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公開番号2025085175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198862
出願日2023-11-24
発明の名称苗床及び水耕栽培装置
出願人東都興業株式会社
代理人個人
主分類A01G 31/00 20180101AFI20250529BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
本発明では、ホルダと栽培シートの間の隙間に種子が入って、種子が無駄になるのを防止できる苗床及び水耕栽培装置の提供を目的とする。
【解決手段】
前記課題を解決するための手段は、上部開口部を有して内部に水Wを貯留する栽培桶2の内方に設置されたホルダ3と、ホルダ3に保持されて栽培桶2の内方に吊り下げられる栽培シート4とを備える苗床5であって、栽培シート4は、繊維製であって吸水性を有して互いに対向する一対の前側片40及び後側片41と、前側片40と後側片41の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部42と、前側片40と後側片41との間に形成されて種子10を保持可能な収容部Aとを有し、ホルダ3は、板状のプレート部30と、プレート部30に設けられて栽培シート4に面接触して栽培シート4を着脱自在に保持する面ファスナー32とを有する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
上部開口部を有して内部に水を貯留する栽培桶の内方に設置されたホルダと、前記ホルダに保持されて前記栽培桶の内方に吊り下げられる栽培シートとを備える苗床であって、
前記栽培シートは、繊維製であって吸水性を有して互いに対向する一対の前側片及び後側片と、前記前側片と前記後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部と、前記前側片と前記後側片との間に形成されて種子を保持可能な収容部とを有し、
前記ホルダは、板状のプレート部と、前記プレート部に設けられて前記栽培シートに面接触して前記栽培シートを着脱自在に保持する保持テープとを有する
ことを特徴とする苗床。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記前側片と前記後側片は、正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚のシートを前記切り込みに沿って二つ折りにすることで形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の苗床。
【請求項3】
前記保持テープが面ファスナーである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の苗床。
【請求項4】
請求項1に記載の苗床と、前記栽培シートの前記収容部に播種可能な播種装置とを備える水耕栽培装置であって、
前記後側片の上端が前記前側片の上端よりも上方に位置し、
前記保持テープが前記前側片の前側面の上端側に面接触しており、
前記収容部は、前記接合部と前記前側片と前記後側片との間に形成されており、
前記播種装置は、前記栽培桶の上端面に沿ってスライド可能に載置され前記収容部と対向可能な投入孔が設けられた投入板を有し、
前記投入板が前記後側片の上端に前側から当接すると、前記後側片の上端が後側に向けて押し倒される
ことを特徴とする水耕栽培装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、苗床及び水耕栽培装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培装置としては、内部に水を貯留する栽培桶と、栽培桶に設置された矩形のホルダとホルダに保持されて栽培桶の内方に吊り下げられる吸水性を有する栽培シートとを有する苗床とを備え、栽培シートが、互いに対向する一対のシートと、一対のシートの上方で互いに対向する部分を幅方向に間欠的に接合することによって一対のシート間に形成されて種子を保持可能な収容部を有している。
【0003】
具体的には、ホルダは、矩形板状のプレート部と、プレート部の上端に設けられて栽培桶の向かい合う側壁の内側に形成された溝に引掛け可能な引掛け部と、プレート部の表面から突出する複数の突起とを有し、各突起を栽培シートの各シートの収容部よりも下方に設けられた複数の孔にそれぞれ挿入することで、栽培シートを保持している(特許文献1を参照)。
【0004】
そして、収容部に種子が入った栽培シートをホルダを介して栽培桶に吊り下げて、栽培シートの下端を水に浸すと、栽培シートが水を吸い上げて種子に供給するので、種子を発芽させて栽培することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-5509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような水耕栽培装置の苗床では、栽培シートとホルダが複数の突起により間欠的に連結されるため、栽培シートとホルダの間における突起間には隙間ができてしまう。
【0007】
また、栽培シートは、繊維製で柔軟性のある素材で形成されている。そのため、ホルダに保持された栽培シートの各シートの上端が弛んで、栽培シートの上端部とホルダの間にも隙間ができてしまう。
【0008】
すると、栽培シートの収容部に種子を入れる際に、種子が誤って栽培シートとホルダの間に形成される前記隙間に入ってしまう場合があり、その場合、この隙間から種子を回収するのは非常に面倒であるため、隙間に入った種子は回収できずに無駄になっていた。
【0009】
そこで、本発明は、ホルダと栽培シートの間に隙間ができない苗床と、当該苗床を備える水耕栽培装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成させるための本発明の苗床は、上部開口部を有して内部に水を貯留する栽培桶の内方に設置されたホルダと、ホルダに保持されて栽培桶の内方に吊り下げられる栽培シートとを備え、栽培シートは、繊維製であって吸水性を有して互いに対向する一対の前側片及び後側片と、前側片と後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部と、前側片と後側片との間に形成されて種子を保持可能な収容部とを有し、ホルダは、板状のプレート部と、プレート部に設けられて栽培シートに面接触して栽培シートを着脱自在に保持する保持テープとを有することを特徴とする。この構成によると、栽培シートが保持テープに面接触した状態でホルダのプレート部に貼り付くため、ホルダと栽培シートの間に隙間ができない。
(【0011】以降は省略されています)

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