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公開番号
2025094990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023210732
出願日
2023-12-14
発明の名称
チェックターミナル端子構造及びチェックターミナル
出願人
中国電力株式会社
代理人
弁理士法人維新国際特許事務所
,
個人
主分類
G01R
22/06 20060101AFI20250619BHJP(測定;試験)
要約
【課題】一対の端子板の間隙において接栓の着脱を繰り返しても端子板の導通不良や接栓の脱落が起こり難いチェックターミナル端子構造を提供する。
【解決手段】第1の端子板3と、第2の端子板4と、これらの間隙5に介設される接栓6からなり、接栓6は、導電性の金属材料からなる主軸導体61と、この主軸導体61の下端側に突設される一対の掛止用ピン62と、主軸導体61の上端に設けられるつまみ63と、主軸導体61の上端側に設けられるコイルバネ64を備え、第1の端子板3と第2の端子板4の他の端部側はともに、主軸導体61の周側面と符合する形状を有する溝部と、主軸導体61をその軸心Tを基軸に回転させた際に掛止用ピン62を通過させるスリット36と、このスリット36内において掛止用ピン62を一時収容する嵌合用凹部37が形成されているチェックターミナル端子構造1による。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性の金属材料からなり、一の端部側に変成器リード線を接続する変成器用端子部、及び第1の代替計量器リード線を接続する第1の代替計量器用端子部を有する第1の端子板と、
導電性の金属材料からなり、一の端部側に電力計量器リード線を接続する電力計量器用端子部、及び第2の代替計量器リード線を接続する第2の代替計量器用端子部を有する第2の端子板と、
前記第1の端子板の他の端部と、前記第2の端子板の他の端部の間に形成される間隙に介設されて、前記第1の端子板と前記第2の端子板を電気的に接続する接栓を備え、
前記接栓は、
導電性の金属材料からなり、その軸心と平行に形成されかつ互いに平行に配されてその距離が前記間隙よりも小さい一対の平坦面と、前記平坦面の側縁同士をつなぐように形成され前記軸心の下端側から上端側に向かって縮径するテーパである一対の湾曲面と、からなる周側面を有する主軸導体と、
前記主軸導体の前記下端側で、かつ一対の前記湾曲面のそれぞれに突設される掛止用ピンと、
前記主軸導体の前記上端に設けられ、絶縁材料からなる操作用のつまみと、
前記主軸導体の前記上端側の外側面上に設けられるコイルバネを備え、
前記第1、第2の端子板の前記他の端部側はともに、
その端面に前記主軸導体の前記軸心方向と平行に形成され、かつ前記主軸導体の前記湾曲面と符合する形状の接触面を有する溝部と、
前記間隙に前記主軸導体を挿入した際に前記主軸導体の前記下端が配される側に形成され、前記主軸導体を前記軸心を基軸に回転させた際に前記第1、第2の端子板の一の側面側から他の側面側に前記掛止用ピンを通過させるスリットと、
前記スリット内の天面に形成され、前記スリット内を通過中の前記掛止用ピンを一時収容する嵌合用凹部を備えることを特徴とするチェックターミナル端子構造。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記接栓は、前記コイルバネの表面を被覆する絶縁被覆、又は前記コイルバネを内部に収容して絶縁するカバー、を備えていることを特徴とする請求項1に記載のチェックターミナル端子構造。
【請求項3】
前記接栓の前記つまみは、前記変成器リード線又は前記電力計量器リード線の種類を区別する識別子を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチェックターミナル端子構造。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のチェックターミナル端子構造を備えることを特徴とするチェックターミナル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力会社等の電力供給業者側に設けられた変成器と、電力需要者側に設けられた電力計量器(高圧計量器)との間に接続されるチェックターミナルの端子構造及びそれを備えるチェックターミナルに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、高圧受電設備には、電力量を計量するための電力計量器(高圧計量器)が設置されている。高圧受電設備内には、電力会社等の電力供給業者側に設けられる変成器と、電力需要者側に設けられる電力計量器との間に接続されるチェックターミナルが設置されている。
電力計量器は、計量法により所定期間毎に交換することが義務付けられている。電力計量器を交換する場合は、交換作業中における無計量状態等が生じないようにするために、チェックターミナルに代替計量器を一時的に取り付けた状態で、古い電力計量器を新規な電力計量器に交換している。
【0003】
ここで従来のチェックターミナルについて図8乃至図12Bを参照しながら説明する。
図8は従来のチェックターミナルを示す平面図である。また、図9は図8に示す従来のチェックターミナルをB-B線で切断した断面図である。
図8に示すように、従来のチェックターミナル200は、外箱201と、この外箱201の内部に設けられる7つのチェックターミナル端子構造212と、を備える。
【0004】
図8及び図9に示すように、外箱201に収容されるチェックターミナル端子構造212は、変成器(図示せず)からの変成器リード線216、電力計量器(図示せず)からの電力計量器リード線221及び代替計量器(図示せず)からリード線としての代替計量器リード線229を接続可能に構成されている。
