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公開番号
2025089668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204432
出願日
2023-12-04
発明の名称
移動体制御装置、移動体制御方法、及びプログラム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類
E05B
49/00 20060101AFI20250609BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】移動体のセキュリティの認証が完了した後のアラーム機能のリセットからの復帰を速やかに行うことができると共に、セキリュティ性を向上させる。
【解決手段】移動体制御装置1は、第1制御ユニット10と第2制御ユニット20を備え、第2制御ユニット20は、第1制御ユニット10との間で第2通信ライン32により認証用信号の送受信を行って、第1制御ユニット10による動力源43の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、動力源起動認証処理が完了した後は、第2通信ライン32による第1制御ユニット10との認証用信号の送受信を停止し、第1制御ユニット10は、動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を第1通信ライン31により第1所定周期で第2制御ユニット20に送信し、動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を第1通信ライン31により第2所定周期で第2制御ユニットに送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体に備えられた動力源を制御する第1制御ユニットと、
前記移動体のセキュリティに関する制御を実行する第2制御ユニットと、
前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記移動体の作動を制御するための制御信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第1通信ラインと、
を備える移動体制御装置であって、
前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可するか否かを認証するための認証用信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第2通信ラインを備え、
前記第2制御ユニットは、前記第1制御ユニットとの間で前記第2通信ラインにより前記認証用信号の送受信を行って、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、前記第2通信ラインによる前記第1制御ユニットとの前記認証用信号の送受信を停止し、
前記第1制御ユニットは、前記動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を前記第1通信ラインにより第1所定周期で前記第2制御ユニットに送信し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を前記第1通信ラインにより第2所定周期で前記第2制御ユニットに送信する
移動体制御装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記第2制御ユニットは、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証完了信号を受信する状態から、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証未完了信号を受信する状態に切り替わったときに、前記動力源起動認証処理を再度実行する
請求項1に記載の移動体制御装置。
【請求項3】
前記第2制御ユニットは、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証完了信号を直近に受信した時点から、前第2所定周期よりも長い時間に設定された判定時間以上経過するまで、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証完了信号を受信しなかったときに、前記動力源起動認証処理を再度実行する
請求項1又は請求項2に記載の移動体制御装置。
【請求項4】
移動体に備えられた動力源を制御する第1制御ユニットと、
前記移動体のセキュリティに関する制御を実行する第2制御ユニットと、
前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記移動体の作動を制御するための制御信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第1通信ラインと、
前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可するか否かを認証するための認証用信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第2通信ラインと、
を備える移動体制御装置により実行される移動体制御方法であって、
前記第2制御ユニットが、前記第1制御ユニットとの間で前記第2通信ラインにより前記認証用信号の送受信を行って、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、前記第2通信ラインによる前記第1制御ユニットとの前記認証用信号の送受信を停止するステップと、
前記第1制御ユニットが、前記動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を前記第1通信ラインにより第1所定周期で前記第2制御ユニットに送信し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を前記第1通信ラインにより第2所定周期で前記第2制御ユニットに送信するステップと、
を含む移動体制御方法。
【請求項5】
移動体に備えられた動力源を制御する第1制御ユニットと、
前記移動体のセキュリティに関する制御を実行する第2制御ユニットと、
前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記移動体の作動を制御するための制御信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第1通信ラインと、
前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可するか否かを認証するための認証用信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第2通信ラインと、
を備える移動体制御装置において、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとにより実行されるプログラムであって、
前記第2制御ユニットに、前記第1制御ユニットとの間で前記第2通信ラインにより前記認証用信号の送受信を行って、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、前記第2通信ラインによる前記第1制御ユニットとの前記認証用信号の送受信を停止する処理を実行させ、
前記第1制御ユニットに、前記動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を前記第1通信ラインにより第1所定周期で前記第2制御ユニットに送信し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を前記第1通信ラインにより第2所定周期で前記第2制御ユニットに送信する処理を実行させる
