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公開番号2025082656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023196136
出願日2023-11-17
発明の名称ラミネート型電池
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H01M 50/112 20210101AFI20250522BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高い体積効率を有するラミネート型電池の提供。
【解決手段】直方体状である電極体が複数積層された電極積層体と、電極積層体における各電極体を覆って封入するラミネートフィルムと、を有し、ラミネートフィルムは、電極積層体の4つの面を覆うフィルム本体と、電極積層体における複数の電極体のそれぞれの間に介在するフィルム隔壁部と、フィルム本体及びフィルム隔壁部によって形成され電極体が1つずつ収容される収容部における残りの2つの側面をそれぞれ覆う、電極体の2倍の数の蓋部材と、を有し、蓋部材は、1つの底面と4つの壁面とで構成される凹形状を有し、底面における凹形状の外側面又は凹形状の内側面が電極体の側面に相対し、且つ壁面における凹形状の外側面がフィルム本体及びフィルム隔壁部と融着されている、ラミネート型電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直方体状である電極体が複数積層された電極積層体と、前記電極積層体における各電極体を覆って封入するラミネートフィルムと、を有し、
前記ラミネートフィルムは、前記電極積層体の4つの面を覆うフィルム本体と、前記電極積層体における複数の電極体のそれぞれの間に介在するフィルム隔壁部と、前記フィルム本体及び前記フィルム隔壁部によって形成され前記電極体が1つずつ収容される収容部における残りの2つの側面をそれぞれ覆う、前記電極体の2倍の数の蓋部材と、を有し、
前記蓋部材は、1つの底面と4つの壁面とで構成される凹形状を有し、前記底面における前記凹形状の外側面又は前記凹形状の内側面が前記電極体の側面に相対し、且つ前記壁面における前記凹形状の外側面が前記フィルム本体及び前記フィルム隔壁部と融着されている、ラミネート型電池。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記蓋部材は、前記底面における前記凹形状の外側面が前記電極体の側面に相対する、請求項1に記載のラミネート型電池。
【請求項3】
前記蓋部材の前記壁面における前記凹形状の外側面と前記フィルム本体又は前記フィルム隔壁部とが融着された融着部が、前記凹形状の内側に向かって折り畳まれている、請求項2に記載のラミネート型電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ラミネート型電池に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
正極、負極、及びセパレータを有する電極体が、ラミネートフィルムによって覆われて封入されたラミネート型電池が、従来から検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、組電池の電池パックであって、ラミネートフィルムで密閉封止してなる複数の単電池と、積層された単電池を格納するケースと、単電池を並列もしくは直列に接続してケース外部と接続する組電池の正極端子及び負極端子と、ケースに格納された複数の単電池の積層最上表面から、単電池の積層方向と対向する方向にケース内に押圧する蓋部材と、所定の押圧力の位置で、蓋部材をケースに固定する固定手段とを備えた組電池の電池パック、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-058498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで従来から、電池を搭載する製品の小型化等の理由から、電池自体にも小型化が求められている。そのため、複数の電極体が積層された電極積層体がラミネートフィルムで覆われた電池においても、ラミネートフィルムが存在することで生じる空間等の体積を極力小さくし、ラミネートフィルムに封入された後の全体の大きさを小さくすることが望まれている。
【0006】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、高い体積効率を有するラミネート型電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1> 直方体状である電極体が複数積層された電極積層体と、前記電極積層体における各電極体を覆って封入するラミネートフィルムと、を有し、
前記ラミネートフィルムは、前記電極積層体の4つの面を覆うフィルム本体と、前記電極積層体における複数の電極体のそれぞれの間に介在するフィルム隔壁部と、前記フィルム本体及び前記フィルム隔壁部によって形成され前記電極体が1つずつ収容される収容部における残りの2つの側面をそれぞれ覆う、前記電極体の2倍の数の蓋部材と、を有し、
前記蓋部材は、1つの底面と4つの壁面とで構成される凹形状を有し、前記底面における前記凹形状の外側面又は前記凹形状の内側面が前記電極体の側面に相対し、且つ前記壁面における前記凹形状の外側面が前記フィルム本体及び前記フィルム隔壁部と融着されている、ラミネート型電池。
<2> 前記蓋部材は、前記底面における前記凹形状の外側面が前記電極体の側面に相対する、<1>に記載のラミネート型電池。
<3> 前記蓋部材の前記壁面における前記凹形状の外側面と前記フィルム本体又は前記フィルム隔壁部とが融着された融着部が、前記凹形状の内側に向かって折り畳まれている、<2>に記載のラミネート型電池。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、高い体積効率を有するラミネート型電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(A)は本開示の実施形態に係るラミネート型電池におけるラミネートフィルムを示す概略斜視図であり、(B)は本開示の他の実施形態に係るラミネート型電池におけるラミネートフィルムを示す概略斜視図である。
本開示の実施形態に係るラミネート型電池の変形例を示す概略側面図である。
車両の要部を示す概略平面図である。
電池モジュールの概略斜視図である。
電池モジュールの上蓋を取り除いた状態の平面図である。
電池モジュールに収容された電池セルを厚み方向から見た概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一例である実施形態について説明する。これらの説明および実施例は、実施形態を例示するものであり、発明の範囲を制限するものではない。
本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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