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公開番号2025090229
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205340
出願日2023-12-05
発明の名称移植機
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人個人,個人
主分類A01C 11/02 20060101AFI20250610BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】その夫々の設定値を複数段階で設定可能な複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う移植機であって、設定を迅速に行うことが可能であって且つ設定状態の全体的な把握も容易な移植機を提供することを課題とする。
【解決手段】植付の制御に関する複数の設定項目の設定値を複数段階で有段に設定する設定手段と、複数の設定項目を一括して表示するとともに、制御状態及び警報の一方又は両方を表示するモニタと、を備え、複数の設定項目の夫々の設定値は、その段数に対応させた横方向のバーメータによって個別にモニタに表示され、複数のバーメータは、その全長に対して直交する縦方向に並べられ、且つ、設定値が予め定めた標準値に設定されていることを示す表示位置と、その全長方向の一端同士及び他端同士との横方向の位置が揃えた状態で、前記モニタに表示される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
座席に着座したオペレータから目視可能なモニタと、
前記モニタを制御するとともに複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う制御部と、
複数の前記設定項目の夫々の設定値を複数段階で有段に設定することが可能な設定手段と、を備え、
複数の前記設定項目の中には、その設置値の変更可能な段数が互いに異なる少なくとも2つの前記設定項目が設けられ、
前記モニタには、植付に関する複数の前記設定項目の夫々の設定値が一括して表示され、
前記モニタにおける複数の前記設定項目を表示させる範囲を避けたその周囲には、所定の制御状態を表示する一又は複数の制御状態表示部と、所定の警報を表示する一又は複数の警報表示部との一方又は両方が配置され、
複数の前記設定項目の夫々について標準的な一の設定値である標準値が予め定められ、
前記制御部は、複数の前記設定項目毎に、その設定値を横方向のバーメータによって個別に前記モニタに表示するように構成され、
各バーメータは、その設定項目の段数に対応させた形態で前記モニタに表示され、
複数の前記バーメータは、その全長に対して直交する縦方向に並べられた状態で前記モニタに表示され、
複数の前記バーメータは、その個々の前記設定項目の設定値が標準値であることを示す表示位置である標準位置と、その全長方向の一端同士及び他端同士との横方向の位置が揃えた状態で、前記モニタに表示される
ことを特徴とする移植機。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
ビークによって苗載せ台上から掻き取る苗の量である掻取量を、前記設定項目の1つとして設け、
前記掻取量は、その標準位値よりもその値が大きくなる範囲の方が、その値が小さくなる範囲よりも細かく設定値を変更することが可能な構成とし、
前記掻取量に係る前記バーメータは、夫々の範囲での設定幅に対応した態様で前記モニタに表示される
請求項1に記載の移植機。
【請求項3】
前記設定手段は、ダイヤル操作可能であるとともにモーメンタリに押し操作可能な設定操作具であり、
前記制御部は、複数の前記設定項目から設置値の設置を行うものを対象設定項目として選択する選択モードと、前記対象設定項目の設定値の変更を行う設定モードとを切替可能に有し、
前記制御部は、
前記選択モードに切り替えられている場合、前記掻取量が暫定的に選択された状態を初期状態とし、前記設定操作具のダイヤル操作によって、複数の前記設定項目から設定したい前記設定項目を暫定的に選択する一方で、前記設定操作具の押し操作によって、その時点で暫定的に選択している前記設定項目を前記対象設定項目として前記設定モードへの切替を行うように構成され、
前記設定モードに切り替えられている場合、前記設定操作具のダイヤル操作によって、前記対象設定項目に係る設置値を変更して暫定的な設定値とする仮設定を行う一方で、前記設定操作具の押し操作によって、その時点で暫定的に設定されている設定値を、植付に反映させる設定値とする本設定を行うように構成された
請求項2に記載の移植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、その夫々の設定値を複数段階で設定可能な複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う移植機に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
座席に着座したオペレータから目視可能なモニタと、前記モニタを制御するとともに複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う制御部と、複数の前記設定項目の夫々の設定値を複数段階で有段に設定することが可能な設定手段と、を備えた移植機が公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
