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公開番号2025082466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195806
出願日2023-11-17
発明の名称潤滑油組成物
出願人ENEOS株式会社
代理人弁理士法人セントクレスト国際特許事務所
主分類C10M 133/16 20060101AFI20250522BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】酸化劣化を高度な水準で抑制しながら、酸化による着色を高度に抑制することが可能な潤滑油組成物を提供すること。
【解決手段】潤滑油基油と、酸化防止剤とを含む潤滑油組成物であって、前記酸化防止剤が、下記一般式(1):
[化1]
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025082466000006.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">73</com:WidthMeasure> </com:Image> [式(1)中、R1、R2は、それぞれ独立に、水素原子および炭素数1~18の炭化水素基からなる群から選択される1種を示すか、あるいは、R1及びR2が一緒になって、炭素数2~18の環状構造を形成してもよい。]
で表されるホルムアミド化合物からなることを特徴とする潤滑油組成物。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
潤滑油基油と、酸化防止剤とを含む潤滑油組成物であって、
前記酸化防止剤が、下記一般式(1):
JPEG
2025082466000005.jpg
30
73
[式(1)中、R

、R

は、それぞれ独立に、水素原子および炭素数1~18の炭化水素基からなる群から選択される1種を示すか、あるいは、R

及びR

が一緒になって、炭素数2~18の環状構造を形成してもよい。]
で表されるホルムアミド化合物からなること、
を特徴とする潤滑油組成物。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記一般式(1)中のR

およびR

が、それぞれ独立に、水素原子、炭素数1~18の脂肪族炭化水素基、および、炭素数6~18の芳香族炭化水素基からなる群から選択される1種であり、かつ、前記R

およびR

のうちの少なくとも一方が水素原子以外の基であることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項3】
前記一般式(1)中のR

およびR

が、それぞれ独立に、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、ブチル基、ベンジル基、シクロヘキシル基、フェニル基、および、ナフチル基からなる群から選択される1種であり、かつ、前記R

およびR

のうちの少なくとも一方が水素原子以外の基であることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油組成物。
【請求項4】
前記ホルムアミド化合物の含有量が、前記潤滑油基油1gに対して1マイクロモル~10ミリモルであることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑油組成物に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、可動部を有する各種機械装置において、その可動部を構成する部材の摩擦および摩耗を低減し、装置の省エネルギー性および寿命を向上させるといった観点から、潤滑油組成物が利用されてきた。このような潤滑油組成物において、必須の成分となる潤滑油基油は空気と接触した場合に酸化劣化することから、その酸化劣化を抑制するために、潤滑油基油と酸化防止剤とを組み合わせて利用することが一般的である。
【0003】
このような酸化防止剤としては、一般に、フェノール系酸化防止剤やアミン系酸化防止剤が利用されている(例えば、特開2023-049434号公報(特許文献1)においては、その段落[0042]に潤滑油組成物に配合する酸化防止剤として、アミン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤が例示されており、実施例の欄において、フェノール系酸化防止剤を利用した実証例が開示されている)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-063013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1等において利用されているような従来の酸化防止剤(フェノール系酸化防止剤やアミン系酸化防止剤等)は、酸化防止性能において優れたものではあるものの、使用時に潤滑油組成物に濃い着色を生じさせてしまうという問題があった。そのため、従来の酸化防止剤を利用した潤滑油組成物では、組成物の酸化劣化を抑制しながら、着色を防止することができなかった。
【0006】
本発明は、前記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、酸化劣化を高度な水準で抑制しながら、酸化による着色を高度に抑制することが可能な潤滑油組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、潤滑油基油と、酸化防止剤とを含む潤滑油組成物において、前記酸化防止剤として下記一般式(1)で表されるホルムアミド化合物を用いることにより、酸化劣化を高度な水準で抑制しながら、酸化による着色を高度に抑制することが可能となることを見出して本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は以下の態様を提供する。
【0009】
[1]潤滑油基油と、酸化防止剤とを含む潤滑油組成物であって、
前記酸化防止剤が、下記一般式(1):
【0010】
JPEG
2025082466000001.jpg
30
73
(【0011】以降は省略されています)

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