数の搬送車が物品を搬送する物品仕分け設備が知られている。例えば、特開2020-100482号公報(特許文献1)には、複数の供給部(90)から複数の受入部(80)に、複数の搬送車(V)が物品を搬送する物品仕分け設備が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-100482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の物品仕分け設備では、搬送車が供給部から受入部に向かう時に複数の搬送車の経路が交差する場合がある。このような場合には、複数の搬送車が同じ交差点を同時に通行することができないため、一方の搬送車を走行させて他方の搬送車を待機させる必要がある。そして、このような搬送車の待機が渋滞を発生させやすい位置や経路で多く起こると、搬送効率が低下するという問題があった。
【0005】
そこで、搬送車による物品の搬送効率が低下し難い物品仕分け設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る物品仕分け設備は、複数の搬送車のそれぞれがフロアを走行して物品を搬送することにより前記物品の仕分けを行う物品仕分け設備であって、前記搬送車に前記物品を供給する供給部と、前記搬送車から前記物品を受け入れる受入部と、を備え、前記フロアに沿う方向のうちの特定の方向をY方向とし、前記フロアに沿う方向のうちの前記Y方向に直交する方向をX方向とし、前記Y方向の一方側をY方向第1側とし、前記Y方向の他方側をY方向第2側とし、前記X方向の一方側をX方向第1側とし、前記X方向の他方側をX方向第2側として、前記フロアには、前記Y方向及び前記X方向に広がりを有する接続エリアが設定され、前記供給部で前記物品が供給された前記搬送車が前記接続エリアに進入する場所である複数の進入部が、前記接続エリアの前記Y方向第1側において、互いに前記X方向に並ぶように配置され、前記受入部へ向かう前記搬送車が前記接続エリアから退出する場所である複数の退出部が、前記接続エリアの前記Y方向第2側において、互いに前記X方向に並ぶように配置され、前記接続エリアには、前記Y方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるY方向経路が、前記X方向に前記進入部と同数並ぶように設定されていると共に、前記X方向に沿って走行する前記搬送車の経路であるX方向経路が、前記Y方向に複数並ぶように設定され、前記X方向に互いに隣接する一対の前記Y方向経路の間の領域をY方向経路間領域として、複数の前記Y方向経路間領域の少なくとも1つに、前記搬送車が前記Y方向に走行する補助Y方向経路が設定され、前記補助Y方向経路は、前記X方向に隣接する一対の前記Y方向経路の少なくとも一方から分岐した経路である。
【0007】
本構成によれば、少なくとも1つのY方向経路を走行する搬送車の一部が補助Y方向経路を走行することになるため、当該Y方向経路を走行する搬送車の台数を減少させることができる。また、Y方向経路から分岐して補助Y方向経路へ合流するために搬送車がX方向に走行する経路を、補助Y方向経路への合流前の搬送車が待機する待機位置として機能させることができる。従って、Y方向へ向かう搬送車の渋滞を緩和することができ、搬送車による物品の搬送効率が低下し難い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施形態に係る物品仕分け設備の上面図
図1の受入エリアの正面図
図1の物品仕分け設備の制御ブロック図
図1の物品仕分け設備の第1層を示す図
図1の物品仕分け設備の第2層を示す図
図4の対応退出路を説明する図
第2の実施形態に係る物品仕分け設備の第1層を示す図
第3の実施形態に係る物品仕分け設備の上面図
図8の受入エリアの正面図
第4の実施形態に係る物品仕分け設備の上面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1の実施形態〕
以下では、第1の実施形態に係る物品仕分け設備10について、図面を参照して説明する。
【0010】
図1は、複数の搬送車20により物品Wを搬送する物品仕分け設備10の上面図である。本実施形態の物品仕分け設備10は、複数の搬送車20のそれぞれがフロアEを走行して物品Wを搬送することにより物品Wの仕分けを行う。本実施形態では、物品仕分け設備10は、フロアEと、供給部15と、受入部31と、を備える。供給部15は搬送車20に物品Wを供給するように構成される。受入部31は搬送車20から物品Wを受け入れるように構成される。本実施形態では、物品仕分け設備10は、複数の搬送車20と、フロアEと、複数の供給部15と、複数の受入部31と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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