上記文献の移植機によれば、複数の設定項目の夫々の設定値を複数段階で設定可能になるため、適切な植付を行うことが可能になる一方で、複数の設定項目毎に、所定の切替操作(具体的には、同文献の「表示切替スイッチ」の押し操作)毎に、対象となる設定項目を切り換えて前記モニタに表示し、その夫々について設定を行うため、設定に時間が要する他、設定状態の全体的な把握もし難い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-066989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、その夫々の設定値を複数段階で設定可能な複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う移植機であって、設定を迅速に行うことが可能であって且つ設定状態の全体的な把握も容易な移植機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の移植機は、座席に着座したオペレータから目視可能なモニタと、前記モニタを制御するとともに複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う制御部と、複数の前記設定項目の夫々の設定値を複数段階で有段に設定することが可能な設定手段と、を備え、複数の前記設定項目の中には、その設置値の変更可能な段数が互いに異なる少なくとも2つの前記設定項目が設けられ、前記モニタには、植付に関する複数の前記設定項目の夫々の設定値が一括して表示され、前記モニタにおける複数の前記設定項目を表示させる範囲を避けたその周囲には、所定の制御状態を表示する一又は複数の制御状態表示部と、所定の警報を表示する一又は複数の警報表示部との一方又は両方が配置され、複数の前記設定項目の夫々について標準的な一の設定値である標準値が予め定められ、前記制御部は、複数の前記設定項目毎に、その設定値を横方向のバーメータによって個別に前記モニタに表示するように構成され、各バーメータは、その設定項目の段数に対応させた形態で前記モニタに表示され、複数の前記バーメータは、その全長に対して直交する縦方向に並べられた状態で前記モニタに表示され、複数の前記バーメータは、その個々の前記設定項目の設定値が標準値であることを示す表示位置である標準位置と、その全長方向の一端同士及び他端同士との横方向の位置が揃えた状態で、前記モニタに表示されることを特徴とする。
【0007】
ビークによって苗載せ台上から掻き取る苗の量である掻取量を、前記設定項目の1つとして設け、前記掻取量は、その標準位値よりもその値が大きくなる範囲の方が、その値が小さくなる範囲よりも細かく設定値を変更することが可能な構成とし、前記掻取量に係る前記バーメータは、夫々の範囲での設定幅に対応した態様で前記モニタに表示されるものとしてもよい。
【0008】
前記設定手段は、ダイヤル操作可能であるとともにモーメンタリに押し操作可能な設定操作具であり、前記制御部は、複数の前記設定項目から設置値の設置を行うものを対象設定項目として選択する選択モードと、前記対象設定項目の設定値の変更を行う設定モードとを切替可能に有し、前記制御部は、前記選択モードに切り替えられている場合、前記掻取量が暫定的に選択された状態を初期状態とし、前記設定操作具のダイヤル操作によって、複数の前記設定項目から設定したい前記設定項目を暫定的に選択する一方で、前記設定操作具の押し操作によって、その時点で暫定的に選択している前記設定項目を前記対象設定項目として前記設定モードへの切替を行うように構成され、前記設定モードに切り替えられている場合、前記設定操作具のダイヤル操作によって、前記対象設定項目に係る設置値を変更して暫定的な設定値とする仮設定を行う一方で、前記設定操作具の押し操作によって、その時点で暫定的に設定されている設定値を、植付に反映させる設定値とする本設定を行うように構成されたものとしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
その夫々の設定値を複数段階で設定可能な複数の設定項目に基づいて植付に関する制御を行う移植機において、複数の設定項目の夫々に係る横方向のバーメータが、縦方向に並べられ、且つ、それらのバーメータの全長方向の両端と標準位置とが互いに揃えられた状態で、モニタに表示されるので、全体的な設定状態を一見把握可能であるとともに、その表示内容を利用すれば、設定自体を迅速に行うことも可能になる。
【0010】
ビークによって苗載せ台上から掻き取る苗の量である掻取量を、前記設定項目の1つとして設け、前記掻取量は、その標準位値よりもその値が大きくなる範囲の方が、その値が小さくなる範囲よりも細かく設定値を変更することが可能な構成とし、
前記掻取量に係る前記バーメータは、夫々の範囲での設定幅に対応した態様で前記モニタに表示されるものによれば、圃場の単位面積当たりの苗の植付量を変更することが可能になる他、その変更の際、その植付量を多くする際には、細かい設定が可能になり、不要に苗の消費量が増加することが防止し、植付不良を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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