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公開番号2025111980
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005947
出願日2024-01-18
発明の名称X線厚み計
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人サクラ国際特許事務所
主分類G01B 15/02 20060101AFI20250724BHJP(測定;試験)
要約【課題】X線透過窓の汚れに起因する測定誤差を抑えることのできるX線厚み計を提供する。
【解決手段】実施形態のX線厚み計は、X線を発生可能なX線発生部と、X線発生部を収容する筐体と、筐体の壁面に配設されX線を透過可能なX線透過窓と、X線透過窓の外表面と対向して配置されX線透過窓を介して放射されたX線の線量を検出可能なX線検出部と、X線透過窓の外表面に沿って気体を噴射可能なエアパージ装置と、X線透過窓の外表面に向けて液体を噴射可能な液体パージ装置と、被測定対象物の厚みの測定前及び測定後それぞれにおいてX線検出部が検出したX線の線量に基づいて、液体パージ装置によるX線透過窓の外表面に向けた液体の噴射制御、及びエアパージ装置によるX線透過窓の外表面に沿った気体の噴射制御のうち少なくとも一方を実行する制御部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
板状の被測定対象物にX線を照射して前記被測定対象物の厚みを測定するX線厚み計であって、
前記X線を発生可能なX線発生部と、
前記X線発生部を収容する筐体と、
前記筐体の壁面に配設され前記X線を透過可能なX線透過窓と、
前記X線透過窓の外表面と対向して配置され前記X線透過窓を介して放射された前記X線の線量を検出可能なX線検出部と、
前記X線透過窓の外表面に沿って気体を噴射可能なエアパージ装置と、
前記X線透過窓の外表面に向けて液体を噴射可能な液体パージ装置と、
前記被測定対象物の厚みの測定前及び測定後それぞれにおいて前記X線検出部が検出した前記X線の線量に基づいて、前記液体パージ装置による前記X線透過窓の外表面に向けた前記液体の噴射制御、及び前記エアパージ装置による前記X線透過窓の外表面に沿った前記気体の噴射制御のうち少なくとも一方を実行する制御部と、
を備えたX線厚み計。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記被測定対象物の厚みの測定は、前記X線透過窓の外表面と前記X線検出部の間に前記被測定対象物が通過中に行うことを特徴とする請求項1記載のX線厚み計。
【請求項3】
前記制御部は、前記被測定対象物の厚みの測定前において前記X線検出部が検出した前記X線の線量と、前記被測定対象物の厚みの測定後において前記X線検出部が検出した前記X線の線量との差分値に基づいて、前記液体の噴射制御及び前記気体の噴射制御の少なくとも一方を実行すること、を特徴とする請求項1記載のX線厚み計。
【請求項4】
前記制御部は、前記液体の噴射制御の実行に次いで前記気体の噴射制御を実行することを特徴とする請求項1記載のX線厚み計。
【請求項5】
前記気体は空気であり、前記液体は水である請求項1記載のX線厚み計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、X線厚み計に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、X線を被測定対象物に照射し、X線が被測定対象物を透過する際に減衰する減衰量から被測定対象物の厚みを測定する技術が知られている。このようなX線により厚みを測定する技術は、例えば、鋼板等の圧延工程において、鋼板の板厚の測定に用いられている。
【0003】
一般に、X線厚み計は、X線発生器を収容する筐体に設けられたX線透過窓を通じて被測定対象物にX線を照射する。そのため、X線透過窓に汚れが付着すると、汚れによりX線が減衰し、測定に誤差が生じてしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平3-167493号公報
特開2004-230315公報
特開2016-200480公報
特開平7-173996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、従来のX線厚み計は、X線発生器を収容する筐体に設けられたX線透過窓に汚れが付着すると測定誤差を生じ得るという問題がある。本発明の実施形態は、X線透過窓の汚れに起因する測定誤差を抑えることのできるX線厚み計を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態のX線厚み計は、板状の被測定対象物にX線を照射して被測定対象物の厚みを測定するX線厚み計である。実施形態のX線厚み計は、X線を発生可能なX線発生部と、X線発生部を収容する筐体と、筐体の壁面に配設されX線を透過可能なX線透過窓と、X線透過窓の外表面と対向して配置されX線透過窓を介して放射されたX線の線量を検出可能なX線検出部と、X線透過窓の外表面に沿って気体を噴射可能なエアパージ装置と、X線透過窓の外表面に向けて液体を噴射可能な液体パージ装置と、被測定対象物の厚みの測定前及び測定後それぞれにおいてX線検出部が検出したX線の線量に基づいて、液体パージ装置によるX線透過窓の外表面に向けた液体の噴射制御、及びエアパージ装置によるX線透過窓の外表面に沿った気体の噴射制御のうち少なくとも一方を実行する制御部とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るX線厚み計の外観を示す図である。
実施形態に係るX線厚み計の構成を示すブロック図である。
実施形態に係るX線厚み計の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施形態の構成)
以下、図面を参照して、実施形態のX線厚み計について詳細に説明する。図1は、実施形態に係るX線厚み計1の外観を示す図である。図2は、実施形態に係るX線厚み計1の構成を示すブロック図である。
【0009】
図1に示すように、実施形態のX線厚み計1は、筐体11、X線検出器12、X線透過窓13、及びパージ装置30を備えている。
【0010】
筐体11は、X線厚み計の機能要素を収容するとともに、被測定対象物へのX線の照射を可能にする構造体である。筐体11は、X線が照射される空間Gを被測定対象物が通過可能に、被測定対象物の移動方向Tに開口して構成される。筐体11は、例えば、被測定対象物が流れる移動方向(T方向)に対して直交する一方向(M方向)に往復動可能に構成される。筐体11は、T方向に通過する被測定対象物の厚み方向の一方にX線検出器12を保持する。同様に、筐体11は、T方向に通過する被測定対象物の厚み方向の他方にX線発生器14を収容する。
(【0011】以降は省略されています)

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