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体制御装置、移動体制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両盗難防止装置において、携帯機によるリモコン操作によりエンジン始動指令信号を受信したときに、フラグをONしてフラグの状態を記憶してから、クランキングを開始するようにした構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。上記車両盗難防止装置は、クランキングに起因する電源電圧の低下によりアラームシステムがリセットされ、その後の電源電圧の復帰時にフラグがONであったときには、アラームシステムをアラーム警戒状態とすることで、防盗性が低下することを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-279971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記車両盗難防止装置では、クランキングやバッテリー上りによる電源電圧の低下が生じる前に、セキュリティの認証が完了してアラーム解除状態(非警戒状態)となっていた場合には、電源電圧が復帰した時に、再度認証を完了させないとエンジンを始動させることができない。そのため、エンジンの始動に時間がかかるという不都合があり、また、利用者が乗車していた場合には、アラームの誤発報が行われて利用者に不安を与えてしまうという不都合がある。
本願発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、車両等の移動体のセキュリティの認証が完了した後のアラーム機能のリセットからの復帰を速やかに行うことができると共に、セキリュティ性を向上させることができる移動体制御装置、移動体制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するための第1態様として、移動体に備えられた動力源を制御する第1制御ユニットと、前記移動体のセキュリティに関する制御を実行する第2制御ユニットと、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記移動体の作動を制御するための制御信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第1通信ラインと、を備える移動体制御装置であって、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可するか否かを認証するための認証用信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第2通信ラインを備え、前記第2制御ユニットは、前記第1制御ユニットとの間で前記第2通信ラインにより前記認証用信号の送受信を行って、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、前記第2通信ラインによる前記第1制御ユニットとの前記認証用信号の送受信を停止し、前記第1制御ユニットは、前記動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を前記第1通信ラインにより第1所定周期で前記第2制御ユニットに送信し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を前記第1通信ラインにより第2所定周期で前記第2制御ユニットに送信する移動体制御装置が挙げられる。
【0006】
上記移動体制御装置において、前記第2制御ユニットは、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証完了信号を受信する状態から、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証未完了信号を受信する状態に切り替わったときに、前記動力源起動認証処理を再度実行する構成としてもよい。
【0007】
上記移動体制御装置において、前記第2制御ユニットは、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証完了信号を直近に受信した時点から、前第2所定周期よりも長い時間に設定された判定時間以上経過するまで、前記第1通信ラインにより前記第1制御ユニットから送信される前記認証完了信号を受信しなかったときに、前記動力源起動認証処理を再度実行する構成としてもよい。
【0008】
上記目的を達成するための第2態様として、移動体に備えられた動力源を制御する第1制御ユニットと、前記移動体のセキュリティに関する制御を実行する第2制御ユニットと、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記移動体の作動を制御するための制御信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第1通信ラインと、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可するか否かを認証するための認証用信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第2通信ラインと、を備える移動体制御装置により実行される移動体制御方法であって、前記第2制御ユニットが、前記第1制御ユニットとの間で前記第2通信ラインにより前記認証用信号の送受信を行って、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、前記第2通信ラインによる前記第1制御ユニットとの前記認証用信号の送受信を停止するステップと、前記第1制御ユニットが、前記動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を前記第1通信ラインにより第1所定周期で前記第2制御ユニットに送信し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を前記第1通信ラインにより第2所定周期で前記第2制御ユニットに送信するステップと、を含む移動体制御方法が挙げられる。
【0009】
上記目的を達成するための第3態様として、移動体に備えられた動力源を制御する第1制御ユニットと、前記移動体のセキュリティに関する制御を実行する第2制御ユニットと、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記移動体の作動を制御するための制御信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第1通信ラインと、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとを接続し、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可するか否かを認証するための認証用信号の前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニット間の送受信に使用される第2通信ラインと、を備える移動体制御装置において、前記第1制御ユニットと前記第2制御ユニットとにより実行されるプログラムであって、前記第2制御ユニットに、前記第1制御ユニットとの間で前記第2通信ラインにより前記認証用信号の送受信を行って、前記第1制御ユニットによる前記動力源の制御を許可する動力源起動認証処理を実行し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、前記第2通信ラインによる前記第1制御ユニットとの前記認証用信号の送受信を停止する処理を実行させ、前記第1制御ユニットに、前記動力源起動認証処理が完了する前は、認証未完了信号を前記第1通信ラインにより第1所定周期で前記第2制御ユニットに送信し、前記動力源起動認証処理が完了した後は、認証完了信号を前記第1通信ラインにより第2所定周期で前記第2制御ユニットに送信する処理を実行させるプログラムが挙げられる。
【発明の効果】
【0010】
上記移動体制御装置、移動体制御方法、及びプログラムによれば、第2制御ユニットのリセットにより第1制御ユニットと第2制御ユニット間の認証が無効となった場合に、第2通信ラインを使用して、第1制御ユニットと第2ユニット間の認証を速やかに復帰させることができる。また、第1制御ユニットと第2ユニット間の認証が完了した後は、第1通信ラインを認証用信号が伝搬することがなく、さらに、制御信号の送受信に使用される第2通信ラインを認証用信号が伝搬することがないため、認証用信号の盗み見がなされることを防止して、移動体のセキュリティ性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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