より詳細には、図9に示すように、チェックターミナル端子構造212は、基板213と、中央部に間隙214cを有する一対の端子板214、214’と、変成器用端子部215と、電力計量器用端子部220と、代替計量器用端子部226と、上記間隙214cに介設されることで一対の端子板214、214’を電気的に接続する接栓230を有する。
【0005】
図8及び図9に示すように、基板213は、絶縁材料からなる長方形の板状部材として構成されている。また、基板213は、個々のチェックターミナル端子構造212を固定する台として用いられる。さらに、基板213は、ねじ(図示せず)によって外箱201内に固定されている。
以下の説明では、図8に示すように、基板213の横辺が延びる短手方向を「X方向」と定義し、基板13の縦辺が延びる長手方向を「Y方向」と定義し、基板13の厚み方向(図1の紙面に垂直な方向)を「Z方向」と定義する。
【0006】
図9に示すように、端子板214、214’、は、導電性の金属材料からなり、X方向に細長い直方体状に構成されている。また、図9に示すように、端子板214、214’は、X方向の中央部に形成される間隙214cにより分断されている。
端子板214において間隙214cが形成されない側の端部(一の端部)は、変成器リード線216を接続するための接続部(ねじ等)を有している。
また、端子板214’において間隙214cが形成されない側の端部(一の端部)は、電力計量器リード線221を接続するための接続部(ねじ等)を有している。
さらに、端子板214において間隙214cが形成される側の端部(他の端部)と上述の一の端部の間には、代替計量器リード線229を接続するための代替計量器用端子部226a(226)を有している。
加えて、端子板214’において間隙214cが形成される側の端部(他の端部)と上述の一の端部の間にも、別の代替計量器リード線229を接続するための代替計量器用端子部226b(226)を有している。
【0007】
また、チェックターミナル端子構造212を構成する一対の端子板214、214’をつなぐ接栓230は、図9に示すように、間隙214cに挿設される金属製の主軸導体231と、この主軸導体231の下端側の周側面上で、かつ主軸導体231の軸心Uに対して直交する方向に突設される一対の掛止用ピン232(金属製)と、主軸導体231の上端側に設けられる操作用のつまみ233(樹脂等の絶縁材製)を有している。
そして、接栓230は、一対の端子板214、214’の間隙214cにねじ込まれることで一対の端子板214、214’を電気的に接続する。
【0008】
ここで、図10A乃至図12Bを参照しながらチェックターミナル端子構造212を構成する一対の端子板214、214’が接栓230により電気的に接続される仕組みについて説明する。
図10Aは一対の端子板の間隙に接栓を挿入する前の状態をY方向から見た側面図であり、図10Bは図10A中のQ1-Q1線方向から見た図である。
図11Aは一対の端子板の間隙に接栓を挿入した状態をY方向から見た側面図であり、図11Bは図11A中のQ2-Q2線で切断した断面図である。
図12Aは一対の端子板の間隙に挿入した接栓をその軸心Uを基軸に45°回転させた状態をY方向から見た側面図であり、図12Bは図12A中のQ3-Q3線で切断した断面図である。
なお、図10Aでは接栓230の側面図(紙面左側)と、この接栓230をその軸心Uを基軸に90°回転させた状態の側面図(紙面右側)を併記した。
さらに、図11A及び図12Aでは、一対の端子板214、214’の間隙214cに挿入された接栓230の状態が理解されやすいよう、接栓230の軸心Uを基準にした紙面左側に接栓230の断面を、同軸心Uを基準にした紙面右側に接栓230の側面の様子をそれぞれ示した。
【0009】
図10Aに示すように、主軸導体231の胴部231cは、その軸心Uに対する垂直断面の直径が上端231a側から下端231b側に向かうにつれて縮径している。
また、図10A及び図10Bに示すように、端子板214の他の端部214
α
の端面と、端子板214’の他の端部214’
α
の端面のそれぞれは、これらの間隙214cに接栓230の主軸導体231をねじ込んだ際に、主軸導体231の胴部231cの周側面と符合する形状の接触面242(=内側面)を有する溝部243がZ方向に形成されている。
さらに、図10Aに示すように、間隙214cを形成する端子板214の他の端部214
α
の基板213側と、端子板214’の他の端部214’
α
の基板213側のそれぞれには、間隙214cに接栓230を挿入した際に、端子板214、214’の一方の側面(図10Aの紙面手前側)から他方の側面(図10Aの紙面奥側)への掛止用ピン232の通過を可能にするスリット240が形成されている。
加えて、図10A及び図10Bに示すように、それぞれのスリット240の鉛直上方側の面(=天面)には、接触面242の湾曲形状に沿って形成され、かつ鉛直下方側(基板213側)に向かって突出する突条241が形成されている。
また、図10A及び図10Bに示すように、間隙214cの直下の基板213の表面(=上面)には、間隙214cに接栓230を挿入した際に、主軸導体231の下端231b側を収容する凹部213aが形成されている。
【0010】
そして、一対の端子板214、214’の間隙214cに、より詳細には端子板214の端面に形成される溝部243と、端子板214’の端面に形成される溝部243の間に、接栓230の主軸導体231を挿入した状態を示したものが図11A及び図11Bである。つまり、間隙214cに、一対の端子板214、214’の上面側から基板213に向かって接栓230の主軸導体231が挿入される。
この時、一対の溝部243間への主軸導体231の挿入の妨げにならないよう、主軸導体231に突設される一対の掛止用ピン232は、ともに一対の端子板214、214’の側面側(図11A及び図11BにおけるY方向)に配した状態で挿入される。
(【0011】以降は省略されています)
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