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公開番号2025093848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2024133252
出願日2024-08-08
発明の名称電動アシスト車両に用いられる電力管理回路
出願人亞福儲能股分有限公司,APh ePower Co., Ltd.
代理人個人
主分類H02M 3/28 20060101AFI20250617BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電動アシスト車両に用いられる電力管理回路を提供する。
【解決手段】電動アシスト車両10は、電池BTと、モータMTと、電源受信端子TCと、を備える。電力管理回路100は、変圧器TRと、一次回路110と、第1、第2電力伝送回路120、130と、コントローラ140と、を備える。変圧器TRは、一次、二次巻線LP、LSを含む。一次回路110は、一次巻線LP及び電源受信端子TCに接続される。第1の電力伝送回路120は、二次巻線LS及び電池BTに接続される。第2の電力伝送回路130は、二次巻線LS、電池BT及びモータMTに接続される。コントローラ140は、第1の動作モードにおいて、一次回路110及び第1の電力伝送回路110を制御し、電池BTの電池電力を電源受信端子TCに提供する。コントローラ140は、第2の動作モードにおいて、第2の電力伝送回路130はモータMTの電力を用いて電池BTを充電する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電動アシスト車両に用いられる電力管理回路であって、
前記電動アシスト車両は、電池と、モータと、電源受信端子と、を備え、
前記電力管理回路は、
一次巻線及び二次巻線を含む変圧器と、
前記一次巻線及び前記電源受信端子に電気的に接続された一次回路と、
前記二次巻線及び前記電池に電気的に接続された第1の電力伝送回路と、
前記二次巻線、前記電池及び前記モータに電気的に接続された第2の電力伝送回路と、
前記一次回路、前記第1の電力伝送回路及び第2の電力伝送回路に電気的に接続されたコントローラであって、
第1の動作モードにおいて、前記一次回路及び前記第1の電力伝送回路を制御することにより、前記電池の電池電力を前記電源受信端子に提供し、且つ
第2の動作モードにおいて、前記第2の電力伝送回路を制御し、前記第2の電力伝送回路は前記モータの電力を用いて前記電池を充電する、
ように構成された前記コントローラと、
を備える、電力管理回路。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記コントローラは、第3の動作モードにおいて、前記第1の電力伝送回路及び第2の電力伝送回路を制御することにより、前記電池電力を用いて前記モータを駆動する、
請求項1に記載の電力管理回路。
【請求項3】
前記コントローラは、第4の動作モードにおいて、前記一次回路を制御し、前記一次回路は前記電源受信端子に位置する直流電力を前記電池に提供する、
請求項2に記載の電力管理回路。
【請求項4】
前記一次回路は、
第1の電源スイッチであって、前記第1の電源スイッチの第1の端子は前記電源受信端子に電気的に接続され、前記第1の電源スイッチの制御端子は前記コントローラに電気的に接続された、第1の電源スイッチと、
第2の電源スイッチであって、前記第2の電源スイッチの第1の端子は前記一次巻線の第1の端子に電気的に接続され、前記第2の電源スイッチの第2の端子は第1の電源スイッチの第2の端子に電気的に接続され、前記第2の電源スイッチの制御端子は前記コントローラに電気的に接続された、第2の電源スイッチと、
入力コンデンサであって、前記入力コンデンサの第1の端子は前記電源受信端子に電気的に接続され、前記入力コンデンサの第2の端子は前記一次巻線の第2の端子及び基準電圧端子に電気的に接続された、入力コンデンサと、
を備える、請求項1に記載の電力管理回路。
【請求項5】
前記第1の電力伝送回路は、
第1のコンデンサであって、前記第1のコンデンサの第1の端子は前記二次巻線の第1の端子及び前記電池の正極に電気的に接続され、前記第1のコンデンサの第2の端子は前記電池の負極に電気的に接続された、第1のコンデンサと、
