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公開番号
2025096800
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212719
出願日
2023-12-18
発明の名称
浴室除菌システム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
A61L
2/18 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】オゾン水生成用の原料水の温度が高いことに起因して、オゾン水による除菌作用が低下する不具合を抑制し、優れた除菌作用を得ることが可能な浴室除菌システムを提供する。
【解決手段】電気分解式のオゾン水生成装置42を含み、オゾン水を浴室1に散布可能なオゾン水散布装置4を、備えている、浴室除菌システムSYであって、オゾン水生成装置42に供給されるオゾン水生成用の原料水の給水温度を検知可能な水温検知手段Saと、前記原料水を冷却可能な冷却装置Bと、浴室1へのオゾン水散布が開始されるときに、前記原料水の給水温度を判断し、かつこの給水温度が所定温度よりも高い場合には、冷却装置Bを利用して前記原料水を冷却する原料水冷却処理を実行し、この冷却された原料水をオゾン水生成装置42に供給する制御を実行可能な制御手段5と、をさらに備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電気分解式のオゾン水生成装置を含み、かつ浴室の除菌処理を行なうべく前記オゾン水生成装置により生成されたオゾン水を前記浴室に散布可能なオゾン水散布装置を、備えている、浴室除菌システムであって、
前記オゾン水生成装置に供給されるオゾン水生成用の原料水の給水温度を検知可能な水温検知手段と、
前記原料水を冷却可能な冷却装置と、
前記浴室へのオゾン水散布が開始されるときに、前記原料水の給水温度を判断し、かつこの給水温度が所定温度よりも高い場合には、前記冷却装置を利用して前記原料水を冷却する原料水冷却処理を実行し、この冷却された原料水を前記オゾン水生成装置に供給する制御を実行可能な制御手段と、
をさらに備えていることを特徴とする、浴室除菌システム。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の浴室除菌システムであって、
前記冷却装置は、前記オゾン水生成装置に前記原料水を供給するための配管部と、この配管部に設けられた熱交換部と、この熱交換部へのエア送風が可能なファンと、を備えている、浴室除菌システム。
【請求項3】
請求項2に記載の浴室除菌システムであって、
前記ファンは、前記浴室の換気用ファンである、浴室除菌システム。
【請求項4】
請求項3に記載の浴室除菌システムであって、
前記配管部は、前記熱交換部を有し、かつ前記ファンからエア送風を受ける第1の流路と、前記熱交換部を有さず、かつ前記ファンからのエア送風を受けない第2の流路とに分岐し、これら第1および第2の流路の切替えが可能とされており、
前記浴室へのオゾン水散布が開始されるときに、前記原料水の給水温度が前記所定温度よりも高い場合には、前記原料水は前記第1の流路を流れ、かつそうでない場合には、前記原料水は前記第2の流路を流れる構成とされている、浴室除菌システム。
【請求項5】
請求項3または4に記載の浴室除菌システムであって、
前記オゾン水散布装置は、前記オゾン水に代えて、前記原料水を前記浴室に散布可能とされており、
前記浴室へのオゾン水散布が開始されるときに、前記原料水の給水温度が前記所定温度よりも高い場合には、前記原料水冷却処理の実行時もしくはその前に、前記浴室に前記原料水が散布され、前記浴室の室温が低下するように構成されている、浴室除菌システム。
【請求項6】
請求項3または4に記載の浴室除菌システムであって、
前記ファンは、その運転速度が可変であり、かつ前記原料水冷却処理の実行時には、最高速度とされる、浴室除菌システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、浴室の除菌処理を行なうべくオゾン水を浴室に散布することが可能な浴室除菌システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
浴室除菌システムの具体例として、たとえば特許文献1に記載されているように、除菌作用のあるオゾン水を生成し、かつこのオゾン水を浴室に散布可能なオゾン水散布装置を備えたものがある。
このような構成によれば、オゾン水が浴室に散布されることにより、浴室の壁面などの各部に除菌処理を施し、カビや雑菌類などの繁殖を抑制する作用が得られる。
【0003】
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
【0004】
すなわち、オゾン水の生成手段としては、たとえば水道水を原料水とし、この原料水を電気分解し、かつその際にオゾンを発生させることによりオゾン水を生成する電気分解式のオゾン水生成装置がよく用いられる。このようなオゾン水生成装置においては、オゾンの発生量が原料水の温度の影響を受け、原料水の温度が高いほど、オゾンの発生量は少なくなる。このため、浴室の除菌処理が、たとえば夏季に行なわれ、原料水の温度が高い場合には、浴室に散布されるオゾン水はオゾン濃度が低いものとなり、優れた除菌処理作用が得られなくなる虞があった。
【0005】
これを解消する手段としては、オゾン水生成装置においてオゾン水を生成する際に、原料水の温度に応じて電気分解用の電圧を変更する手段を採用することが考えられる。ところが、このような手段を採用することにより、原料水の温度が高い場合に電気分解用の電圧を高めたとしても、オゾン水のオゾン濃度を十分に高めることができず、除菌作用が低くなる虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-48858号公報
特開平11-14116号公報
特許第5452132号公報
特許第7016480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、オゾン水を利用して浴室の除菌処理を行なうに際し、オゾン水生成用の原料水の温度が高いことに起因して、オゾン水による除菌作用が低下する不具合を抑制し、優れた除菌作用を得ることが可能な浴室除菌システムを提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
本発明により提供される浴室除菌システムは、電気分解式のオゾン水生成装置を含み、かつ浴室の除菌処理を行なうべく前記オゾン水生成装置により生成されたオゾン水を前記
浴室に散布可能なオゾン水散布装置を、備えている、浴室除菌システムであって、前記オゾン水生成装置に供給されるオゾン水生成用の原料水の給水温度を検知可能な水温検知手段と、前記原料水を冷却可能な冷却装置と、前記浴室へのオゾン水散布が開始されるときに、前記原料水の給水温度を判断し、かつこの給水温度が所定温度よりも高い場合には、前記冷却装置を利用して前記原料水を冷却する原料水冷却処理を実行し、この冷却された原料水を前記オゾン水生成装置に供給する制御を実行可能な制御手段と、をさらに備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、浴室へのオゾン水散布が開始されるときに、電気分解式のオゾン水生成装置への原料水の給水温度が高い場合には、この原料水は原料水冷却処理が施されてからオゾン水生成装置に供給される。このため、原料水の温度が低い状態でオゾン水を生成することが可能となり、オゾン濃度が高いオゾン水を生成することが可能となる。その結果、従来技術とは異なり、オゾン水生成用の原料水の温度が高いことに起因してオゾン水の除菌作用が低下する不具合を生じないようにし、優れた除菌作用が得られる除菌処理を適切に行なうことが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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