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公開番号
2025090889
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023205751
出願日
2023-12-06
発明の名称
フレキシブルディスプレイ用補強板
出願人
artience株式会社
代理人
主分類
G09F
9/00 20060101AFI20250611BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】
ねじれ方向への折り曲げを繰り返しても積層する粘着剤と剥離が起こらないフレキシブルディスプレイ用補強板を提供することを課題とする。
【解決手段】
補強板本体と、前記補強板本体の第1の面に設けられた第1の粘着剤層と、を備え、前記補強板本体の第1の面における、ISO 25178-6:2010に準拠して求めた表面性状のアスペクト比(Str)が、0.3以上である、フレキシブルディスプレイ用補強板により解決される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
補強板本体と、
前記補強板本体の第1の面に設けられた第1の粘着剤層と、を備え、
前記補強板本体の第1の面における、ISO 25178-6:2010に準拠して求めた表面性状のアスペクト比(Str)が、0.3以上である、フレキシブルディスプレイ用補強板。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記補強板本体の第1の面における算術平均高さ(Sa)が0.01μm以上である、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ用補強板。
【請求項3】
前記補強板本体の第1の面における、ISO 25178-6:2010に準拠して求めた最小自己相関長さ(Sal)が17μm以下である、請求項2記載のフレキシブルディスプレイ用補強板。
【請求項4】
前記補強板本体の材質がステンレスである、請求項3に記載のフレキシブルディスプレイ用補強板。
【請求項5】
前記補強板本体の厚みは、15μm~160μmである請求項1~4いずれか1項に記載のフレキシブルディスプレイ用補強板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フレキシブルディスプレイ用補強板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、パソコン、タブレット、スマートフォンを代表とする表示デバイスは小型化かつ表示面積拡大を両立すべく、折り畳み式(フォルダブル)や巻取り式(ローラブル)デバイスの開発が加速している。当該デバイスに組み込むフレキシブルディスプレイも、繰り返し折り曲げや巻取りの負荷に耐えうる性能が求められている。
【0003】
例えば特許文献1には、フレキシブルディスプレイの多くは、2つのフラットな表示部とそれを連結する折り曲げ部から構成される。フラット部並びに、折り曲げ部には、強度を確保するため、ステンレス等の薄板からなる補強板が用いられ、粘着剤を介して表示部や信号回路等の部品が接着されている。
そして、折り曲げ部に空洞部を形成することで補強板の折り曲げ部における接着破壊を抑制する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2023-512498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、折り曲げ部にのみ空洞を形成すると積層工程が複雑化し、コストを上昇させる原因となる。一方、コストを抑えるためにフラット部並びに折り曲げ部の全面に粘着剤層を形成すると、折り曲げを繰り返した際に粘着剤と補強板との間で剥離が起こりやすくなるという問題が生じる。特に、ローラブルといった一定方向の曲げとは異なるねじりのせん断が加わる曲げを繰り返すと、補強板と積層する粘着剤との間で剥離が起こりやすく、長期にわたり補強板からの剥離が起こらないフレキシブルディスプレイが求められている。
【0006】
本開示の課題は、ねじれ方向への折り曲げ性が良好であり上記折り曲げを繰り返しても補強板と粘着剤層の剥離が起こらないフレキシブルディスプレイ用補強板を実現できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、補強板本体と、
前記補強板本体の第1の面に設けられた第1の粘着剤層と、を備え、
前記補強板本体の第1の面における、ISO 25178-6:2010に準拠して求めた表面性状のアスペクト比(Str)が、0.3以上である、フレキシブルディスプレイ用補強板に関する。
【0008】
本開示は、前記補強板本体の第1の面における算術平均高さ(Sa)が0.01μm以上である、前記フレキシブルディスプレイ用補強板に関する。
【0009】
本開示は、前記補強板本体の第1の面における、ISO 25178-6:2010に準拠して求めた最小自己相関長さ(Sal)が17μm以下である、前記フレキシブルディスプレイ用補強板に関する。
【0010】
本開示は、前記補強板本体の材質がステンレスである、前記フレキシブルディスプレイ用補強板に関する。
(【0011】以降は省略されています)
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