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公開番号
2025084373
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198230
出願日
2023-11-22
発明の名称
塔型構造物の塔部接続構造及び塔型構造物の組立方法
出願人
五洋建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
12/00 20060101AFI20250527BHJP(建築物)
要約
【課題】作業が煩雑なフランジ接合を用いずに効率的に組立作業を行うことができる塔型構造物の塔部接続構造及び塔型構造物の組立方法の提供。
【解決手段】塔型構造物の塔部接続構造は、下部構造体12の上端部に形成された錐台状の接続部14と、上部構造体13の下端部に形成され、接続部14の外側に被せられるテーパ筒状のスカート部15と、スカート部15の内周面と接続部14の外周面との隙間18の下端部全周を封鎖するシール部材16と、隙間18に充填されている充填材17とを備え、スカート部15と接続部14とが充填材17を介して接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の下部構造体と搭状の上部構造体とが接続される塔型構造物の塔部接続構造において、
前記下部構造体の上端部に形成された錐台状の接続部と、前記上部構造体の下端部に形成され、前記接続部の外側に被せられるテーパ筒状のスカート部と、前記スカート部の内周面と前記接続部の外周面との隙間の下端部全周を封鎖するシール部材と、前記隙間に充填されている充填材とを備え、
前記スカート部と前記接続部とが前記充填材を介して接続されていることを特徴としてなる塔型構造物の塔部接続構造。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記スカート部の内周面に多数のせん断補強部材が突設されている請求項1に記載の塔型構造物の塔部接続構造。
【請求項3】
前記接続部に内外に貫通する複数のせん断補強部材突出用開口部が周方向に間隔をおいて設けられ、
該せん断補強部材突出用開口部よりせん断補強材が突出されるとともに、該せん断補強材の基端が固定された閉鎖板によって前記せん断補強部材突出用開口部が閉鎖された請求項1又は2に記載の塔型構造物の塔部接続構造。
【請求項4】
筒状の下部構造体の上端部に搭状の上部構造体を接続する塔型構造物の組立方法において、
前記下部構造体の上端部に形成された錐台状の接続部に前記上部構造体の下端部に形成されたテーパ筒状のスカート部を被せ、該スカート部の内周面又は前記接続部の外周面に固定されたシール部材を前記スカート部の内周面と前記接続部の外周面とで挟み込むことで前記スカート部の内周面と前記接続部の外周面との隙間の下端部全周を封鎖し、
しかる後、前記隙間に充填材を充填し、前記下部構造体と前記上部構造体とを固着することを特徴としてなる塔型構造物の組立方法。
【請求項5】
前記スカート部の内周面に多数のせん断補強材を突設しておき、前記スカート部を前記接続部の外側に被せることで前記スカート部の内周面と前記接続部の外周面との隙間に前記せん断補強材を配置させる請求項4に記載の塔型構造物の組立方法。
【請求項6】
前記接続部の外周面に内外に貫通する複数のせん断補強部材突出用開口部を周方向に間隔をおいて設けておき、
前記スカート部を前記接続部の外側に被せた後、前記せん断補強部材突出用開口部に基端が閉鎖板に固定されたせん断補強部材を挿通させて、前記隙間に前記せん断補強材を突出させるとともに、前記閉鎖板で前記せん断補強部材突出用開口部を閉鎖し、
しかる後、前記隙間に充填材を充填する請求項4又は5に記載の塔型構造物の組立方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洋上風力発電装置等の基礎部と塔部とを接続する塔型構造物の塔部接続構造及び塔型構造物の組立方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境への影響や自然エネルギーの有効活用の観点から、再生可能エネルギーの利用が進められており、その中でも発電賦存量が多い風力発電が注目されている。
【0003】
特に、洋上は、陸上と比較して風力発電に適した風を得やすい環境にあり、風力発電装置を設置する環境に適していることから、近年では、洋上風力発電装置の開発並びに設置が進められている。
【0004】
この洋上風力発電装置1は、浮体式又はモノパイル等からなる着床式の下部構造体2と、下部構造体2の上端に下端が接続されるタワー状の上部構造体3と、上部構造体3の上端部に支持された風車(ナセル・ロータ)等からなる風力発電用設備4とを備えた塔型構造物となっている。
【0005】
この上部構造体3と下部構造体2との接続は、下部構造体2の上端に配置されたフランジ5と、上部構造体3の下端全周に配置されたフランジ6とを複数のボルトによって締結するフランジ接合が広く用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0006】
このような洋上風力発電装置の組立ては、図16に示すように、浮体式又はモノパイル等からなる着床式の下部構造体2を設置・安定させた後、下部構造体2の上端に大型の起重機船7やSEP船等に搭載されたクレーン8に吊り持ちさせた状態の上部構造体3の下端を接続することによって行われている。尚、図中符号9は水面である。
【0007】
その際、上部構造体3をクレーン8に吊り持ちされた状態で下部構造体2上に移動され、両フランジ5,6のボルト孔の位置を微調整しながら下部構造体2のフランジ5に上部構造体3のフランジ6を接合させ、然る後、接合させたフランジ5,6間を多数のボルトによって締結するようになっている(例えば、特許文献1、2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007―138765号公報
特開2013-19207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上述の如き従来の技術では、上部構造体と下部構造体とを連結するフランジ間を接合する際、上下のフランジに開いたボルト孔の位置をmm単位で調節する必要があり、15MW級の風車の場合、M100のボルトを200本程度使用するため、その数の分のボルト孔の位置合わせ及び締結作業は非常に煩雑であり、困難を伴うという問題があった。
【0010】
また、下部構造体が浮体式の場合には、設置領域の水深が深く、SEP船の使えない外洋において下部構造体である浮体と上部構造体を吊り持ちする作業船とがともに揺動し、上部構造体と下部構造体との相対揺動が数mとなる状況において上述のボルト孔の位置調整をする必要があることから、作業がより困難になるおそれがあり、作業が波・風がともに静穏な日に限られてしまうという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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