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公開番号
2025121047
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016216
出願日
2024-02-06
発明の名称
ドア構造
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G07B
15/00 20110101AFI20250812BHJP(チェック装置)
要約
【課題】軽量化、薄肉化、低コスト化を実現可能で、2つの軟質材で芯材及び接続部材を被覆することで、接続部材と軟質材との間に隙間を生じさせること無く、軟質材同士を隙間無く堅牢に接着可能なドア構造を提供する。
【解決手段】一方側から他方側に亘って構築されたドア構造1で、可撓性を有する芯材3と、芯材を可動軸に接続させる接続部材4と、芯材及び接続部材を両側から被覆する2つの軟質材5a,5bとを有し、双方の軟質材には、芯材を回避した位置に、軟質材相互を接着可能な接着部7が設けられ、一方の軟質材5aには、ドア構造の一方側を横断する方向に延在し、かつ、少なくとも接続部材の一部を連続して囲むように、一方の軟質材を貫通させて構成された1つの切れ込み部8が設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の経路を開放或いは閉鎖するように、一方側から他方側に亘って構築されたドア構造であって、
前記一方側から前記他方側に沿って構成され、可撓性を有する芯材と、
前記芯材の前記一方側に固定され、前記芯材を所定の可動軸に接続させるための接続部材と、
前記芯材及び前記接続部材を両側から被覆するための2つの軟質材と、を有し、
双方の前記軟質材には、前記芯材を回避した位置において、前記軟質材相互を接着させることが可能な接着部が設けられ、
一方の前記軟質材には、前記ドア構造の前記一方側を横断する方向に延在し、かつ、少なくとも前記接続部材の一部を連続して囲むように、一方の前記軟質材を貫通させて構成された1つの切れ込み部が設けられているドア構造。
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【請求項2】
前記切れ込み部は、前記一方側から前記他方側に亘って構成された前記芯材の輪郭形状において、前記芯材の前記一方側の輪郭形状に沿って設定されている請求項1に記載のドア構造。
【請求項3】
前記切れ込み部は、
前記ドア構造の前記一方側を横断する方向に延在した第1切れ込み部と、
前記第1切れ込み部の両側に連続して設けられ、前記第1切れ込み部とは異なる方向に屈曲して延在した第2切れ込み部と、から構成されている請求項2に記載のドア構造。
【請求項4】
前記芯材の前記一方側の輪郭形状は、
前記ドア構造の前記一方側を横断する方向に延在した横断輪郭部と、
前記横断輪郭部の両側に連続して設けられ、前記ドア構造の前記一方側から前記他方側に沿って延在した側縁輪郭部と、から構成され、
前記第1切れ込み部は、前記横断輪郭部と平行に延在し、
前記第1切れ込み部の両側の前記第2切れ込み部は、前記側縁輪郭部と平行に延在している請求項3に記載のドア構造。
【請求項5】
前記第1切れ込み部の両側の前記第2切れ込み部は、互いに同一の長さに設定されている請求項3に記載のドア構造。
【請求項6】
前記ドア構造に外力が作用した際、前記接続部材を中心に前記芯材が弾性変形した状態において、前記芯材の弾性変形量に応じて、一方の前記軟質材のうち前記切れ込み部で囲まれた可変領域が、前記芯材の弾性変形方向とは反対方向に変位することで、前記軟質材相互の接着状態が一定に維持される請求項3に記載のドア構造。
【請求項7】
前記可変領域は、
一方の前記軟質材に連続している連続領域と、
一方の前記軟質材に連続していない非連続領域と、から構成され、
前記非連続領域は、前記連続領域を中心に変位可能に構成されている請求項6に記載のドア構造。
【請求項8】
前記連続領域は、前記非連側領域と一方の前記軟質材との間に構成され、
前記非連続領域は、前記第1切れ込み部、並びに、前記第1切れ込み部の両側の前記第2切れ込み部によって囲まれた領域に構成されている請求項7に記載のドア構造。
【請求項9】
2つの前記軟質材は、前記芯材よりも大きく設定され、
前記芯材を回避した位置は、前記芯材よりも大きくはみ出した部位に設定され、
前記はみ出した部位は、前記芯材の周囲を連続的に囲むように、2つの前記軟質材の周縁に沿って連続して延在している請求項1に記載のドア構造。
【請求項10】
前記接続部材は、前記芯材の前記横断輪郭部を二等分した部分に重なるように配置させる請求項4に記載のドア構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、ドア構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動改札機をはじめ各種のゲートシステムでは、所定の経路に沿って人や物などの流れを規制する手段として、例えば、フラップ式或いはスライド式のドア構造が適用されている。フラップ式ドア構造は、回転軸に回転可能に支持され、経路を開放する位置と閉鎖する位置との間で揺動させる。スライド式ドア構造は、スライド軸にスライド可能に支持され、経路を開放する位置と閉鎖する位置との間で平行移動させる。
【0003】
いずれのドア構造も、可撓性を有する芯材と、芯材を上記した回転軸やスライド軸などの可動軸に接続させるための接続部材と、芯材及び接続部材を被覆するためのスポンジ製の3つの軟質材とで構成されている。1つの軟質材は、中間層として芯材の外側を囲むように配置され、芯材の厚さと同一の厚さに設定されている。残りの2つの軟質材は、芯材の両側に配置され、上記した中間層としての軟質材の両側に接着される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-041826号公報
特開2001-307145号公報
実用新案登録第3029739号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、ドア構造の軽量化、薄肉化、低コスト化が求められている。この要求に応える方策としては、例えば、芯材を薄くすると共に、中間層としての軟質材を無くして、残りの2つの軟質材で芯材及び接続部材をその両側から被覆する方法が想定される。
【0006】
しかしながら、2つの軟質材で芯材及び接続部材を被覆する方法によれば、ドア構造の軽量化、薄肉化、低コスト化を達成することはできるが、凹凸を有する接続部材と軟質材との間に隙間(浮き)が生じ、軟質材同士を隙間無く堅牢に接着することが困難になってしまう。
【0007】
そうすると、人や物などがドア構造に接触した際の外力の大きさの程度によっては、軟質材相互の接着状態を一定に維持することが困難になり、その結果、例えば、軟質材相互が剥がれたり、更には、その軟質材の剥がれの程度によっては、ドア構造が分解したりする虞がある。
【0008】
本発明の目的は、軽量化、薄肉化、低コスト化を実現することが可能であって、2つの軟質材で芯材及び接続部材を被覆することで、接続部材と軟質材との間に隙間(浮き)を生じさせること無く、軟質材同士を隙間無く堅牢に接着することが可能なドア構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態によれば、所定の経路を開放或いは閉鎖するように、一方側から他方側に亘って構築されたドア構造であって、一方側から他方側に沿って構成され、可撓性を有する芯材と、芯材の一方側に固定され、芯材を所定の可動軸に接続させるための接続部材と、芯材及び接続部材を両側から被覆するための2つの軟質材とを有し、双方の軟質材には、芯材を回避した位置において、軟質材相互を接着させることが可能な接着部が設けられ、一方の軟質材には、ドア構造の一方側を横断する方向に延在し、かつ、少なくとも接続部材の一部を連続して囲むように、一方の軟質材を貫通させて構成された1つの切れ込み部が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係るドア構造が適用された自動改札機の斜視図。
ドア構造の平面図。
ドア構造の分解斜視図。
外力が作用した状態におけるドア構造の斜視図。
外力が作用した状態におけるドア構造の上面図。
第1変形例に係るドア構造の平面図。
第2変形例に係るドア構造の平面図。
第3変形例に係るドア構造の平面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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