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公開番号2025116995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011613
出願日2024-01-30
発明の名称車両用リッド開閉装置
出願人株式会社FTS
代理人個人,個人
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250804BHJP(車両一般)
要約【課題】内側リッドを閉め忘れた状態でリッドを閉じる動作を行った時にも内側リッドとリッドを同時に閉じることができる車両用リッド開閉装置を提供する。
【解決手段】車両用リッド開閉装置10であって、車両の車体1の一部に形成された充電ポート50の上方を開閉するリッド20と、充電ポート50に軸支され、充電ポート50の上方を開閉可能にする内側リッド60が取付けられ、リッド20のリッド取付部31には、リッド20がその閉方向に移動された時に、内側リッド60に当接し、内側リッド60を閉じるための凹形状を含む内側リッドガイド部33が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の車体の一部に形成された凹部の開口に設けられた充電ポートの車外側を開閉するリッドと、
前記リッドに取付けられるリッド取付部及び前記リッド取付部から湾曲して延設されるアームを有するリッド取付部材と、
前記アームの前記リッド取付部側と反対側の端部近傍と係合し、前記アームを回動可能に保持すると共に、前記充電ポートを収容するための開口部が形成され、前記車体の前記開口に取付けられるボックスと、を備える車両用リッド開閉装置であって、
前記充電ポート、又は前記ボックスの前記開口部近傍には、前記充電ポート、又は前記ボックスに軸支され、前記充電ポートの上方を開閉可能にする内側リッドが取付けられ、
前記リッド取付部材の前記リッド取付部には、前記リッドがその閉方向に移動された時に、前記内側リッドに当接し、前記内側リッドを閉じるための凹形状を含む内側リッドガイド部が形成されていることを特徴とする車両用リッド開閉装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記内側リッドには、前記リッド方向に突出し、前記内側リッドガイド部に当接する突出片が形成され、前記内側リッドガイド部は、前記突出片の先端部の軌跡に沿って形成されている請求項1に記載の車両用リッド開閉装置。
【請求項3】
前記突出片は、前記内側リッドから前記リッド方向に突き出た突出部と、該突出部の先端部分から前記充電ポートの上面部に略平行に、且つ前記上面部から離れる方向に延設される平板部を備え、
前記内側リッドガイド部は、第1凹部と、前記突出片を収容する第2凹部と、前記第1凹部と前記第2凹部を連結する中間連結部を備え、前記リッドが全閉状態に至る過程において、
前記第1凹部と前記中間連結部の少なくとも一方は、前記第1凹部は前記平板部に、前記中間連結部は前記内側リッドに当接し、前記内側リッドを閉じる方向に押圧する請求項2に記載の車両用リッド開閉装置。
【請求項4】
前記内側リッドの前記充電ポート側には、前記充電ポートの壁面に当接する枠部が形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両用リッド開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等車両の車体に取付けられ、充電ポートを覆い、開閉可能なリッドを有する車両用リッド開閉装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やプラグインハイブリッド車(PHEV)のバッテリーに電気を充電する場合には、リッドを開き、急速充電ポート又は普通充電ポートに充電コネクタを差し込んで充電する。
【0003】
例えば、特許文献1には、車両に搭載された充電ポート装置が開示されている。図3は、特許文献1に開示されている技術であり、充電ポート装置110は、車両の車体(左フロントフェンダー101)の表面に形成されたポート収納凹部102と、ポート収納凹部102内に設けられた充電ポート200と、車体に取り付けられた、ポート収納凹部102を覆うリッド111と、車体に取り付けられた、リッド111を開閉可能に保持するリッドヒンジ114、及び、ポート収納凹部102内の充電ポート200に対してリッドヒンジ114と反対側に設けられた、リッド111の閉状態を保持するラッチ400を備えている。
【0004】
リッド111は、金属製のアウタパネル112とアウタパネル112の内側に取り付けられた樹脂部品113とで構成されている。リッドヒンジ114は、樹脂部品113に形成されており、ポート収納凹部102における前側に配置されている。リッドヒンジ114は、樹脂部品113の延出部の端部に形成されており、ポート収納凹部102の内部前方に揺動可能に取り付けられている。樹脂部品113には、ラッチ400と係合するキャッチ115が形成されている。
【0005】
ポート収納凹部102の中央には、充電規格CHAdeMOに対応する充電ポート200が設けられている。又、充電ポート200を塞ぐ樹脂製のキャップ300も設けられている。キャップ300は、キャップヒンジ310を介して、充電ポート200の前側に開閉可能に取り付けられている。充電ポート200の後側には、閉じられたキャップ300を保持するロック320も設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7173431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、充電ポート200を塞ぐ樹脂製のキャップ300は、充電コネクタを差し込む時に障害にならないように、充電ポート200の上面部分に対して90度を越えて開かれる必要がある。特許文献1には、リッド111及びキャップ300の開閉方法に関し記載されていないが、キャップ300を手動で開閉する場合、キャップ300が開いた状態でリッド111を閉じると、キャップ300は樹脂部品113に当たる。
【0008】
上記の通り、キャップ300は、充電ポート200の上面部分に対して90度を越えて開かれているので、キャップ300とリッド111の樹脂部品113が当たる角度によっては、キャップ300が樹脂部品113に当った後、キャップ300が、さらに開く方向に力を受ける場合がある。この場合、リッド111を閉じることができない。又、この状態でリッド111を閉じようとすると、キャップ300、キャップヒンジ310、キャップ300と充電ポート200との接続部分や樹脂部品113が変形、又は破損する可能性がある。
【0009】
したがって、本発明は、キャップが開いた状態、キャップを閉め忘れた状態でリッドを閉じる動作を行った時にもキャップとリッドを同時に閉じることができ、又、キャップ等が変形、又は破損することを防止することができる車両用リッド開閉装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車両の車体の一部に形成された凹部の開口に設けられた充電ポートの車外側を開閉するリッドと、リッドに取付けられるリッド取付部及びリッド取付部から湾曲して延設されるアームを有するリッド取付部材と、アームのリッド取付部側と反対側の端部近傍と係合し、アームを回動可能に保持すると共に、充電ポートを収容するための開口部が形成され、車体の開口に取付けられるボックスと、を備える車両用リッド開閉装置であって、充電ポート、又はボックスの開口部近傍には、充電ポート、又はボックスに軸支され、充電ポートの車外側を開閉可能にする内側リッドが取付けられ、リッド取付部材のリッド取付部には、リッドがその閉方向に移動された時に、内側リッドに当接し、内側リッドを閉じるための凹形状を含む内側リッドガイド部が形成されていることを特徴とする車両用リッド開閉装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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