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公開番号
2025087412
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202049
出願日
2023-11-29
発明の名称
情報処理装置およびその汚れ検出方法、水処理システム、並びに汚れ検出プログラム
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C02F
1/52 20230101AFI20250603BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】ノイズによる汚れの検出への影響を軽減する。
【解決手段】情報処理装置(1)は、フロックを形成するための凝集槽に設けられた点検窓を介して、撮影装置がフロックを撮影した汚泥画像を取得する画像取得部(101)と、複数の微小領域に区分けされた複数の汚泥画像を用いて、微小領域ごとに濃淡値の統計値を算出し、算出した統計値に基づき点検窓の汚れを検出する汚れ検出部(103)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フロックを形成するための槽に設けられた窓を介して、撮影装置が前記フロックを撮影した画像を取得する取得部と、
複数の微小領域に区分けされた複数の前記画像を用いて、前記微小領域ごとに濃淡値の統計値を算出し、前記統計値に基づき前記窓の汚れを検出する検出部と、を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記画像ごとに、前記フロックの形成状態を検出するための画像処理を行う処理部をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記検出部は、複数の前記画像を用いて、前記微小領域ごとに濃淡値の平均値を算出し、複数の前記微小領域における前記平均値の分散値を算出し、前記分散値により前記窓の透過性の汚れを検出する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検出部は、前記分散値を算出する場合に、前記複数の微小領域における前記濃淡値の平均値のうち、最大の平均値から所定数の平均値と、最小の平均値から所定数の平均値とを除外する、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記検出部は、複数の前記画像を用いて、前記微小領域ごとに濃淡値の分散値を算出し、前記分散値が閾値以下である微小領域の数により前記窓の不透過性の汚れを検出する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検出部は、前記窓の不透過性の汚れを検出した場合、前記分散値が閾値以下である微小領域の情報を表示するように表示デバイスに指示する表示指示部をさらに備える、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
固体浮遊物を凝集させる薬剤を槽内の被処理液に添加する添加装置と、
前記槽内の前記被処理液を撹拌する撹拌装置と、
前記槽内のフロックを、前記槽に設けられた窓を介して撮影する撮影装置と、
前記撮影装置が撮影した画像から、前記フロックの形成状態と前記窓の汚れとを検出する請求項2から6の何れか1項に記載の情報処理装置と、
フロックの形成状態と前記窓の汚れとに応じた前記情報処理装置からの指示に基づき、前記添加装置および前記撹拌装置の少なくとも何れかを制御する制御装置と、を含む水処理システム。
【請求項8】
前記情報処理装置が前記窓の汚れを検出した場合、前記情報処理装置は、警報を発し、前記制御装置に対する指示を、前記画像の画像処理により検出したフロックの形成状態に応じた指示から、ユーザの入力に応じた指示に変更する、請求項7に記載の水処理システム。
【請求項9】
フロックを形成するための槽に設けられた窓を介して、撮影装置が前記フロックを撮影した画像を取得する取得ステップと、
複数の微小領域に区分けされた複数の前記画像を用いて、前記微小領域ごとに濃淡値の統計値を算出し、前記統計値に基づき前記窓の汚れを検出する検出ステップと、を含む情報処理装置の汚れ検出方法。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための汚れ検出プログラムであって、前記検出部としてコンピュータを機能させるための汚れ検出プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体浮遊物を含む被処理液と撮影装置との間の窓の汚れを検出する情報処理装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
下水汚泥等の被処理液に凝集剤等の薬剤を添加して撹拌することにより固体浮遊物を凝集させてフロックを形成し、このフロックの集合体である凝集汚泥を脱水することにより、脱水汚泥を得るという技術が従来から用いられている。汚泥の脱水を安定的に行うためには、適正なサイズのフロックを形成することが必要である。そのため、フロックを形成する工程においては、形成中のフロックの状態を把握しながら、フロックのサイズを適正なサイズで維持するための制御を随時行うことが望ましい。
【0003】
フロックの状態を把握する技術の中には、フロックを撮影装置にて撮影した画像を利用する技術がある。この場合、フロックと撮影装置との間の窓が汚れていると、フロックの状態を適切に把握することが困難である。そこで、上記窓の汚れを検出し、検出した汚れを速やかに除去することが望ましい。
【0004】
フロックと撮影装置との間の窓の汚れを検出する技術が開示された文献としては、例えば下記の特許文献1および2が挙げられる。特許文献1に記載のフロック画像認識装置は、撮影装置にて撮影した画像を画素毎に、フロックと背景とに区分して画像処理を行う画像処理手段を備える。上記画像処理手段は、画像処理の開始から常にフロックを示している画素の数が、前回の画像における当該画素の数と一致し、この一致が2回連続したときに、上記窓が汚れていると判断する。また、特許文献2に記載の撮影装置の汚れ検出装置は、上記撮影装置にて撮影した複数の画像の濃度値の差分を抽出し、抽出した濃度値の差分を積算し、積算した濃度値の差分が所定値以下である領域に上記汚れが存在すると判断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-85843号公報
特開2003-259358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1および2に記載の装置は、ノイズによる汚れの検出への影響を受け易い。例えば、特許文献1の場合、窓の汚れに対応する画素がノイズにより一度でも背景と誤判断されると、上記汚れの検出が困難となる。また、特許文献2の場合、汚れを含む領域における濃淡値の差分がノイズにより一度でも大きな値となると、上記汚れの検出が困難となる。
【0007】
本発明の一態様は、ノイズによる汚れの検出への影響を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、フロックを形成するための槽に設けられた窓を介して、撮影装置が前記フロックを撮影した画像を取得する取得部と、複数の微小領域に区分けされた複数の前記画像を用いて、前記微小領域ごとに濃淡値の統計値を算出し、前記統計値に基づき前記窓の汚れを検出する検出部と、を備える。
【0009】
また、本発明の別の態様に係る情報処理装置の制御方法は、フロックを形成するための槽に設けられた窓を介して、撮影装置が前記フロックを撮影した画像を取得する取得ステップと、複数の微小領域に区分けされた複数の前記画像を用いて、前記微小領域ごとに濃淡値の統計値を算出し、前記統計値に基づき前記窓の汚れを検出する検出ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、ノイズによる汚れの検出への影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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