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公開番号
2025083559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025043254,2020177491
出願日
2025-03-18,2020-10-22
発明の名称
難燃性ウレタン樹脂組成物及びポリウレタン発泡体
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
18/18 20060101AFI20250523BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】横方向に発泡せず、かつ良好な難燃性を有するポリウレタン発泡体を製造するための難燃性ウレタン樹脂組成物を提供する。
【解決手段】ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、触媒、発泡剤、液状難燃剤を含有する難燃性ウレタン樹脂組成物であって、前記触媒が、アミン系泡化触媒を含有し、イソシアネートインデックスが150以上である、難燃性ウレタン樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、触媒、発泡剤、液状難燃剤を含有する難燃性ウレタン樹脂組成物であって、
前記触媒が、アミン系泡化触媒を含有し、
イソシアネートインデックスが150以上である、難燃性ウレタン樹脂組成物。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記アミン系泡化触媒が、分子中に窒素原子を2個以上有する、又は分子中に窒素原子及び酸素原子をそれぞれ1個以上有する、請求項1に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
【請求項3】
前記アミン系泡化触媒を、ポリオール化合物100質量部あたり2質量部以上含有する、請求項1又は2に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
【請求項4】
前記アミン系泡化触媒が、下記一般式(1)で示される芳香族アミンを含む、請求項1~3いずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
JPEG
2025083559000009.jpg
50
62
(一般式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立にアルキル基または水素原子を表す。)
【請求項5】
前記アミン系泡化触媒が、下記一般式(2)で示される第三級アミンを含む、請求項1~4いずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
JPEG
2025083559000010.jpg
19
138
(一般式(2)中、kは0~3の整数、R
11
~R
14
は、炭素数1~2の飽和炭化水素基を表す。Yは酸素原子又は-NCH
3
-を表す。X
1
、X
2
は、水素原子、水酸基、炭素数1~2のアルコキシ基、又は酸素原子を表すが、酸素原子の場合には、それぞれR
12
、R
13
に結合してモルホリン骨格を形成する。)
【請求項6】
前記アミン系泡化触媒が、下記一般式(3)で示されるグアニジン誘導体を含む、請求項1~5いずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
JPEG
2025083559000011.jpg
42
70
(一般式(3)中、R
6
、R
7
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立にアルキル基を表す。)
【請求項7】
前記触媒として三量化触媒を含有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
【請求項8】
前記発泡剤が水を含み、前記難燃性ウレタン樹脂組成物を構成するポリオール組成物において、カールフィッシャー装置で測定したときの水分率が0.1~3質量%である、請求項1~7のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
【請求項9】
芳香族ポリエステルポリオールを、ポリオール化合物100質量部あたり50質量部以上含有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
【請求項10】
吹き付け用途に用いられる、請求項1~9のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、難燃性ウレタン樹脂組成物及びポリウレタン発泡体に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリウレタン発泡体は、その優れた断熱性を利用して、マンション等の集合住宅、戸建住宅、商業ビル等の建築物の天井、屋根、壁面などの建築部材の断熱や結露防止に実用されている。ポリウレタン発泡体は、各構造物の表面に、ポリオール化合物及びポリイソシアネート化合物を含む難燃性ウレタン樹脂組成物を吹き付け、発泡及び硬化させることにより形成される。
【0003】
ポリウレタン発泡体は、軽量であるものの、有機物であるため燃えやすい。これを改善するため、難燃性の高いポリウレタン発泡体が必要とされている。ポリウレタン発泡体の難燃性を高める為の手段として、例えば、特許文献1のように、難燃性ウレタン樹脂組成物にイソシアヌレート環を形成させる方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-292949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ヌレート化度を高めたポリウレタン発泡体は、難燃性は向上するが、発泡性が悪化し、横方向、即ち厚さ方向に対し垂直な方向に発泡するいわゆる横伸びにより、施工性が悪化し、対象物に吹き付けた後、剥離が発生するなどの問題があった。
そこで本発明は、横伸びを抑制し、かつ良好な難燃性を有するポリウレタン発泡体を製造するための難燃性ウレタン樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らが上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、ポリオール化合物、触媒、発泡剤、液状難燃剤を含有する難燃性ウレタン樹脂組成物であって、前記触媒が、アミン系泡化触媒を含有し、イソシアネートインデックスが150以上である、難燃性ウレタン樹脂組成物により上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】
本発明は、下記[1]~[13]を要旨とする。
[1]ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、触媒、発泡剤、液状難燃剤を含有する難燃性ウレタン樹脂組成物であって、前記触媒が、アミン系泡化触媒を含有し、イソシアネートインデックスが150以上である、難燃性ウレタン樹脂組成物。
[2]前記アミン系泡化触媒が、分子中に窒素原子を2個以上有する、又は分子中に窒素原子及び酸素原子をそれぞれ1個以上有する、[1]に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[3]前記アミン系泡化触媒を、ポリオール化合物100質量部あたり2質量部以上含有する、[1]又は[2]に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[4]前記アミン系泡化触媒が、下記一般式(1)で示される芳香族アミンを含む、[1]~[3]いずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
JPEG
2025083559000001.jpg
50
62
(一般式(1)中、R
1
、R
2
、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立にアルキル基または水素原子を表す。)
[5]前記アミン系泡化触媒が、下記一般式(2)で示される第三級アミンを含む、[1]~[4]いずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
JPEG
2025083559000002.jpg
19
138
(一般式(2)中、kは0~3の整数、R
11
~R
14
は、炭素数1~2の飽和炭化水素基を表す。Yは酸素原子又は-NCH
3
-を表す。X
1
、X
2
は、水素原子、水酸基、炭素数1~2のアルコキシ基、又は酸素原子を表すが、酸素原子の場合には、それぞれR
12
、R
13
に結合してモルホリン骨格を形成する。)
[6]前記アミン系泡化触媒が、下記一般式(3)で示されるグアニジン誘導体を含む、[1]~[5]いずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
JPEG
2025083559000003.jpg
42
70
(一般式(3)中、R
6
、R
7
、R
8
及びR
9
は、それぞれ独立にアルキル基を表す。)
[7]前記触媒として三量化触媒を含有する、[1]~[6]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[8]前記発泡剤が水を含み、前記難燃性ウレタン樹脂組成物を構成するポリオール組成物において、カールフィッシャー装置で測定したときの水分率が0.1~3質量%である、[1]~[7]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[9]芳香族ポリエステルポリオールを、ポリオール化合物100質量部あたり50質量部以上含有する、[1]~[8]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[10]吹き付け用途に用いられる、[1]~[9]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[11]前記触媒が、ウレタン化触媒として金属触媒を含有する、[1]~[10]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[12]無機フィラーを実質的に含有しない、[1]~[11]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物。
[13][1]~[12]のいずれか1項に記載の難燃性ウレタン樹脂組成物から形成されるポリウレタン発泡体。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、横伸びを抑制し、かつ良好な難燃性を有するポリウレタン発泡体を製造するための難燃性ウレタン樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。
[難燃性ウレタン組成物]
本発明の難燃性ウレタン樹脂組成物は、ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物、触媒、発泡剤、及び液状難燃剤を含有する。
【0010】
(ポリオール化合物)
本発明の難燃性ウレタン樹脂組成物はポリウレタン発泡体の原料としてポリオール化合物を含有する。
本発明に用いるポリオール化合物としては、例えば、ポリラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、及びポリエーテルポリオール等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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