第3の電源スイッチであって、前記第3の電源スイッチの第1の端子は前記第1のコンデンサの第2の端子及び前記電池の負極に電気的に接続され、前記第3の電源スイッチの第2の端子は前記二次巻線の第2の端子に電気的に接続され、前記第3の電源スイッチの制御端子は前記コントローラに電気的に接続された第3の電源スイッチと、
を備える、請求項4に記載の電力管理回路。
【請求項6】
前記第2の電力伝送回路は、
前記モータと電気的に並列に接続された第2のコンデンサと、
第4の電源スイッチであって、前記第4の電源スイッチの第1の端子は前記二次巻線の第1の端子及び前記電池の正極に電気的に接続され、前記第4の電源スイッチの第2の端子は前記第2のコンデンサの一端子に電気的に接続され、前記第4の電源スイッチの制御端子は前記コントローラに電気的に接続された、第4の電源スイッチと、
第5の電源スイッチであって、前記第5の電源スイッチの第1の端子は前記第2のコンデンサの他端子に電気的に接続され、前記第5の電源スイッチの第2の端子は前記第3の電源スイッチの第2の端子及び前記二次巻線の第2の端子に電気的に接続され、前記第5の電源スイッチの制御端子は前記コントローラに電気的に接続された第5の電源スイッチと、
を備える、請求項5に記載の電力管理回路。
【請求項7】
前記第1の動作モードにおいて、
前記コントローラは、前記第2の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ及び前記第5の電源スイッチをオフにし、前記第1の電源スイッチをオンにし、
前記第3の電源スイッチは、デューティーサイクルに基づいてスイッチング操作を実行し、
前記デューティーサイクルは、0%超100%未満であり、
前記一次回路は、前記変圧器を介して前記電池電力を受信し、前記第2の電源スイッチのダイオード素子及び前記第1の電源スイッチを介して前記電池電力を前記電源受信端子に伝送する、
請求項6に記載の電力管理回路。
【請求項8】
前記第2の動作モードにおいて、
前記コントローラは、前記第1の電源スイッチ、前記第2の電源スイッチ及び前記第3の電源スイッチをオフにし、前記第5の電源スイッチをオンにし、
前記第4の電源スイッチは、デューティーサイクルに基づいてスイッチング操作を実行し、
前記デューティーサイクルは、0%超100%未満であり、
前記モータの電力は、前記第5の電源スイッチ及び前記変圧器の励磁インダクタを介して前記電池に提供される、
請求項6に記載の電力管理回路。
【請求項9】
第3の動作モードにおいて、
前記コントローラは、前記第1の電源スイッチ、前記第2の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチをオフにし、前記第5の電源スイッチをオンにし、
前記第3の電源スイッチは、デューティーサイクルに基づいてスイッチング操作を実行し、
前記デューティーサイクルは、0%超100%未満であり、
前記電池電力は、前記変圧器の励磁インダクタ、前記第5の電源スイッチ及び前記第4の電源スイッチのダイオード素子を介して前記モータに提供される、
請求項6に記載の電力管理回路。
【請求項10】
第4の動作モードにおいて、
前記コントローラは、前記第3の電源スイッチ、前記第4の電源スイッチ及び前記第5の電源スイッチをオフにし、前記第1の電源スイッチをオンにし、
前記第2の電源スイッチは、デューティーサイクルに基づいてスイッチング操作を実行し、
前記デューティーサイクルは、0%超100%未満であり、
前記電源受信端子に位置する電力は、前記第1の電源スイッチ、前記第2の電源スイッチ及び前記変圧器を介して前記電池に提供される、
請求項6に記載の電力管理回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力管理回路に関し、特に電動アシスト車両に用いられる電力管理回路に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
電動アシスト車両(電動アシスト車椅子、電動アシスト自転車、電動アシストスクーター又は電動バイクなど)は、電池の電力を用いてモータを駆動し、モータは使用者を補助する動力を提供する。電動アシスト車両は、無線又は有線で外部電源を受信し、外部電源を用いて電池を充電する。
【0003】
