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公開番号2025091916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207466
出願日2023-12-08
発明の名称充電装置
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力系統に電力を出力することなく、電気移動体間での電力の移動が可能な充電装置を提供する。
【解決手段】電気移動体9の蓄電池91を充電する充電装置A1において、電力系統から入力される交流電力を直流電力に変換して電気移動体9に出力する状態と、電気移動体9から入力される直流電力を交流電力に変換して電力系統に出力する状態とで切り替え可能な充放電部2と、電力系統と充放電部2とを接続する交流電力線41と、交流電力線41から分岐した分岐交流電力線42と、分岐交流電力線42が接続され、かつ、分岐交流電力線42の交流電力を出力する状態と出力しない状態とで切り替え可能な普通充電部3とを備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体の前記蓄電池を充電する充電装置であって、
電力系統から入力される交流電力を直流電力に変換して前記電気移動体に出力する状態と、前記電気移動体から入力される直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力する状態とで切り替え可能な充放電部と、
前記電力系統と前記充放電部とを接続する交流電力線と、
前記交流電力線から分岐した分岐交流電力線と、
前記分岐交流電力線が接続され、かつ、前記分岐交流電力線の交流電力を出力する状態と出力しない状態とで切り替え可能な普通充電部と、
を備えている、
充電装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記充放電部および前記普通充電部を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記充放電部に、接続された第1電気移動体から入力される直流電力を交流電力に変換させ、前記普通充電部に、前記交流電力線および前記分岐交流電力線を介して入力される交流電力を、接続された第2電気移動体に出力させるV2Vモードと、
外部から入力される指令に応じて、前記充放電部に、前記第1電気移動体の充放電を行わせるV2Gモードと、
を切り替え可能である、
請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記交流電力線の、前記分岐交流電力線との分岐点より前記電力系統側に配置された開閉器をさらに備え、
前記制御部は、前記V2Vモードにおいては前記開閉器を開放させ、前記V2Gモードにおいては前記開閉器を閉鎖させる、
請求項2に記載の充電装置。
【請求項4】
前記充放電部に入力される直流電力および前記充放電部から出力される直流電力を検出する第1電力センサと、
前記普通充電部から出力される交流電力を検出する第2電力センサと、
前記V2Vモードにおいて、前記第1電力センサが検出した直流電力に基づいて算出した対価を支払うための精算と、前記第2電力センサが検出した交流電力に基づいて算出した対価を受領するための精算とを行う精算部と、
をさらに備えている、
請求項2に記載の充電装置。
【請求項5】
前記充放電部、前記普通充電部、前記交流電力線、および前記分岐交流電力線を収容する共通の筐体をさらに備えている、
請求項1ないし4のいずれかに記載の充電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気自動車などを充電する充電装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、電気自動車の普及に伴い、電気自動車の蓄電池に充電をするための充電装置の整備が進んでいる。充電装置には、いわゆる普通充電装置と、いわゆる急速充電装置とがある。普通充電装置は、交流電力を電気自動車に出力する。電気自動車は入力された交流電力を直流電力に変換して蓄電池を充電する。急速充電装置は、交流電力を直流電力に変換して電気自動車に出力する。電気自動車は入力された直流電力で蓄電池を充電する。急速充電装置には、電気自動車の蓄電池を放電させることも可能な、いわゆる充放電装置がある。充放電装置は、電気自動車から入力される直流電力を交流電力に変換して、電力系統などに出力することができる。特許文献1には、EMS(Energy Management System)などの上位制御装置からの指示に応じて電気自動車の充放電を行う充放電装置が開示されている。
【0003】
レンタカー会社などでは、様々な車種を扱っており、需要が高い電気自動車と需要が低い電気自動車とがある。需要が高い電気自動車は利用頻度が高いので、充電の頻度が高い。一方、需要が低い電気自動車は利用頻度が低いので、当該電気自動車の蓄電池は充電率が高い状態で放置される。需要が低い電気自動車に充電された電力を有効利用するために、需要が高い電気自動車に移動させるためには、需要が低い電気自動車の蓄電池を放電させて電力系統に出力し、需要が高い電気自動車の蓄電池を充電する必要がある。この場合、電力系統を介することで、損失が発生する。また、放電が重なった場合、電力系統での系統混雑が発生する場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-205747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記した事情のもとで考え出されたものであって、電力系統に電力を出力することなく、電気移動体間での電力の移動が可能な充電装置を提供することをその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明の第1の側面によって提供される充電装置は、蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する電気移動体の前記蓄電池を充電する充電装置であって、電力系統から入力される交流電力を直流電力に変換して前記電気移動体に出力する状態と、前記電気移動体から入力される直流電力を交流電力に変換して前記電力系統に出力する状態とで切り替え可能な充放電部と、前記電力系統と前記充放電部とを接続する交流電力線と、前記交流電力線から分岐した分岐交流電力線と、前記分岐交流電力線が接続され、かつ、前記分岐交流電力線の交流電力を出力する状態と出力しない状態とで切り替え可能な普通充電部と、を備えている。
【0008】
なお、「電気移動体」は、蓄電池の電力で電動機を駆動して移動する移動体であって、いわゆる電気自動車だけでなく、ハイブリッド車なども含まれる。また、「電気移動体」は、いわゆる自動車だけでなく、二輪車、船舶、飛行機などの他の乗り物、または、無人搬送車、ドローンなどの無人移動体も含まれる。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記充放電部および前記普通充電部を制御する制御部をさらに備え、前記制御部は、前記充放電部に、接続された第1電気移動体から入力される直流電力を交流電力に変換させ、前記普通充電部に、前記交流電力線および前記分岐交流電力線を介して入力される交流電力を、接続された第2電気移動体に出力させるV2Vモードと、外部から入力される指令に応じて、前記充放電部に、前記第1電気移動体の充放電を行わせるV2Gモードと、を切り替え可能である。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記交流電力線の、前記分岐交流電力線との分岐点より前記電力系統側に配置された開閉器をさらに備え、前記制御部は、前記V2Vモードにおいては前記開閉器を開放させ、前記V2Gモードにおいては前記開閉器を閉鎖させる。
(【0011】以降は省略されています)

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