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公開番号2025104702
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222692
出願日2023-12-28
発明の名称口唇閉鎖の訓練具
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類G09B 19/24 20060101AFI20250703BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】口唇閉鎖の訓練に適した訓練具を提供する。
【解決手段】スプーン10は、幼児IF等(摂食者)の口腔内に親等(食物供給者)が食物を供給する際に使用されて口唇閉鎖の訓練を行うための訓練具であり、親等が把持する柄11(把持部)と、柄11の先部から先方へ延出した掬い部12(食物供給部)と、掬い部12の下方に設けられて、掬い部12の少なくとも先部が幼児IF等の口腔内に差し入れられたときに当該幼児IF等の下顎前部JWと接して押圧し、オトガイ筋MS2の動きを抑える下顎押圧部13と、を備えることを特徴としている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
摂食者の口腔内に食物供給者が食物を供給する際に使用され、口唇閉鎖の訓練を行うための訓練具であって、
前記食物供給者が把持する把持部と、
前記把持部の先部から先方へ延出した食物供給部と、
前記食物供給部の下方に設けられて、前記食物供給部の少なくとも先部が前記摂食者の前記口腔内に差し入れられたときに当該摂食者の下顎前部と接して押圧し、当該摂食者のオトガイ筋の動きを抑える下顎押圧部と、
を備えることを特徴とする口唇閉鎖の訓練具。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記下顎押圧部は、前記オトガイ筋の起始部を押圧することを特徴とする請求項1に記載の口唇閉鎖の訓練具。
【請求項3】
前記食物供給部は、当該食物供給部の少なくとも先部が前記摂食者の前記口腔内に差し入れられたときに当該摂食者の舌の上方への動きを規制することを特徴とする請求項1に記載の口唇閉鎖の訓練具。
【請求項4】
前記食物供給部は、前記食物を溜めるための窪み部を備えた掬い部であることを特徴とする請求項1に記載の口唇閉鎖の訓練具。
【請求項5】
前記食物供給部は、櫛歯を備えた櫛歯状部であることを特徴とする請求項1に記載の口唇閉鎖の訓練具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口唇閉鎖の訓練具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
哺乳類であるヒトは、哺乳時には唇(上唇及び下唇)を乳房に密着させて舌で乳首を固定し摂乳するが、離乳期に入ると上唇はそのままで下唇を口腔側に巻き込みながら摂食嚥下する。
摂食時において下唇を口腔側へ巻き込んでしまうと、上唇を下唇側に下げ難くなることから口唇閉鎖の状態になり難い。このため、離乳期には、上唇と下唇とを閉じる口唇閉鎖の訓練を行うことが望ましい。
【0003】
特許文献1には、哺乳期から離乳期にかけての幼児が固形又は半固形の食品を摂食するための訓練をするためのスプーンが開示されている。当該スプーンは、ボウル部(掬い部)を幼児の口腔内に差し入れる際に、当該ボウル部を適切な位置に留めるための位置決め手段を備えている。特許文献1のスプーンによれば、位置決め手段によってボウル部を適切な差し入れ深さで口腔内に差し入れることができる。
【0004】
また、成人であっても、口唇閉鎖不全症(いわゆるポカン口)は口呼吸が習慣化したり、口腔が乾燥する等の問題が生じ得るため、口唇閉鎖の訓練を行うことが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3877407号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のスプーンでは、ボウル部の差し入れ長さを適切な長さにできるものの、下唇の口腔側への巻き込みを抑えることはできない。そして、下唇が口腔側に巻き込まれた状態では、上唇を下唇側に下げ難くなるために口唇閉鎖の状態になり難い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、口唇閉鎖の訓練に適した訓練具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、摂食者の口腔内に食物供給者が食物を供給する際に使用され、口唇閉鎖の訓練を行うための訓練具であって、前記食物供給者が把持する把持部と、前記把持部の先部から先方へ延出した食物供給部と、前記食物供給部の下方に設けられて、前記食物供給部の少なくとも先部が前記摂食者の前記口腔内に差し入れられたときに当該摂食者の下顎前部と接して押圧し、当該摂食者のオトガイ筋の動きを抑える下顎押圧部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、口唇閉鎖の訓練に適した訓練具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
幼児の表情筋の一部を示す図である。
第1実施形態に係るスプーンの斜視図である。
第1実施形態に係るスプーンの右側面図である。
幼児に対する食物の供給を説明する図である。
下顎押圧部の作用を説明する拡大図である。
第1実施形態に係るスプーンの平面図である。
第1実施形態に係るスプーンの底面図である。
図6のA-A線断面図である。
掬い部の拡大斜視図である。
下顎押圧部の拡大斜視図である。
(a)は下顎押圧部の作用を説明する図、(b)は掬い部の作用を説明する図である。
(a)は第2実施形態に係るスプーンを説明する右側面図、(b)は第2実施形態に係るスプーンを説明する底面図である。
第3実施形態に係るスプーンを説明する斜視図である。
(a)は第4実施形態に係るフォークの底面図、(b)は第4実施形態に係るフォークの右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<発明の完成に至った経緯>
最初に、発明者が発明の完成に至った経緯について説明する。図1は幼児IFの表情筋の一部を示す図、図2は第1実施形態に係るスプーン10(訓練具)の斜視図である。
図1に示すように、幼児IF(摂食者)の上唇LPU、及び下唇LPDの周囲には口輪筋MS1が存在する。口輪筋MS1は例えば口唇LPを前方に尖らせる働きをする筋肉である。下唇LPDの左右中央であって口輪筋MS1の下方にはオトガイ筋MS2が存在する。オトガイ筋MS2は収縮によって下唇LPDを持ち上げる作用を有しており、下唇LPDを口腔側に巻き込む際にも収縮する。オトガイ筋MS2の起始部MS2aは、下顎両側切歯とオトガイとの間、具体的には下顎両側切歯の根尖部骨の表面に存在している。
(【0011】以降は省略されています)

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