一部の設計において、電動アシスト車両は、電池の電力を外部電源にフィードバックすることができる。しかしながら、現行の充電メカニズム及び電力フィードバックメカニズムは、異なる電力コンバータを使用して実施される。したがって、電動アシスト車両の設計コストは増加することになる。このことから、複数の電力伝送機能を有する回路をどのように提供するかは、当業者の研究焦点の1つである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、電動アシスト車両に用いられる電力管理回路を提供する。電力管理回路は、複数の電力伝送機能を有する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電力管理回路は、電動アシスト車両に用いられる。電動アシスト車両は、電池と、モータと、電源受信端子と、を備える。電力管理回路は、変圧器と、一次回路と、第1の電力伝送回路と、第2の電力伝送回路と、コントローラと、を備える。変圧器は、一次巻線及び二次巻線を含む。一次回路は、一次巻線及び電源受信端子に電気的に接続される。第1の電力伝送回路は、二次巻線及び電池に電気的に接続される。第2の電力伝送回路は、二次巻線、電池及びモータに電気的に接続される。コントローラは、一次回路、第1の電力伝送回路及び第2の電力伝送回路に電気的に接続される。コントローラは、第1の動作モードにおいて、一次回路及び第1の電力伝送回路を制御することにより、電池の電池電力を電源受信端子に提供する。コントローラは、第2の動作モードにおいて、第2の電力伝送回路を制御し、第2の電力伝送回路はモータの電力を用いて電池を充電する。
【発明の効果】
【0006】
以上に基づき、第1の動作モードにおいて、電力管理回路は、電池の電池電力を電源受信端子にフィードバックする。第2の動作モードにおいて,電力管理回路は、モータの電力を用いて電池を充電する。このように、電力管理回路は複数の電力伝送機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施形態による電力管理回路の概略図である。
本発明の実施形態による電力管理回路の回路概略図である。
本発明の実施形態による第1の動作モードの動作概略図である。
本発明の実施形態による第2の動作モードの動作概略図である。
本発明の実施形態による第3の動作モードの動作概略図である。
本発明の実施形態による第4の動作モードの動作概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下は、図面を合わせて本発明の一部の実施形態を詳細に説明し、以下の説明において引用される要素符号は、異なる図面に同一の要素符号が示されている場合には同一又は類似の構成要素として扱われる。これらの実施形態は本発明の一部にすぎず、本発明の可能なすべての実施を開示するものではない。むしろ、これらの実施形態は、本発明の請求の範囲内の単なる例にすぎない。
【0009】
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態による電力管理回路の概略図である。本実施形態において、電力管理回路100は電動アシスト車両10に用いられる。電動アシスト車両10は、電池BT、モータMT及び電源受信端子TCを含む。電動アシスト車両10は、例えば、電動アシスト車椅子、電動アシスト自転車、電動アシストスクーター又は電動バイクであって良いが、本発明はこれに限定されるものではない。本実施形態において、電動アシスト車両10は、無線又は有線で電源受信端子TCで直流電力VWPTを受信し、直流電力VWPTを用いて電池BTを充電する。電池BTは、アルミニウムイオン電池(Aluminium-ion battery)で実現することができるが、本実施形態はこれに限定されるものではない。
【0010】
本実施形態において、電力管理回路100は、変圧器TRと、一次回路110と、第1の電力伝送回路120と、第2の電力伝送回路130と、コントローラ140と、を備える。変圧器TRは、一次巻線LP及び二次巻線LSを含む。一次回路110は、一次巻線LP及び電源受信端子TCに電気的に接続される。第1の電力伝送回路120は、二次巻線LS及び電池BTに電気的に接続される。第2の電力伝送回路130は、二次巻線LS、電池BT及びモータMTに電気的に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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