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公開番号
2025085043
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-04
出願番号
2023198713
出願日
2023-11-23
発明の名称
給油口開閉装置及び給油キャップ
出願人
株式会社FTS
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
B60K
15/05 20060101AFI20250528BHJP(車両一般)
要約
【課題】既存の給油装置を改造することなく、e-fuel対応車に対してe-fuel以外の燃料の給油を防止できるようにする。
【解決手段】給油口開閉装置30は、e-fuelを燃料とするe-fuel対応車Vに設けたインレットパイプ31と、インレットパイプ31の給油口32に対して着脱可能な給油キャップ40と、給油キャップ40を給油口32に対して離脱不能状態にロックするロックモードと、給油キャップ40を給油口32から取り外すことを可能にするロック解除モードとの間で切り替わるロック装置50と、e-fuel用送信機23から送信された電磁波Wを受信可能なe-fuel用受信機62と、を備え、ロック装置50は、e-fuel用受信機62が電磁波Wを受信したときにのみ、ロックモードからロック解除モードに切り替わる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けたインレットパイプと、
前記インレットパイプの給油口に対して着脱可能な給油キャップと、
前記給油キャップを前記給油口に対して離脱不能状態にロックするロックモードと、前記給油キャップを前記給油口から取り外すことを可能にするロック解除モードとの間で切り替わるロック装置と、
e-fuel用送信機から送信された電磁波を受信可能なe-fuel用受信機と、を備え、
前記ロック装置は、前記e-fuel用受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記ロックモードから前記ロック解除モードに切り替わる給油口開閉装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記給油キャップが前記給油口を閉塞する閉塞位置に取り付けられたことを検知する閉塞検知センサと、
前記閉塞検知センサの検知信号に基づき、前記ロック装置を前記ロック解除モードから前記ロックモードへ切り替える制御装置とを備えている請求項1に記載の給油口開閉装置。
【請求項3】
前記ロック装置が前記ロックモードであることを検知するロック検知センサと、
前記e-fuel対応車を始動可能モードと始動不能モードとに切り替えるECUとを備え、
前記ECUは、前記ロック装置が前記ロックモードであるときにのみ、前記e-fuel対応車を前記始動可能モードに切替可能である請求項1又は請求項2に記載の給油口開閉装置。
【請求項4】
前記e-fuel対応車がエンジン駆動モードとエンジン停止モードのいずれのモードであるかを検知するエンジンモードセンサを備え、
前記ロック装置は、前記e-fuel対応車が前記エンジン停止モードであるときにのみ、前記ロック解除モードへ移行可能である請求項1又は請求項2に記載の給油口開閉装置。
【請求項5】
e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けたインレットパイプの給油口に取り付けられる給油キャップであって、
前記給油キャップを前記給油口に対して離脱不能状態にロックするロック位置と、前記給油キャップを前記給油口から取り外すことを可能にするロック解除位置との間で変位可能な可動ロック部材と、
e-fuel用送信機から送信された電磁波を受信可能なe-fuel用受信機と、を備え、
前記可動ロック部材は、前記e-fuel用受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記ロック位置から前記ロック解除位置へ変位する給油キャップ。
【請求項6】
前記給油口の開口縁部に対して密着可能なパッキンを備え、
前記可動ロック部材が前記ロック解除位置から前記ロック位置へ変位する過程で、前記パッキンが前記開口縁部に押圧される請求項5に記載の給油キャップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給油口開閉装置及び給油キャップに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、再生可能資源由来の電気エネルギーを用いて製造されたe-fuelと称される燃料が着目されている。このe-fuelは、既存の自動車エンジンの燃料として使用することが可能であり、既存の給油設備を用いて給油を行うことも可能である。そのため、欧州では、将来的にエンジン搭載車の新車販売が禁止される方針だが、e-fuelのみを使用する車両に関しては例外的に新車販売が容認されるとされている。この場合、e-fuel対応車両にはガソリンや軽油を給油できないようにする必要がある。
【0003】
そのための手段の一例として、特許文献1には、給油ノズルの外径を油種毎に異なるものとし、所定の油種の給油ノズルのみを給油口に挿入できるようにする技術が開示されている。この技術を用いれば、e-fuel対応車両にはe-fuelだけが給油されるようにすることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-074409号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術では、油種毎に外径の異なる給油ノズルを新たに用意する必要があるため、既存の給油装置の改造が必要である。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、既存の給油装置を改造することなく、e-fuel対応車に対してe-fuel以外の燃料の給油を防止できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の開示の給油口開閉装置は、
e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けたインレットパイプと、
前記インレットパイプの給油口に対して着脱可能な給油キャップと、
前記給油キャップを前記給油口に対して離脱不能状態にロックするロックモードと、前記給油キャップを前記給油口から取り外すことを可能にするロック解除モードとの間で切り替わるロック装置と、
e-fuel用送信機から送信された電磁波を受信可能なe-fuel用受信機と、を備え、
前記ロック装置は、前記e-fuel用受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記ロックモードから前記ロック解除モードに切り替わる。
【0008】
第2の開示の給油キャップは、
e-fuelを燃料とするe-fuel対応車に設けたインレットパイプの給油口に取り付けられる給油キャップであって、
前記給油キャップを前記給油口に対して離脱不能状態にロックするロック位置と、前記給油キャップを前記給油口から取り外すことを可能にするロック解除位置との間で変位可能な可動ロック部材と、
e-fuel用送信機から送信された電磁波を受信可能なe-fuel用受信機と、を備え、
前記可動ロック部材は、前記e-fuel用受信機が前記電磁波を受信したときにのみ、前記ロック位置から前記ロック解除位置へ変位する。
【発明の効果】
【0009】
第1の開示及び第2の開示によれば、既存の給油装置を改造することなく、e-fuel対応車に対してe-fuel以外の燃料の給油を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1の誤給油防止システムを適用した給油取扱所の背面図である。
給油取扱所の平面図である。
給油口開閉装置においてロック装置がロックモードである状態をあらわす平断面図である。
給油口開閉装置においてロック装置がロック解除モードである状態をあらわす平断面図である。
給油口開閉装置においてロック装置がロックモードである状態をあらわす側断面図である。
給油口開閉装置を含む誤給油防止システムの構成をあらわすブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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