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公開番号2025087167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201627
出願日2023-11-29
発明の名称シリアル通信装置、遅延調整装置、及びシリアル通信方法
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04L 7/00 20060101AFI20250603BHJP(電気通信技術)
要約【課題】シリアル通信装置において、データ転送中にビット化けによる信号の遅延が発生した場合でも、シリアル通信のタイミング仕様を守れるようにする。
【解決手段】シリアル通信装置は、制御信号の変化点において、前記制御信号の状態を示す複数のパケットを転送するシリアル通信装置であって、受信した前記制御信号の開始タイミングの遅延量を計算する遅延量計算部と、
受信した転送データをバッファに格納するバッファ制御部と、前記バッファに格納した前記転送データを、前記遅延量に合わせて遅延させて出力させるタイミング調整部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
制御信号の変化点において、前記制御信号の状態を示す複数のパケットを転送するシリアル通信装置であって、
受信した前記制御信号の開始タイミングの遅延量を計算する遅延量計算部と、
受信した転送データをバッファに格納するバッファ制御部と、
前記バッファに格納した前記転送データを、前記遅延量に合わせて遅延させて出力させるタイミング調整部と、
を有する、シリアル通信装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記タイミング調整部は、遅延させて出力する前記転送データの終了タイミングに合わせて、前記制御信号の終了タイミングを調整する、請求項1に記載のシリアル通信装置。
【請求項3】
前記タイミング調整部は、遅延させて出力する前記転送データの終了タイミング、及び前記シリアル通信装置のタイミング仕様に基づいて、前記制御信号の終了タイミングを決定する、請求項2に記載のシリアル通信装置。
【請求項4】
前記バッファ制御部は、受信した前記転送データのうち、有効な転送データのみを前記バッファに格納する、請求項1に記載のシリアル通信装置。
【請求項5】
前記バッファ制御部は、
受信した前記転送データのデータイネーブル信号をさらに前記バッファに格納し、
前記データイネーブル信号に基づいて、受信した前記転送データのうち、有効な転送データを前記バッファに格納する、請求項4に記載のシリアル通信装置。
【請求項6】
前記遅延量計算部は、前記制御信号の開始タイミング、前記転送データの開始タイミング、及び前記シリアル通信装置のタイミング仕様に基づいて、前記遅延量を計算する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシリアル通信装置。
【請求項7】
受信した前記複数のパケットの数をカウントして、シリアル通信の品質を評価する品質監視部を有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシリアル通信装置。
【請求項8】
制御信号の変化点において、前記制御信号の状態を示す複数のパケットを転送するシリアル通信で受信した前記制御信号の開始タイミングの遅延量を計算する遅延量計算部と、
受信した転送データをバッファに格納するバッファ制御部と、
前記バッファに格納した前記転送データを、前記遅延量に合わせて遅延させて出力させるタイミング調整部と、
を有する、遅延調整装置。
【請求項9】
制御信号の変化点において、前記制御信号の状態を示す複数のパケットを転送するシリアル通信装置が、
受信した前記制御信号の開始タイミングの遅延量を計算する遅延量計算処理と、
受信した転送データをバッファに格納するバッファ制御処理と、
前記バッファに格納した前記転送データを、前記遅延量に合わせて遅延させて出力させるタイミング調整処理と、
を実行する、シリアル通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シリアル通信装置、遅延調整装置、及びシリアル通信方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
1つ以上のシリアル通信路を用いて、送信装置から受信装置に対して、データをシリアル転送するシリアル通信装置がある。また、シリアル通信装置におけるデータ転送中のビット化けによる制御信号の誤検知を低減するために、転送する制御信号の変化点において、所定の回数の特定のパケットを転送する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に開示された技術により、シリアル通信装置におけるデータ転送中のビット化けによる制御信号の誤検知を低減することができる。ただし、この方法だけでは、ビット化けによる制御信号の遅延が発生した場合、シリアル通信のタイミング仕様を守れない場合がある。
【0004】
本発明の一実施形態は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、シリアル通信装置において、データ転送中にビット化けによる信号の遅延が発生した場合でも、シリアル通信のタイミング仕様を守れるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係るシリアル通信装置は、制御信号の変化点において、前記制御信号の状態を示す複数のパケットを転送するシリアル通信装置であって、受信した前記制御信号の開始タイミングの遅延量を計算する遅延量計算部と、受信した転送データをバッファに格納するバッファ制御部と、前記バッファに格納した前記転送データを、前記遅延量に合わせて遅延させて出力させるタイミング調整部と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施形態によれば、シリアル通信装置において、データ転送中にビット化けによる信号の遅延が発生した場合でも、シリアル通信のタイミング仕様を守れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係るシリアル通信装置の構成例を示す図である。
一実施形態に係る遅延調整部がない場合の例を示す図である。
実施例1に係る遅延調整部の処理の概要について説明するための図である。
実施例1に係る遅延調整部の処理の一例を示すフローチャートである。
実施例2に係る遅延調整部の処理の概要について説明するための図である。
実施例2に係るバッファ制御部の処理の例を示すフローチャートである。
実施例3に係る遅延調整部の処理の概要について説明するための図である。
実施例3に係るタイミング調整部の処理の一例を示すフローチャートである。
実施例4に係る品質監視部の処理について説明するための図である。
一実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態(本実施形態)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<シリアル通信装置の構成>
図1は、一実施形態に係るシリアル通信装置の構成例を示す図である。シリアル通信装置1は、複数のシリアル通信ケーブル120a、120b、・・・を用いて、送信装置10から受信装置30に対して、複数のデータをシリアル転送する装置である。また、本実施形態に係るシリアル通信装置1は、受信装置30の後段に遅延調整装置40を備えている。なお、遅延調整装置40は、受信装置30が備える遅延調整回路等であってもよい。なお、以下の説明において、複数のシリアル通信ケーブル120a、120b、・・・のうち、任意のシリアル通信ケーブルを示す場合、「シリアル通信ケーブル120」を用いる。
【0009】
送信装置10は、送信制御部110、及びシリアル送信部121を備えている。送信制御部110は、送信判定部111、パケット生成部112、及びパケット送信部113を備えている。送信判定部111は、例えば制御信号A~制御信号D等の入力信号を監視し、変化した信号を記録し、「該当信号フラグ」、及び「送信パルス」を生成する。パケット生成部112は、該当信号フラグに基づいて、該当信号の特有データフォーマットのパケットデータ(DATA)を生成する。パケット送信部113は、入力信号の立ち上がりエッジ、及び立ち下りエッジのタイミングで送信判定部111から供給される送信パルスに基づいて、同じパケットデータ(DATA)を、例えば、3回(連続して)シリアル送信部121に転送する。
【0010】
シリアルインタフェースであるシリアル送信部121は、複数のレーン(LANE1、LANE2、・・・)を備えており、LANE1とシリアル通信ケーブル120aを用いて、パケットデータ(DATA)を受信装置30へ送信する。また、シリアル送信部121は、LANE2とシリアル通信ケーブル120bを用いて、画像データ(data)、及び画像データイネーブル信号deを受信装置30へ送信する。
(【0011】以降は省略されています)

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