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公開番号2025099876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216850
出願日2023-12-22
発明の名称通信システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人,個人
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】第1装置と第2装置との間で通信が行えなくなった場合に、第1通信回路、第2通信回路および電装線の何れに異常が生じているかを特定でき得る通信システムを提供する。
【解決手段】給湯システム10は、第1電力ラインL11と第1通信ラインL12との間に配置された第1スイッチ部161と、第2電力ラインL21と第2通信ラインL22と間に配置された第2スイッチ部241と、第1電力ラインL11に配置された第3スイッチ部162と、通信異常診断部140、220と、を備える。通信異常診断部140、220は、定期通信が正常に行えなくなった場合に、第1スイッチ部161、第2スイッチ部241および第3スイッチ部162を、定期通信が正常に行われていたときと異なる状態に切り替えることにより、電装線500、第1通信回路150および第2通信回路230の何れに異常が発生しているかを診断する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1通信回路を有する第1装置と、
第2通信回路を有し、前記第1装置との有線による通信が可能な第2装置と、
前記第1装置と前記第2装置とに接続された電装線と、
前記第1装置に設けられた第1マイクロコンピュータと、
前記第2装置に設けられた第2マイクロコンピュータと、を備え、
前記第1マイクロコンピュータと前記第2マイクとコンピュータとが、前記第1通信回路および前記第2通信回路を介して所定時間ごとに通信信号をやり取りする定期通信を行い、
前記電装線が、前記第1装置が有する通信電源から前記第2通信回路に供給される通信用電力が伝送される電力用電装線と、前記通信信号が伝送される通信用電装線と、を含む、通信システムにおいて、
前記通信電源と前記電力用電装線との間に介在する第1電力ラインと、前記通信用電装線と前記第1通信回路との間に介在する第1通信ラインとが短絡する短絡状態と、前記第1電力ラインと前記第1通信ラインとが開放される開放状態との間で切り替わる第1スイッチ部と、
前記電力用電装線と前記第2通信回路との間に介在する第2電力ラインと、前記通信用電装線と前記第2通信回路との間に介在する第2通信ラインとが短絡する短絡状態と、前記第2電力ラインと前記第2通信ラインとが開放される開放状態との間で切り替わる第2スイッチ部と、
前記第1電力ラインにおける前記第1スイッチ部が接続された位置よりも前記電力用電装線側に配置され、短絡状態と開放状態とに切り替わる第3スイッチ部と、を備え、
前記定期通信が正常に行われているときには、前記第1スイッチ部および前記第2スイッチ部は開放状態であり、前記第3スイッチ部は短絡状態であり、
前記定期通信が正常に行えなくなった場合に、前記第1スイッチ部、前記第2スイッチ部および前記第3スイッチ部を、前記定期通信が正常に行われていたときと異なる状態に切り替えることにより、前記電装線、前記第1通信回路および前記第2通信回路の何れに異常が発生しているかを診断する通信異常診断部を、さらに備える、
ことを特徴とする通信システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記通信異常診断部は、前記定期通信が正常に行えなくなった場合、前記第1スイッチ部を開放状態から短絡状態に切り替えるとともに前記第3スイッチ部を短絡状態から開放状態に切り替えて、前記第1通信回路が故障しているか否かを診断する第1診断処理を実行する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項3】
請求項2に記載の通信システムにおいて、
前記第1マイクロコンピュータが前記通信異常診断部として機能し、
前記第1マイクロコンピュータは、
前記通信信号を出力する通信出力ポートと、前記通信信号が入力される通信入力ポートとを含み、
前記第1診断処理が行われる前に、前記第1スイッチ部を開放状態から短絡状態に切り替えるとともに前記第3スイッチ部を短絡状態から開放状態に切り替え、
前記第1診断処理において、前記通信出力ポートから前記第1通信回路に第1診断信号を出力し、前記通信用電力が前記第1スイッチ部を介して前記第1通信回路に供給されているときに前記第1診断信号に基づいて前記第1通信回路から入力される本来の信号と異なる信号が前記通信入力ポートに入力された場合に、前記第1通信回路が故障していると判定する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項4】
請求項2に記載の通信システムにおいて、
前記通信異常診断部は、前記第1診断処理により前記第1通信回路が故障していないと判定した場合、前記第1スイッチ部を短絡状態から開放状態に切り替えるとともに前記第2スイッチ部および前記第3スイッチ部を開放状態から短絡状態に切り替えて、前記電装線が断線しているか否かを診断する第2診断処理を実行する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項5】
請求項4に記載の通信システムにおいて、
前記第1マイクロコンピュータおよび前記第2マイクロコンピュータが前記通信異常診断部として機能し、
前記第2マイクロコンピュータは、前記第2診断処理が行われる前に、前記第2スイッチ部を開放状態から短絡状態に切り替え、
前記第1マイクロコンピュータは、
前記通信信号を出力する通信出力ポートと、前記通信信号が入力される通信入力ポートとを含み、
前記第2診断処理が行われる前に、前記第1スイッチ部を短絡状態から開放状態に切り替えるとともに前記第3スイッチ部を開放状態から短絡状態に切り替え、
