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公開番号2025087637
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024206935
出願日2024-11-28
発明の名称組成物、硬化性組成物、硬化物及び硬化物の製造方法
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 61/04 20060101AFI20250603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本開示は、貯蔵安定性及び低温硬化性に優れた組成物を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示は、イミダゾール化合物及び変性イミダゾール化合物の少なくとも1種を含むイミダゾール系化合物と、上記イミダゾール系化合物以外の3級アミン化合物と、を含有する組成物であって、上記3級アミン化合物は、アミノ基として3級アミノ基のみを有する第1アミン化合物、3級アミノ基と、1級アミノ基又は2級アミノ基の少なくとも一方と、を有する第2アミン化合物及び上記第2アミン化合物の誘導体である第3アミン化合物から選択される少なくとも1種を含有し、上記第1アミン化合物、上記第2アミン化合物及び上記第3アミン化合物を構成する上記第2アミン化合物の合計の含有量が、上記イミダゾール系化合物及び上記3級アミン化合物の合計100質量部中に、10質量部以上45質量部以下である、組成物を提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
イミダゾール化合物及び変性イミダゾール化合物の少なくとも1種を含むイミダゾール系化合物と、
前記イミダゾール系化合物以外の3級アミン化合物と、
を含有する組成物であって、
前記3級アミン化合物は、
アミノ基として3級アミノ基のみを有する第1アミン化合物、
3級アミノ基と、1級アミノ基又は2級アミノ基の少なくとも一方とを有する第2アミン化合物及び
前記第2アミン化合物の誘導体である第3アミン化合物
から選択される少なくとも1種を含有し、
前記第1アミン化合物、前記第2アミン化合物及び前記第3アミン化合物を構成する前記第2アミン化合物の合計の含有量が、前記イミダゾール系化合物及び前記3級アミン化合物の合計100質量部中に、10質量部以上45質量部以下である、組成物。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第1アミン化合物、前記第2アミン化合物及び前記第3アミン化合物を構成する前記第2アミン化合物の合計の含有量が、前記組成物100質量部中に、5質量部以上20質量部以下である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記イミダゾール系化合物が、変性イミダゾール化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記3級アミノ基が、ジ炭化水素アミノ基を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記ジ炭化水素アミノ基の数が、前記3級アミン化合物中に1以上5以下である、請求項3に記載の組成物。
【請求項6】
前記第1アミン化合物、前記第2アミン化合物及び前記第3アミン化合物を構成する前記第2アミン化合物が、脂肪族化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記第3アミン化合物が、前記第2アミン化合物とエポキシ化合物との反応物である、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記組成物が、フェノール樹脂を含有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記組成物が、ビスフェノールAを含有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記ビスフェノールAの含有量が、前記イミダゾール系化合物、前記3級アミン化合物の合計に対して、1ppm以上30,000ppm以下である、請求項9に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物、硬化性組成物、硬化物及び硬化物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
エポキシ化合物は、接着剤、塗料、電気絶縁材料、複合材料、土木建築材料など、様々な用途で使用されている。
また、エポキシ化合物を含む硬化性組成物に用いられる硬化剤としては、イミダゾール類、アミン類、ジシアンジアミド等のアミン系硬化剤、及び、酸無水物類、フェノール類、ヒドラジン類、グアニジン類、チオール類等の種々の硬化剤が幅広い用途に用いられている。例えば、特許文献1では、硬化剤としてチオール化合物と、アミン系硬化剤とを併用した硬化剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-043955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の硬化剤では、貯蔵安定性及び低温硬化性の両者を同時に満たすことが困難であるとの問題点があった。
【0005】
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、貯蔵安定性及び低温硬化性に優れた硬化剤として用いることができる組成物を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、鋭意検討した結果、イミダゾール系化合物に所定量の3級アミン化合物を併用することで、貯蔵安定性及び低温硬化性に優れた硬化剤として用いることができる組成物が得られることを見出した。
【0007】
すなわち、本開示は、イミダゾール化合物及び変性イミダゾール化合物の少なくとも1種を含むイミダゾール系化合物と、上記イミダゾール系化合物以外の3級アミン化合物と、を含有する組成物であって、上記3級アミン化合物は、アミノ基として3級アミノ基のみを有する第1アミン化合物、3級アミノ基と、1級アミノ基又は2級アミノ基の少なくとも一方とを有する第2アミン化合物及び上記第2アミン化合物の誘導体である第3アミン化合物から選択される少なくとも1種を含有し、上記第1アミン化合物、上記第2アミン化合物及び上記第3アミン化合物を構成する上記第2アミン化合物の合計の含有量が、上記イミダゾール系化合物及び上記3級アミン化合物の合計100質量部中に、10質量部以上45質量部以下であることを特徴とする、組成物を提供する。
【0008】
本開示によれば、イミダゾール系化合物に所定量の3級アミン化合物を併用することで貯蔵安定性及び低温硬化性に優れた硬化剤として用いることができる。
【0009】
本開示においては、上記第1アミン化合物、上記第2アミン化合物及び上記第3アミン化合物を構成する上記第2アミン化合物の合計の含有量が、上記組成物100質量部中に、5質量部以上20質量部以下であることが好ましい。上記組成物は、貯蔵安定性及び低温硬化性のバランスに優れた硬化剤として用いることができるからである。
【0010】
本開示においては、上記イミダゾール系化合物が、変性イミダゾール化合物を含むことが好ましい。上記組成物は、貯蔵安定性及び低温硬化性のバランスに優れた硬化剤として用いることができるからである。
(【0011】以降は省略されています)

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