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公開番号2025082074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195306
出願日2023-11-16
発明の名称ロールスクリーン装置
出願人セイキ住工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E06B 9/42 20060101AFI20250521BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】スクリーンの巻き上げ時に、スクリーンの巻きずれをなくしてボトムバーの傾きを防止する。
【解決手段】巻取ボックス5内に配置したスクリーン巻取軸8を操作紐2で正逆回転操作することによりスクリーン1を前記スクリーン巻取軸8に巻き取ったり該スクリーン巻取軸8から繰り出したりすることによって上げ下げするロールスクリーン装置において、前記巻取ボックス5の内部に左右のガイド部材17,17を設け、前記スクリーン1の上げ下げ時に、該スクリーン1の左右両側端部に取り付けた係止部材14,14を前記ガイド部材17,17のスリット19により摺動自在にガイドさせる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水平軸線を中心に正逆回転自在のスクリーン巻取軸、
前記スクリーン巻取軸が収容された巻取ボックス、
前記スクリーン巻取軸を回転操作するための操作紐、
前記スクリーン巻取軸に上端部を連結されて前記巻取ボックスから下向きに延出し、前記操作紐による前記スクリーン巻取軸の回転操作によって該スクリーン巻取軸に巻き取られたり該スクリーン巻取軸から繰り出されたりして上げ下げされるスクリーン、
前記スクリーンの左右両側端部にそれぞれ取り付けられた係止部材、
上げ下げされる前記スクリーンの左右両側端部に沿うように配設され、前記係止部材が摺動自在に係合するスリットを有し、上げ下げされる前記スクリーンの係止部材を前記スリットによりガイドする左右のスクリーンガイド、
前記スクリーンの下端部に取り付けられて該スクリーンと一緒に上げ下げされるボトムバー、
を有するロールスクリーン装置において、
前記巻取ボックスの内部に、前記左右のスクリーンガイドとは別体の部品からなる左右のガイド部材を、前記スクリーンの上げ下げ時に該スクリーンの左右両側端部の前記係止部材をガイドするように設けた、
ことを特徴とするロールスクリーン装置。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記ガイド部材は、前記係止部材が摺動自在に係合するスリットを有する中空の本体部と、長孔状の取付孔を有する板状の取付部とを有し、前記巻取ボックスの内部における前記左右のスクリーンガイドの上端部にそれぞれ対応する位置に、該スクリーンガイドとの間隔を調整可能なるように取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のロールスクリーン装置。
【請求項3】
前記ガイド部材の前記本体部は、前記スクリーンガイドから導出された前記係止部材が導入される底面と、前記係止部材が前記スクリーン巻取軸に向けて斜め方向に導出される上面とを有し、該上面は前記スクリーン巻取軸の方向を向くように傾斜し、前記本体部におけるスリットの上端部は、前記係止部材の導出方向に傾斜していることを特徴とする請求項1又は2に記載のロールスクリーン装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、操作紐による巻取軸の正逆回転操作により、スクリーンを該巻取軸に巻き取ったり該巻取軸から繰り出したりすることによって上げ下げするロールスクリーン装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
操作紐による巻取軸の正逆回転操作により、スクリーンを該巻取軸に巻き取ったり該巻取軸から繰り出したりすることによって上げ下げするロールスクリーン装置は、特許文献1に開示されているように公知である。
【0003】
このようなロールスクリーン装置においては、一般に、風等の作用によるスクリーンの撓みを防止するため、該スクリーンの左右両側端部に、係止部材として、ファスナーを構成する一対の噛合テープのうちの一方の噛合テープを取り付け、この噛合テープ即ち係止部材を、前記スクリーンの左右両側端部に沿うように配設されたスクリーンガイドのスリット内に摺動自在に係合させることにより、前記スクリーンの上げ下げ時(昇降時)に、該スクリーンの左右両側端部を前記スクリーンガイドにガイドさせるようにしている。
【0004】
