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公開番号2025096458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025064022,2021035104
出願日2025-04-09,2021-03-05
発明の名称印刷装置、及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類B65H 5/06 20060101AFI20250619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送経路から離脱して印刷装置内に残留する被印刷媒体を容易に取り除くことを可能にする。
【解決手段】印刷装置1は、被印刷媒体20の搬送経路における排出ローラ位置で被印刷媒体20を排出口301に向けて送り出す一対の排出ローラ10、11と、被印刷媒体20と一対の排出ローラ10、11のうちの一方の排出ローラ11との間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、被印刷媒体20と一方の排出ローラ11の少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、を備え、搬送経路から離脱した被印刷媒体(媒体片T)を、クーロン力により一方の排出ローラ11に吸着させ、一対の排出ローラ10、11の回転に伴って装置外部に排出させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
被印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記被印刷媒体の搬送経路における排出ローラ位置で前記被印刷媒体を排出口に向けて送り出す一対の排出ローラと、
前記被印刷媒体と前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラとの間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、
を備え、
前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を、前記クーロン力により前記一方の排出ローラに吸着させ、前記一対の排出ローラの回転に伴って装置外部に排出させる
ことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記被印刷媒体をカットするカット部と、をさらに備え、
前記排出ローラ位置は、前記搬送経路における、前記カット部により前記被印刷媒体をカットするカット位置と前記被印刷媒体を装置外部に排出する前記排出口の位置との間に設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記搬送経路における前記排出ローラ位置と前記排出口の位置との間に、前記一方の排出ローラに吸着させた前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を前記一方の排出ローラから離間させるローラガードが設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記一方の排出ローラは、少なくとも前記被印刷媒体が接する面に金属層を有し、かつ前記金属層が接地されたローラであり、
前記帯電処理部は、前記搬送経路から離脱した前記被印刷媒体が滞留する滞留部にコロナ放電を放射して前記被印刷媒体を帯電させる帯電装置である
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記被印刷媒体に印刷をする印刷部をさらに備え、
前記カット部により前記被印刷媒体をカットした後で前記印刷部により前記被印刷媒体に印刷を行ったときに、前記帯電処理部により前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる制御部
を更に備えることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記帯電処理部は、前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を前記一対の排出ローラの間に導く経路とは異なる位置で前記一方の排出ローラと接触し、回転する前記一方の排出ローラとの摩擦により、前記一方の排出ローラを帯電させる静電気発生部材である
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記一方の排出ローラは、前記印刷装置を動作させるときの設置方向において前記搬送経路の下方に配置される排出ローラである
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の印刷装置。
【請求項8】
被印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記被印刷媒体の搬送経路における排出ローラ位置で前記被印刷媒体を排出口に向けて送り出す一対の排出ローラと、
前記被印刷媒体と前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラとの間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、
を備えた印刷装置が、
前記帯電処理部により前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させ、
前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を、前記クーロン力により前記一方の排出ローラに吸着させ、前記一対の排出ローラの回転に伴って装置外部に排出させる
ことを特徴とする制御方法。
【請求項9】
被印刷媒体を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記被印刷媒体の搬送経路における排出ローラ位置で前記被印刷媒体を排出口に向けて送り出す一対の排出ローラと、
前記被印刷媒体と前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラとの間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、
を備えた印刷装置に、
前記帯電処理部により前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させ、
前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を、前記クーロン力により前記一方の排出ローラに吸着させ、前記一対の排出ローラの回転に伴って装置外部に排出させる
処理を実行させることを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の開示は、印刷装置、制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
被印刷媒体に印刷を行う印刷装置には、印刷データに基づいて印刷(印字)された被印刷媒体を装置外部に排出するための排出ローラを備えたものがある。例えば、被印刷媒体に向けてインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタには、被印刷媒体の印刷面を汚損させることなく被印刷媒体を排出するために、搬送路における印刷面側とは反対側に、被印刷媒体を吸引する吸引手段を備えた排出ローラを配置したものがある(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
また、排出ローラを備えた印刷装置には、長尺の被印刷媒体をカットし、カットされた被印刷媒体を排出ローラにより装置の外部に排出することが可能なものがある。この種の印刷装置では、例えば、被印刷媒体の搬送経路における被印刷媒体への印刷を行う位置、又はその位置の近傍に、被印刷媒体を搬送する搬送ローラが配置されており、かつ搬送ローラが配置された位置と排出口の位置との間に、搬送ローラとは別の排出ローラが配置される。また、被印刷媒体をカットするカッターは、搬送経路における搬送ローラが配置された位置と排出ローラが配置された位置との間に配置される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-196536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
長尺な被印刷媒体に印刷を行う印刷装置では、印刷を行う毎に、次回以降の印刷に利用可能な被印刷媒体の残り量が減少する。このため、例えば、被印刷媒体をカットした後の被印刷媒体の残り量が、搬送経路における搬送ローラにより被印刷媒体を送る位置と、排出ローラにより被印刷媒体を送る位置との間の距離に相当する長さよりも短くなることがある。このような状態で被印刷媒体への次の印刷を行った場合、被印刷媒体の一端が排出ローラに到達する前に、被印刷媒体の他端が搬送ローラから離間し、印刷の途中で被印刷媒体が搬送経路から離脱することがある。搬送経路から離脱した被印刷媒体が印刷装置内に残留すると、次回以降の印刷における被印刷媒体の搬送不良等の原因になり得る。
【0006】
しかしながら、搬送経路から離脱した被印刷媒体が残留(滞留)する印刷装置内の位置にはカッターや排出ローラを覆うように配置された保護部材が設けられているものがあり、被印刷媒体の残留に気付きにくく、しかも残留する被印刷媒体を取り除くのに手間がかかる。
【0007】
本発明の一側面に係る目的は、上述の実情を踏まえ、搬送経路から離脱して印刷装置内に残留する被印刷媒体を容易に取り除くことが可能な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る印刷装置は、被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記被印刷媒体の搬送経路における排出ローラ位置で前記被印刷媒体を排出口に向けて送り出す一対の排出ローラと、前記被印刷媒体と前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラとの間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、を備え、前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を、前記クーロン力により前記一方の排出ローラに吸着させ、前記一対の排出ローラの回転に伴って装置外部に排出させる。
【0009】
本発明の一態様に係る制御方法は、被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記被印刷媒体の搬送経路における排出ローラ位置で前記被印刷媒体を排出口に向けて送り出す一対の排出ローラと、前記被印刷媒体と前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラとの間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、を備えた印刷装置が、前記帯電処理部により前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させ、前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を、前記クーロン力により前記一方の排出ローラに吸着させ、前記一対の排出ローラの回転に伴って装置外部に排出させる。
【0010】
本発明の一態様に係るプログラムは、被印刷媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記被印刷媒体の搬送経路における排出ローラ位置で前記被印刷媒体を排出口に向けて送り出す一対の排出ローラと、前記被印刷媒体と前記一対の排出ローラのうちの一方の排出ローラとの間に引き合う方向のクーロン力を誘起するように、前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させる帯電処理部と、を備えた印刷装置に、前記帯電処理部により前記被印刷媒体と前記一方の排出ローラの少なくとも一方を帯電させ、前記搬送経路から離脱した被印刷媒体を、前記クーロン力により前記一方の排出ローラに吸着させ、前記一対の排出ローラの回転に伴って装置外部に排出させる処理を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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