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公開番号2025091756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207197
出願日2023-12-07
発明の名称タイヤ
出願人TOYO TIRE株式会社
代理人個人,個人
主分類B60C 13/00 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】従来よりも、より黒色濃度が高まって高コントラスト化が図られるタイヤを提供する。
【解決手段】サイドウォール3の外表面3aの一部に、周囲とは異なる部位として視認可能な状態に設けられたパターン領域7を備え、このパターン領域7に複数の突起20が配置されており、突起20は、底面21と、底面21から最も離れた先端部22と、底面21と先端部22とをつなぐ胴部30と、を含み、胴部30は、底面21と先端部22との間に設けられ、底面21の円相当径よりも大きく当該突起20において最も円相当径が大きい横断面を有する膨大部23と、膨大部23から底面21にわたり設けられ、膨大部23から底面21に向かうにつれてその横断面の面積がしだいに小さくなる底面側胴部32と、膨大部23から先端部22にわたり設けられ、膨大部23から先端部22に向かうにつれてその横断面の面積がしだいに小さくなる先端部側胴部31と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
サイドウォールの外表面の一部に、当該一部の周囲とは異なる部位として視認可能な状態に設けられたパターン領域を備えるタイヤであって、
前記パターン領域には、当該パターン領域の表面から突出する複数の突起が配置されており、
複数の前記突起のそれぞれは、前記パターン領域の前記表面と一体の底面と、当該底面から最も離れた先端部と、前記底面と前記先端部とをつなぐ胴部と、を含み、
前記胴部は、前記底面と前記先端部との間に設けられ、前記底面の円相当径よりも大きく当該突起において最も円相当径が大きい横断面を有する膨大部と、前記膨大部から前記底面にわたり設けられ、前記膨大部から前記底面に向かうにつれてその横断面の面積がしだいに小さくなる底面側胴部と、前記膨大部から前記先端部にわたり設けられ、前記膨大部から前記先端部に向かうにつれてその横断面の面積がしだいに小さくなる先端部側胴部と、を有する、タイヤ。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記膨大部の横断面の円相当径は、前記底面の円相当径の120%以上150%以下である、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記突起は、前記底面から前記先端部までの最短距離である高さを有し、
前記突起の高さに対応する前記膨大部の高さ位置は、前記突起の高さ方向の中央から、前記底面側に前記突起の高さの15%の高さ位置と、前記突起の高さの中央から、前記先端部側に前記突起の高さの15%の高さ位置と、の間に配置されている、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項4】
複数の前記突起は、前記パターン領域において、1mm

内に2個以上の密度で配置されている、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項5】
複数の前記突起は、等間隔に直線状に配列され、その配列のピッチは、前記底面の円相当径の2.0倍以上3.0倍以下である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記突起の横断面形状は、略円形状である、請求項1または2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記先端部は、先細りの尖鋭形状を有する、請求項1または2に記載のタイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サイドウォールの外表面の一部に、例えば標章や模様等を表示するためのパターン領域を備えたタイヤに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、タイヤのサイドウォールの一部に、多数の微細な突起が集合したパターン領域を設けたタイヤが知られている(例えば、特許文献1等)。このようなパターン領域は、入射する光が突起間で反射を繰り返すことにより光の吸収作用が生じ、これにより周囲のサイドウォールの外表面よりも、より黒く視認されてコントラストが向上するものとなる。この種のパターン領域を備えることにより、そのタイヤは、例えば意匠効果や外観性の向上が図られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-1440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多数の突起による高コントラスト化は、塗装等による手段よりも経年変化が生じ難く、長期にわたってその効果が発揮されるという利点がある。そこで、従来よりも、より黒色濃度が高まって高コントラスト化が進み、意匠効果や外観性のさらなる向上が図られるような突起によるパターン領域の形成が求められてきている。
【0005】
本発明は、従来よりも、より黒色濃度が高まって高コントラスト化が図られるタイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るタイヤは、サイドウォールの外表面の一部に、当該一部の周囲とは異なる部位として視認可能な状態に設けられたパターン領域を備えるタイヤであって、前記パターン領域には、当該パターン領域の表面から突出する複数の突起が配置されており、複数の前記突起のそれぞれは、前記パターン領域の前記表面と一体の底面と、当該底面から最も離れた先端部と、前記底面と前記先端部とをつなぐ胴部と、を含み、前記胴部は、前記底面と前記先端部との間に設けられ、前記底面の円相当径よりも大きく当該突起において最も円相当径が大きい横断面を有する膨大部と、前記膨大部から前記底面にわたり設けられ、前記膨大部から前記底面に向かうにつれてその横断面の面積がしだいに小さくなる底面側胴部と、前記膨大部から前記先端部にわたり設けられ、前記膨大部から前記先端部に向かうにつれてその横断面の面積がしだいに小さくなる先端部側胴部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、従来よりも、より黒色濃度が高まって高コントラスト化が図られるタイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るタイヤの側面図である。
実施形態に係るタイヤを加硫成形するための成形金型の一例を示す断面図である。
実施形態に係るタイヤのパターン領域に複数の突起が配置された状態を示す斜視図である。
図3のIV矢視図である。
上記パターン領域に配置される複数の突起の配列パターンの他の例を示す平面図である。
実施形態に係る突起の斜視図である。
実施形態に係る隣接する一対の突起の側面図である。
実施形態に係る隣接する一対の突起の側面図であって、それら突起による光の吸収作用を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書での「略」は厳密にその状態を特定するものではなく、それらの機能や効果を達成可能な範囲で近似する状態を含むという意味である。
【0010】
図1は、実施形態に係るタイヤ1の側面図である。タイヤ1は、その内腔に所定の空気圧が充填されるいわゆる空気入りタイヤである。実施形態のタイヤ1は、軽自動車やSUV等を含む乗用車用の空気入りタイヤである。なお、実施形態のタイヤ1の構成は、例えばライトトラック、トラック、バス等の他の車種用の空気入りタイヤにも適用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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