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公開番号
2025091064
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2023206040
出願日
2023-12-06
発明の名称
誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器
出願人
三菱電機株式会社
,
三菱電機ホーム機器株式会社
代理人
弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類
H05B
6/12 20060101AFI20250611BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】被加熱物の加熱ムラを抑制する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器を得る。
【解決手段】被加熱物を加熱する誘導加熱コイルであって、絶縁性を有する基板と、基板の面に平行に設けられ、基板の面に垂直な軸を中心として導体が渦巻状に複数回、巻回されたパターンで構成されるコイル部とを備え、コイル部は、基板の面に平行な、中心を通る仮想的な直線であって、パターンを非対称に分割する直線である非対称軸を有する外形であり、外形は、パターンの最外周の端部を始点として最外周に沿って仮想線を引き、仮想線の終点と始点との接点に段差が生じないように、終点と始点とを結んだ仮想線によって表される図形である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被加熱物を加熱する誘導加熱コイルであって、
絶縁性を有する基板と、
前記基板の面に平行に設けられ、前記基板の面に垂直な軸を中心として導体が渦巻状に複数回、巻回されたパターンで構成されるコイル部と、を備え、
前記コイル部は、前記基板の面に平行な、前記中心を通る仮想的な直線であって、前記パターンを非対称に分割する直線である非対称軸を有する外形であり、
前記外形は、前記パターンの最外周の端部を始点として前記最外周に沿って仮想線を引き、前記仮想線の終点と前記始点との接点に段差が生じないように、前記終点と前記始点とを結んだ前記仮想線によって表される図形である、
誘導加熱コイル。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記基板は、前記被加熱物に対向する面である表面と、前記表面の反対側の面である裏面とを有し、
前記コイル部は、前記表面及び前記裏面のそれぞれに設けられている、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項3】
前記コイル部である第1のコイル部と、
前記第1のコイル部と接続され、前記第1のコイル部の内周側又は外周側に配置された第2のコイル部と、を有し、
前記第2のコイル部は、前記基板の面に垂直な軸を中心として導体が渦巻状に複数回、巻回されたパターンを有し、
前記第1のコイル部の前記パターンと前記第2のコイル部の前記パターンとは前記外形の種類が異なる、
請求項1又は2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項4】
前記表面に設けられた前記コイル部である表面コイル部と、
前記裏面に設けられた前記コイル部である裏面コイル部と、を有し、
前記表面コイル部の前記外形と前記裏面コイル部の前記外形とは図形の種類が同じであり、
前記裏面コイル部の径方向の前記導体の長さである導体幅は、前記表面コイル部の前記導体幅よりも大きい、
請求項2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項5】
前記基板は、前記被加熱物に対向する面である表面と、前記表面の反対側の面である裏面とを有し、
前記表面又は前記裏面のうち、一方の面に設けられた前記コイル部である第1のコイル部と、
前記表面又は前記裏面のうち、他方の面に設けられた第2のコイル部と、を有し、
前記第2のコイル部は、前記基板の面に垂直な軸を中心として導体が渦巻状に複数回、巻回されたパターンを有し、
前記第1のコイル部の前記外形と前記第2のコイル部の前記外形とは図形の種類が異なる、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項6】
前記コイル部の前記外形は、楕円である、
請求項1又は2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項7】
前記コイル部の前記外形は、直線部と曲線部とが組み合わされた図形である、
請求項1又は2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項8】
前記コイル部の前記外形は、多角形である、
請求項1又は2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項9】
前記コイル部の前記外形は、前記中心の周方向に沿って凸部と凹部とが交互に配置された波型の形状である、
請求項1又は2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項10】
前記導体の厚さは、前記導体の表皮効果に基づく表皮深さの1倍以上5倍以下である、
請求項1又は2に記載の誘導加熱コイル。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、被加熱物を加熱する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鍋などの被加熱物が載置される天板の下方に設けられ、被加熱物を加熱する円形状の加熱コイルを有する誘導加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。加熱コイルは、インバータ基板から供給される高周波電流により高周波磁界を発生させる。加熱コイルの下方には、加熱コイルから発生する磁束を吸収する複数のフェライトが放射状に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-328917号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された誘導加熱調理器は、被加熱物の底面の形状が、例えば、楕円など、非対称軸を有する形状である場合、加熱コイルの形状が非対称軸を有さない形状であるため、加熱コイルの形状と被加熱物の底面の形状とが異なる。この場合、被加熱物の底面の位置によって火力が異なり、加熱ムラが発生する。以下に、加熱ムラが発生する場合の具体例を説明する。
【0005】
被加熱物の底面の形状が楕円であって、楕円の長径が加熱コイルの直径よりも大きい場合、被加熱物の底面において、短径を直径とする中心付近の円の領域は加熱コイルによって加熱される。しかし、被加熱物の底面の中心付近の円の領域よりも外側は、円形状の加熱コイルからはみだしているため、加熱コイルによって加熱されない。被加熱物の中心付近の円の領域は加熱コイルによって加熱されるが、長軸方向の両端付近は加熱コイルによって加熱されないため、被加熱物に加熱ムラが生じる。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、被加熱物の加熱ムラを抑制する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る誘導加熱コイルは、被加熱物を加熱する誘導加熱コイルであって、絶縁性を有する基板と、前記基板の面に平行に設けられ、前記基板の面に垂直な軸を中心として導体が渦巻状に複数回、巻回されたパターンで構成されるコイル部と、を備え、前記コイル部は、前記基板の面に平行な、前記中心を通る仮想的な直線であって、前記パターンを非対称に分割する直線である非対称軸を有する外形であり、前記外形は、前記パターンの最外周の端部を始点として前記最外周に沿って仮想線を引き、前記仮想線の終点と前記始点との接点に段差が生じないように、前記終点と前記始点とを結んだ前記仮想線によって表される図形である。
【0008】
本開示に係る誘導加熱調理器は、上記の誘導加熱コイルを備えたものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、被加熱物の底面の形状とコイル部のパターンの外形とが一致する場合、被加熱物の底面全体がコイル部によって発熱し、被加熱物の加熱ムラを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る誘導加熱調理器100の一構成例を示す概略構成図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル300の一構成例を示す平面図である。
図2に示した誘導加熱コイル300から抜き出したコイル部11のパターンを示す図である。
実施の形態1の変形例1に係る誘導加熱コイル300の平面図である。
図4に示した誘導加熱コイル300から抜き出したコイル部11のパターンを示す図である。
実施の形態2に係る誘導加熱コイル300の一構成例を示す平面図である。
図6に示した誘導加熱コイル300から抜き出したコイル部11のパターンを示す図である。
実施の形態3に係る誘導加熱コイル300の一構成例を示す平面図である。
図8に示した誘導加熱コイル300から抜き出したコイル部11のパターンを示す図である。
実施の形態3に係る誘導加熱コイル300における磁束の流れを説明するための断面模式図である。
実施の形態3に係る誘導加熱コイル300における磁束の分布を説明するための平面図である。
比較例の誘導加熱コイル350における磁束の分布を説明するための平面図である。
図12に示した比較例の誘導加熱コイル350から抜き出したコイル部111のパターンを示す図である。
実施の形態4に係る誘導加熱コイル300の一構成例を示す平面図である。
実施の形態5に係る誘導加熱コイル300の一構成例の表面を示す平面図である。
図15に示した誘導加熱コイル300の裏面を示す平面図である。
実施の形態6に係る誘導加熱コイル300の一構成例を示す平面図である。
実施の形態6に係る誘導加熱コイル300の断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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