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公開番号2025108886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002382
出願日2024-01-11
発明の名称排気浄化装置
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F01N 3/28 20060101AFI20250716BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】インジェクタの先端部付近とミキサとに堆積した尿素のデポジットを除去可能な排気浄化装置を提供する。
【解決手段】排気浄化装置は、排気ガスの排出経路に尿素水を噴射するインジェクタと、尿素水を排気ガスと混合するミキサと、ミキサの下流に設けられ、混合により生成されたアンモニアを用いて排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化するコンバータとを備える。ミキサは、排気浄化装置を車両の本体に取り付けた取付状態において、インジェクタよりも車両の後方に位置し、かつ、コンバータよりも車両の前方に位置する。コンバータは、取付状態において、車両の前方から後方に延びている。コンバータは、液化によりコンバータの底部に溜まった液体が車両の減速によってミキサを介してインジェクタに到達するように、取付状態において、車両の後方側の地面からの高さが車両の前方側の地面からの高さよりも高くなるように傾斜している。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
地面を走行する車両の内燃機関が排出する排気ガスを浄化する排気浄化装置であって、
前記排気ガスの排出経路に尿素水を噴射するインジェクタと、
前記インジェクタに対向した状態で前記排出経路に設けられ、噴射された前記尿素水を前記排気ガスと混合するミキサと、
前記排出経路において前記ミキサの下流に設けられ、前記混合により生成されたアンモニアを用いて前記排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化するコンバータとを備え、
前記ミキサは、前記排気浄化装置を前記車両の本体に取り付けた取付状態において、前記インジェクタよりも前記車両の後方に位置し、かつ、前記コンバータよりも前記車両の前方に位置し、
前記コンバータは、
前記取付状態において、前記車両の前方から後方に延びており、
液化により前記コンバータの底部に溜まった液体が前記車両の減速によって前記ミキサを介して前記インジェクタに到達するように、前記取付状態において、前記車両の後方側の前記地面からの高さが前記車両の前方側の前記地面からの高さよりも高くなるように傾斜している、排気浄化装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記取付状態における前記傾斜の角度は、5度以上10度以下である、請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項3】
前記取付状態において、前記コンバータによって前記窒素酸化物が還元浄化された排気ガスは、前記車両のマフラから前記車両の外に排出され、
前記ミキサと前記マフラとの間の前記コンバータの数は、1つである、請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項4】
前記コンバータは、前記ミキサ側となる第1の端部と、前記取付状態において、前記第1の端部よりも前記車両の後方側となる第2の端部とを有し、
前記排気浄化装置は、
前記ミキサが収容された第1の配管と、
前記コンバータの前記第2の端部に接続される第2の配管とをさらに備え、
前記第1の端部には、前記第1の配管と連通するための第1の開口が形成されており、
前記第2の端部には、前記第2の配管と連通するための第2の開口が形成されており、
前記取付状態において、前記第1の開口の下端は、前記第2の開口の下端よりも低い、請求項1に記載の排気浄化装置。
【請求項5】
前記車両が停止したときに前記第1の開口の下端よりも前記液体の液面高さが低くなるように、前記コンバータにおける前記第1の開口の位置と、前記取付状態における前記傾斜の角度とが設定されている、請求項4に記載の排気浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気ガスを浄化する排気浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たとえば特開2018-2039号公報(特許文献1)に開示されているように、選択還元触媒を用いて排気ガスを浄化する排気浄化装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-2039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が低負荷での走行を繰り返すと、排気浄化装置では、尿素水を噴射するインジェクタの先端部付近と、噴射された尿素水と排気ガスとを混合するミキサとに、尿素のデポジットが堆積してしまう。尿素のデポジットが堆積すると、尿素水と排気ガスとを効率よく混合できなくなる。その結果、排気ガスの浄化効率が低下してしまう。
【0005】
本開示は、上記の問題点に鑑みなされたものであっても、インジェクタの先端部付近とミキサとに堆積した尿素のデポジットを除去可能な排気浄化装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の或る局面に従うと、地面を走行する車両の内燃機関が排出する排気ガスを浄化する排気浄化装置は、排気ガスの排出経路に尿素水を噴射するインジェクタと、インジェクタに対向した状態で排出経路に設けられ、噴射された尿素水を排気ガスと混合するミキサと、排出経路においてミキサの下流に設けられ、混合により生成されたアンモニアを用いて排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化するコンバータとを備える。ミキサは、排気浄化装置を車両の本体に取り付けた取付状態において、インジェクタよりも車両の後方に位置し、かつ、コンバータよりも車両の前方に位置する。コンバータは、取付状態において、車両の前方から後方に延びている。コンバータは、液化によりコンバータの底部に溜まった液体が車両の減速によってミキサを介してインジェクタに到達するように、取付状態において、車両の後方側の地面からの高さが車両の前方側の地面からの高さよりも高くなるように傾斜している。
【0007】
好ましくは、取付状態における傾斜の角度は、5度以上10度以下である。
好ましくは、取付状態において、コンバータによって窒素酸化物が還元浄化された排気ガスは、車両のマフラから車両の外に排出される。ミキサとマフラとの間のコンバータの数は、1つである。
【0008】
好ましくは、コンバータは、ミキサ側となる第1の端部と、取付状態において、第1の端部よりも車両の後方側となる第2の端部とを有する。排気浄化装置は、ミキサが収容された第1の配管と、コンバータの第2の端部に接続される第2の配管とをさらに備える。第1の端部には、第1の配管と連通するための第1の開口が形成されている。第2の端部には、第2の配管と連通するための第2の開口が形成されている。取付状態において、第1の開口の下端は、第2の開口の下端よりも低い。
【0009】
好ましくは、車両が停止したときに第1の開口の下端よりも液体の液面高さが低くなるように、コンバータにおける第1の開口の位置と、取付状態における傾斜の角度とが設定されている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、インジェクタの先端部付近とミキサとに堆積した尿素のデポジットを除去可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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