前記第2診断処理において、前記通信出力ポートから前記第1通信回路に第2診断信号を出力し、前記通信用電力が前記電力用電装線、前記第2スイッチ部および前記通信用電装線を介して前記第1通信回路に供給されているときに前記第2診断信号に基づいて前記第1通信回路から入力される本来の信号と異なる信号が前記通信入力ポートに入力された場合に、前記電装線が断線していると判定する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項6】
請求項4に記載の通信システムにおいて、
前記通信異常診断部は、前記第2診断処理により前記電装線が断線していないと判定した場合、前記第2スイッチ部を短絡状態から開放状態に切り替えて、前記第2通信回路が故障しているか否かを診断する第3診断処理を実行する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項7】
請求項6に記載の通信システムにおいて、
前記第1マイクロコンピュータおよび前記第2マイクロコンピュータが前記通信異常診断部として機能し、
前記第2マイクロコンピュータは、前記第3診断処理が行われる前に、前記第2スイッチ部を短絡状態から開放状態に切り替え、
前記第1マイクロコンピュータは、
前記通信信号を出力する通信出力ポートと、前記通信信号が入力される通信入力ポートとを含み、
前記第3診断処理において、前記通信出力ポートから前記第1通信回路に第3診断信号を出力し、前記通信用電力が前記電装線の短絡により前記第1通信回路に供給されているときに前記第3診断信号に基づいて前記第1通信回路から入力される本来の信号と異なる信号が前記通信入力ポートに入力された場合に、前記第2通信回路が故障していると判定し、前記本来の信号が前記通信入力ポートに入力された場合に、前記電装線が短絡していると判定する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項8】
請求項4に記載の通信システムにおいて、
前記通信異常診断部は、前記第2診断処理により前記電装線が断線していないと判定した場合、前記第2通信回路が故障していると判定する、
ことを特徴とする通信システム。
【請求項9】
請求項1ないし8の何れか一項に記載の通信システムにおいて、
報知部をさらに備え、
前記通信異常診断部は、前記電装線、前記第1通信回路および前記第2通信回路の何れに異常が発生しているかを前記報知部に報知させる、
ことを特徴とする通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有線通信が可能な通信システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ハイブリット給湯システムでは、貯湯タンクを有する貯湯ユニットとヒートポンプ機構を有するヒートポンプユニットとの間で、有線通信による制御信号やデータ信号のやり取りが行われている。貯湯ユニットとヒートポンプユニットには、それぞれ通信回路が設けられ、これら通信回路が通信用の電装線により接続される。
【0003】
ハイブリット給湯システム以外にも、有線通信可能に互いに接続される2つのユニット(装置)を含む各種の通信システムが存在する。
【0004】
このような通信システムでは、2つのユニット間の通信が行えなくなった場合には、エラー状態となってエラー報知が行われる。しかしながら、この段階では、貯湯ユニットの通信回路、ヒートポンプユニットの通信回路および電装線の何れに異常が生じているか判別できない。よって、サービスマン等の作業者が、一旦、通信システムの設置場所に出向いて異常箇所を確認した後、再度、設置場所に出向いて部品の交換等の修理を行う、という工程を踏む必要があり、手間が掛かりやすかった。
【0005】
以下の特許文献1には、エアコン制御装置において、異常箇所が室内機と室内機の何れにあるのかを判定できるようにする構成が記載されている。
【0006】
このエアコン制御装置では、室内機が、室内通信出力部と室内通信入力部とを有する室内通信制御部と、室内通信回路と、第1通信異常判定部と、第2通信異常判定部とを備え、室外機が、室外通信出力部と室外通信入力部とを有する室外通信制御部と、室外通信回路とを備える。室内通信回路と室外通信回路は、接続線および電力線により接続される。
【0007】
そして、このエアコン制御装置では、室外通信出力部から室内通信入力部に入力した運転制御信号が正常の運転制御信号と異なる場合に、通信異常が生じたと判定される。この場合、室内通信出力部から室外通信制御部に判定信号が出力され、その判定信号がそのまま室外通信出力部から室内通信入力部を経て第2通信異常判定部に返送された信号と、室内通信出力部から第2通信異常判定部に直接入力された判定信号とが比較され、その信号同士が同じ場合に、室外機の通信異常が生じている判定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2001-289495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記エアコン制御装置では、上記信号同士が異なり、室外機の通信異常と判定されなかった場合に、作業者がエアコンの設置場所に出向き、携帯した信号返送回路を用いて、通信異常が室内機と室外機の何れで生じているのかを判定しなければならない。よって、作業者が異常判定後に設置場所へ再度出向く必要があり、作業者の手間を十分に低減させることができない。
【0010】
そこで、本発明は、有線通信が可能な第1装置と第2装置とを備える通信システムにおいて、装置間で通信が行えなくなった場合に、第1通信回路、第2通信回路および電装線の何れに異常が生じているかを特定でき得る通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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