前記公知のロールスクリーン装置において、図6に示すように、スクリーン30の上昇時に該スクリーン30及びその左右両側端部の係止部材31、31が巻取軸32に巻き取られる場合に、前記スクリーン30及び係止部材31,31が左右に位置ずれ(巻きずれ)しないで巻き取られた場合には、該スクリーン30が幅全体にわたって均等に巻き取られるため、該スクリーン30の下端のボトムバー33は、水平な姿勢を保ったまま上昇するが、通常、前記係止部材31,31の厚みはスクリーン30の厚みより大きいため、図7に示すように、前記係止部材31,31が左右方向に巻きずれした状態に巻き取られ易く、それに伴ってスクリーン全体が左右方向に巻きずれした状態に巻き取られることになる。図7は、係止部材31、31及びスクリーン30右方向に巻きずれして巻き取られた例を示している。この例の場合、スクリーン30の左側の係止部材31は右方向に無理なく巻きずれしているのに対し、右側の係止部材31は、巻取ボックス34の右側のエンドキャップ35に当接して右方向への巻きずれが制限されるため、前記スクリーン30の右半部30a側は撓んでだぶついた状態になり、該スクリーンの右半部30a側と左半部30b側とで巻径差が生じる。その結果、該スクリーン30の下端部のボトムバー33が左右に傾いた姿勢で持ち上げられることになるため、非常に見栄えが悪く、また、前記スクリーンに不規則な巻き皺が生じることで該スクリーンのて耐久性が低下するという問題があった。
このため、従来では、巻取軸の一端(ボトムバーが下がった方の端部)側に、調整シールや軸カバー等を取り付けることによって該巻取軸の直径を調整するようにしていたが、作業が面倒であるだけでなく、スクリーンの左半部と右半部との巻径差をなくして巻きずれを防止するのは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-4536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の技術的課題は、スクリーンの上昇時に係止部材が巻取軸に巻き取られる際の該スクリーンの巻きずれをなくすことにより、スクリーンの左半部と右半部との巻径差をなくし、ボトムバーが傾いて上昇したりスクリーンに巻皺が発生したりするのを防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、水平軸線を中心に正逆回転自在のスクリーン巻取軸、前記スクリーン巻取軸が収容された巻取ボックス、前記スクリーン巻取軸を回転操作するための操作紐、前記スクリーン巻取軸に上端部を連結されて前記巻取ボックスから下向きに延出し、前記操作紐による前記スクリーン巻取軸の回転操作によって該スクリーン巻取軸に巻き取られたり該スクリーン巻取軸から繰り出されたりして上げ下げされるスクリーン、前記スクリーンの左右両側端部にそれぞれ取り付けられた係止部材、上げ下げされる前記スクリーンの左右両側端部に沿うように配設され、前記係止部材が摺動自在に係合するスリットを有し、上げ下げされる前記スクリーンの係止部材を前記スリットによりガイドする左右のスクリーンガイド、前記スクリーンの下端部に取り付けられて該スクリーンと一緒に上げ下げされるボトムバー、を有するロールスクリーン装置において、
前記巻取ボックスの内部に、前記左右のスクリーンガイドとは別体の部品からなる左右のガイド部材を、前記スクリーンの上げ下げ時に該スクリーンの左右両側端部の前記係止部材をガイドするように設けたことを特徴とするものである。
【0008】
本発明において、前記ガイド部材は、前記係止部材が摺動自在に係合するスリットを有する中空の本体部と、長孔状の取付孔を有する板状の取付部とを有し、前記巻取ボックスの内部における前記左右のスクリーンガイドの上端部にそれぞれ対応する位置に、該スクリーンガイドとの間隔を調整可能なるように取り付けられていることが望ましい。
【0009】
また、本発明において、前記ガイド部材の前記本体部は、前記スクリーンガイドから導出された前記係止部材が導入される底面と、前記係止部材が前記スクリーン巻取軸に向けて斜め方向に導出される上面とを有し、該上面は前記スクリーン巻取軸の方向を向くように傾斜し、前記本体部のスリットの上端部は、前記係止部材の導出方向に傾斜していることが望ましい。
【発明の効果】
【0010】
巻取ボックスの内部に左右のガイド部材を設けたことにより、スクリーン巻取軸によるスクリーンの巻き取り時に、該スクリーンの左右両側端部の係止部材が前記左右のガイド部材にガイドされることにより左右へのぶれを制限された状態で前記スクリーン巻取軸に巻き取られるため、該係止部材の巻きずれが発生しにくく、その結果、スクリーンの巻きずれが発生しにくくなるため、該スクリーンを幅全体に渡って前記スクリーン巻取軸8に均等に巻き取ることができ、該スクリーンの巻き上げ時における可動桟の傾きや、該スクリーンに不規則な巻皺が発生するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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