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公開番号2025108934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002490
出願日2024-01-11
発明の名称圧縮機
出願人株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人ぱてな
主分類F04B 39/00 20060101AFI20250716BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】取付足に装着される防振部材の弾性体の熱劣化を抑制することができる圧縮機を提供する。
【解決手段】流体を圧縮する圧縮部3と、圧縮部3を収容するハウジング1と、ハウジング1の外面から突出し、取付孔31を有する取付足25と、取付孔31に装着される防振部材41と、を備える。防振部材41は、取付孔31の内周面31aに保持される外筒43と、外筒43の内側に配置され、取付足25を取付対象91に締結するための締結部材93が挿通される内筒45と、外筒43と内筒45との間に配置されて両者を連結する弾性体47と、を有する。取付孔31の内周面31aと外筒43の外周面43aとの間には、取付足25から外筒43への熱伝導を抑制する熱伝導抑制部材61が配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
流体を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を収容するハウジングと、
前記ハウジングの外面から突出し、取付孔を有する取付足と、
前記取付孔に装着される防振部材と、を備え、
前記防振部材は、前記取付孔の内周面に保持される外筒と、前記外筒の内側に配置され、前記取付足を取付対象に締結するための締結部材が挿通される内筒と、前記外筒と前記内筒との間に配置されて両者を連結する弾性体と、を有し、
前記取付孔の前記内周面と前記外筒の外周面との間には、前記取付足から前記外筒への熱伝導を抑制する熱伝導抑制部材が配置されていることを特徴とする圧縮機。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記熱伝導抑制部材は、前記取付足よりも熱伝導性の低い低熱伝導材料よりなる請求項1記載の圧縮機。
【請求項3】
前記熱伝導抑制部材は環状をなしている請求項1又は2記載の圧縮機。
【請求項4】
前記熱伝導抑制部材は弧状をなし、
前記取付孔の軸方向視において、前記ハウジングの前記外面に近い近接内周面と前記近接内周面より前記外面から遠い遠隔内周面とに前記取付孔の前記内周面を二分割したとき、前記熱伝導抑制部材は前記近接内周面に配置されている請求項1又は2記載の圧縮機。
【請求項5】
前記取付足における前記取付孔の軸方向の一方の端部には、前記熱伝導抑制部材が当接する当接部が設けられている請求項1又は2記載の圧縮機。
【請求項6】
前記取付孔の軸方向視において、前記ハウジングの前記外面に近い近接内周面と前記近接内周面より前記外面から遠い遠隔内周面とに前記取付孔の前記内周面を二分割したとき、前記当接部は前記遠隔内周面に設けられている請求項5記載の圧縮機。
【請求項7】
前記熱伝導抑制部材は、前記取付孔に対して前記防振部材を弾性支持するばね構造体よりなり、
前記ばね構造体は、前記取付孔の前記内周面と前記外筒の前記外周面との少なくとも一方に対して、部分的に当接している請求項1又は2記載の圧縮機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の圧縮機が開示されている。この圧縮機は、圧縮部と、ハウジングと、取付足と、防振部材と、を備えている。
【0003】
圧縮部は流体を圧縮する。ハウジングは圧縮部を収容している。取付足は、ハウジングの外面から突出し、取付孔を有している。防振部材は、取付足の取付孔に装着される。
【0004】
防振部材は、外筒と、内筒と、弾性体と、を有している。外筒は、取付孔の内周面に保持される。内筒は、外筒の内側に配置され、取付足を取付対象に締結するための締結部材が挿通される。弾性体は、外筒と内筒との間に配置されて両者を連結している。
【0005】
この圧縮機は、防振部材の内筒に挿通した締結部材により取付足を車両等の取付対象に締結することで、車両等に固定される。そして、圧縮機の作動中においては、圧縮部で生じる振動が、取付孔に装着された防振部材の弾性体によって吸収される。その結果、この圧縮機によれば、圧縮部で生じる振動が車両の取付対象に伝達されることを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭63-98490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来の圧縮機においては、圧縮機の作動中、圧縮部で圧縮された流体が高温になるため、圧縮部を収容するハウジングを介して高温流体の熱が防振部材に伝わって、ゴム等の弾性体が熱劣化するという問題がある。例えば、熱によりゴム等の弾性体が軟化すれば、強度低下した弾性体が破断し易くなる。また、高温に長時間晒されることで弾性体が硬化すれば、防振特性が低下し易くなる。
【0008】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、取付足に装着される防振部材の弾性体の熱劣化を抑制することができる圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の圧縮機は、流体を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を収容するハウジングと、
前記ハウジングの外面から突出し、取付孔を有する取付足と、
前記取付孔に装着される防振部材と、を備え、
前記防振部材は、前記取付孔の内周面に保持される外筒と、前記外筒の内側に配置され、前記取付足を取付対象に締結するための締結部材が挿通される内筒と、前記外筒と前記内筒との間に配置されて両者を連結する弾性体と、を有し、
前記取付孔の前記内周面と前記外筒の外周面との間には、前記取付足から前記外筒への熱伝導を抑制する熱伝導抑制部材が配置されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の圧縮機では、取付足の取付孔の内周面に防振部材の外筒が保持されており、この取付孔の内周面と外筒の外周面との間に熱伝導抑制部材が配置されている。このため、熱伝導抑制部材によって、取付足から外筒への熱伝導が抑制される。その結果、取付足から外筒の内側に配置された弾性体に熱が伝わることを抑えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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