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公開番号
2025099837
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216787
出願日
2023-12-22
発明の名称
温水装置
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
F24H
15/196 20220101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】循環通路内の水流の有無を判定可能な水流判定回路を内蔵した循環ポンプを搭載する際、燃焼運転を行う前に故障判定を行う故障判定手段を備えた温水装置を提供する。
【解決手段】循環路を流れる湯水を加熱するための加熱部と、湯水を循環させるための循環ポンプと、加熱部と循環ポンプを制御する制御手段とを備え、循環ポンプは、インペラと、制御手段から入力される駆動電圧でインペラを回転駆動するモータと、モータの回転数を検出する回転数検出手段と、モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段とを備え、モータの回転数と消費電力から算出される判定値を用いて湯水の流れの有無を判定するための判定手段とを備えた風呂給湯装置において、循環ポンプの運転が加熱部による加熱運転を伴う運転である場合、故障判定手段によって判定手段の故障を判定し、循環ポンプの運転が加熱部による加熱運転を伴わない運転である場合、故障判定を行わない。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
循環通路と、この循環回路を流れる湯水を加熱するための加熱部と、湯水を循環させるための循環ポンプと、前記加熱部と循環ポンプを制御する制御手段とを備えた温水装置であって、前記循環ポンプは、インペラと、前記制御手段から入力される駆動電圧で前記インペラを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段とを備え、これら検出手段により検出された前記モータの回転数と消費電力から算出される判定値を用いて湯水の流れの有無を判定するための判定手段とを備えた温水装置において、
前記制御手段は、前記判定手段の故障を判定するための故障判定手段を有しており、前記循環ポンプの運転が前記加熱部による加熱運転を伴う運転である場合には、前記故障判定手段によって前記判定手段の故障を判定し、前記循環ポンプの運転が前記加熱部による加熱運転を伴わない運転である場合には、故障判定を行わないことを特徴とする温水装置。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前回の故障判定から予め定めた所定時間経過していない場合には、前記循環ポンプの運転が前記加熱部による加熱運転を伴う運転であっても故障判定を行わないことを特徴とする請求項1に記載の温水装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記判定手段により故障判定を行う際には、前記循環ポンプの回転数を最大回転数で駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の風呂給湯装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、循環通路内の水流の有無を判定可能な水流判定回路を内蔵した循環ポンプを備え、燃焼運転を行う前に故障判定を行うようにした温水装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、浴槽や貯湯タンクと熱交換器との間を湯水が循環するように配置された循環通路に循環ポンプを設け、循環ポンプによって浴槽内の湯水を循環させる追い炊き機能等を備えた温水装置が広く実用に供されている。
【0003】
しかし、追い炊き時に浴槽内に湯水が存在しない場合、熱交換器による燃焼動作を行うと空焚きが生じ、温水装置の故障や破損の原因となるため、燃焼動作の前に予め風呂の循環通路に湯水が流通しているか否か水流の有無を判定する必要があった。そこで、水流スイッチ等の水流検知手段を循環通路内に設け、水流スイッチによって水流を検知した場合にのみ燃焼動作を行わせる技術が従来から採用されている。
【0004】
この水流スイッチによる水流検知手段では、循環ポンプの動作時に水流を検知すれば「水流有り」の信号が発信され、循環ポンプの停止時に水流が検知されなければ「水流無し」の信号が発信される。一方、異常時は循環ポンプの停止時に「水流有り」の信号が発信されたり、循環ポンプの動作時に「水流無し」の信号が発信されており、この場合は水流スイッチの故障の判定が行われている。
【0005】
近年、水流スイッチではなく循環ポンプで水流有無を判定可能とするマイコン搭載型の循環ポンプが実用に供されるようになってきている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、循環ポンプに水流の有無を判定する判定手段を有する判定回路を設ける例が開示されている。これらの判定回路を循環ポンプに内臓し、循環ポンプのモータの消費電力、回転数及び運転指令電圧を検出し、それらの検出結果から判定値を算出し、判定値が閥値の範囲内であれば循環通路に流体の流れがあると判定し、閥値の範囲外であれば循環通路に流体の流れが無いと判定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-218940号公報
特開2020-186728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1及び特許文献2の循環ポンプでは、水流センサではなく循環ポンプに判定回路が内蔵されるため、循環ポンプ自体が故障したり又は循環ポンプに組み込まれた判定回路が故障しているときは、正しく循環通路内の水流の有無の検知を行うことが出来ないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、循環通路内の水流の有無を判定可能な判定回路を内蔵した循環ポンプを採用した場合に、燃焼運転を行う前に故障判定を行う故障判定手段を備えた温水装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明の温水装置は、循環通路と、この循環回路を流れる湯水を加熱するための加熱部と、湯水を循環させるための循環ポンプと、前記加熱部と循環ポンプを制御する制御手段とを備えた温水装置であって、前記循環ポンプは、インペラと、前記制御手段から入力される駆動電圧で前記インペラを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段とを備え、これら検出手段により検出された前記モータの回転数と消費電力から算出される判定値を用いて湯水の流れの有無を判定するための判定手段とを備えた温水装置において、 前記制御手段は、前記判定手段の故障を判定するための故障判定手段を有しており、前記循環ポンプの運転が前記加熱部による加熱運転を伴う運転である場合には、前記故障判定手段によって前記判定手段の故障を判定し、前記循環ポンプの運転が前記加熱部による加熱運転を伴わない運転である場合には、故障判定を行わないことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、循環ポンプの運転が、自動運転や追い炊き運転等の熱交換器による加熱運転を伴う運転である場合には、故障判定手段によって循環ポンプ又は循環ポンプに内蔵された水流判定回路の故障を判定するので、循環通路内に水流が無いのに有ると判定されて、空焚きが起こるのを事前に防止することができ安全性が担保される。一方、循環ポンプの運転が、凍結予防運転やマイクロバブルの温浴運転等の熱交換器による加熱運転を伴わない運転である場合には、故障判定を行わないことで無駄になるエネルギー消費を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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