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公開番号2025087940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2022066389
出願日2022-04-13
発明の名称樹脂添加剤組成物、樹脂組成物、樹脂構造体、および樹脂組成物の製造方法
出願人株式会社ADEKA
代理人個人
主分類C08L 101/00 20060101AFI20250604BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】合成樹脂に優れた耐候性を付与できる樹脂添加剤組成物を提供する。
【解決手段】本発明の樹脂添加剤組成物は、(B-1)ヒンダードアミン化合物と、(B-2)フェノール系酸化防止剤と、担体と、を含む、樹脂添加剤組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物と、
（Ｂ－２）フェノール系酸化防止剤と、
担体と、
を含む、樹脂添加剤組成物。
続きを表示（約 490 文字）【請求項２】
前記（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物が前記担体に吸着されている、請求項１に記載の樹脂添加剤組成物。
【請求項３】
前記（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物が下記一般式（１）で表される化合物を１種又は２種以上含む、請求項１に記載の樹脂添加剤組成物。
TIFF
2025087940000016.tif
42
153
（上記一般式（１）中、Ｒ
１
は、水素原子またはメチル基を表し、Ｒ
２
～Ｒ
５
はそれぞれ独立に炭素原子数１～６のアルキル基を表し、Ｒ
６
は炭素原子数７～２９の脂肪酸残基を表す。）
【請求項４】
（Ａ）合成樹脂と、請求項１～３のいずれか一項に記載の樹脂添加剤組成物と、を含む、樹脂組成物。
【請求項５】
請求項４記載の樹脂組成物から形成される樹脂構造体。
【請求項６】
（Ａ）合成樹脂に、請求項１～３のいずれか一項に記載の樹脂添加剤組成物を配合する工程を含む、樹脂組成物の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、樹脂添加剤組成物、樹脂組成物、樹脂構造体、および樹脂組成物の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
これまで合成樹脂に耐候性を付与するための樹脂添加剤組成物について様々な開発がなされてきた。この種の技術として、例えば、特許文献１に記載の技術が知られている。特許文献１には、特定のシリカに対して、特定のヒンダードアミン化合物を含浸させた樹脂添加剤組成物が記載されている。また、特許文献１には、この樹脂添加剤組成物が取扱性に優れ、樹脂に対して優れた耐候性を付与できるものであることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０１５／０７９８９６号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、本発明者らが検討した結果、上記特許文献１に記載の樹脂添加剤組成物は、耐候性向上性能の点で、さらなる改善の余地があることが判明した。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者らはさらに検討したところ、ヒンダードアミン化合物、フェノール系酸化防止剤および担体を含む樹脂添加剤組成物を、合成樹脂に配合することにより、合成樹脂に優れた耐候性を付与できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００６】
以下、本発明の一態様は、以下の樹脂添加剤組成物、樹脂組成物および樹脂組成物の製造方法が提供される。
１．（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物と、
（Ｂ－２）フェノール系酸化防止剤と、
担体と、
を含む、樹脂添加剤組成物。
２．前記（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物が前記担体に吸着されている、１．に記載の樹脂添加剤組成物。
３．前記（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物が下記一般式（１）で表される化合物を１種又は２種以上含む、１．または２．に記載の樹脂添加剤組成物。
TIFF
2025087940000001.tif
42
153
（上記一般式（１）中、Ｒ
１
は、水素原子またはメチル基を表し、Ｒ
２
～Ｒ
５
はそれぞれ独立に炭素原子数１～６のアルキル基を表し、Ｒ
６
は炭素原子数７～２９の脂肪酸残基を表す。）
４．（Ａ）合成樹脂と、１．～３．のいずれか一つに記載の樹脂添加剤組成物と、を含む、樹脂組成物。
５．４．記載の樹脂組成物から形成される樹脂構造体。
６．（Ａ）合成樹脂に、１．～３．のいずれか一つに記載の樹脂添加剤組成物を配合する工程を含む、樹脂組成物の製造方法。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、合成樹脂に優れた耐候性を付与できる樹脂添加剤組成物、これを用いた樹脂組成物、樹脂構造体、および樹脂組成物の製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
＜樹脂添加剤組成物＞
本実施形態の樹脂添加剤組成物について説明する。
【０００９】
本実施形態の樹脂添加剤組成物は、（Ｂ－１）ヒンダードアミン化合物と、（Ｂ－２）フェノール系酸化防止剤と、担体と、を含む。
【００１０】
本実施形態の樹脂添加剤組成物によれば、合成樹脂に優れた耐候性を付与できる。また、本実施形態の樹脂添加剤組成物は、保管時に固着（ブロッキング）が起こりにくい、すなわち、耐ブロッキング性に優れたものとなる。
（【００１１】以降は省略されています）

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