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公開番号2025098688
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215003
出願日2023-12-20
発明の名称貯湯給湯装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 15/335 20220101AFI20250625BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】浴室における給湯使用の場合に流量を増加させることができる貯湯給湯装置を提供すること。
【解決手段】主熱源機(4)で加熱した湯水を貯湯する貯湯タンク(2)と、貯湯タンクに給水する給水通路(11)と、貯湯タンクの湯水を補助熱源機(5)に供給する出湯通路(12)と、補助熱源機から給湯する給湯通路(42)と、貯湯タンクから出湯された湯水を補助熱源で加熱して又は非加熱で給湯通路に供給する給湯運転を制御する制御手段を備えた貯湯給湯装置(1)において、給水通路又は出湯通路には昇圧ポンプ(15)が装備され、出湯通路には出湯流量を検知する流量検知手段(12a)が装備され、制御手段は、浴室での給湯使用を検知する検知手段を有し、この検知手段によって浴室での給湯使用を検知した場合に昇圧ポンプを駆動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
主熱源機で加熱した湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクに給水する給水通路と、前記貯湯タンクの湯水を補助熱源機に供給する出湯通路と、前記補助熱源機から給湯する給湯通路と、前記貯湯タンクから出湯された湯水を前記補助熱源で加熱して又は非加熱で前記給湯通路に供給する給湯運転を制御する制御手段を備えた貯湯給湯装置において、
前記給水通路又は前記出湯通路には昇圧ポンプが装備され、
前記出湯通路には出湯流量を検知する流量検知手段が装備され、
前記制御手段は、浴室での給湯使用を検知する検知手段を有し、この検知手段によって前記浴室での給湯使用を検知した場合に前記昇圧ポンプを駆動することを特徴とする貯湯給湯装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記制御手段に通信接続された操作リモコンが前記浴室に設置され、
前記操作リモコンは、前記浴室内の人を検知する人感センサを有し、
前記検知手段は、前記浴室内のユーザを検知している状態で出湯流量を検知したことを前記浴室における給湯使用であると判定するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
【請求項3】
前記制御手段は、試運転の際に浴室における給湯使用による出湯流量の最大値を記憶し、前記浴室における給湯使用を検知した場合に、前記昇圧ポンプの駆動前の出湯流量が前記最大値に対して所定割合以上であるときは、前記昇圧ポンプを駆動することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記昇圧ポンプの駆動から第1時間経過時の出湯流量と、この第1時よりも長い第2時間経過時の出湯流量との比較によって、前記昇圧ポンプの駆動継続要否を判定することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
【請求項5】
前記制御手段に通信接続された操作リモコンを備え、
前記給湯通路から注湯通路が分岐されて前記浴室の浴槽に接続され、
前記注湯通路を介して前記浴槽に湯はりを行う際の前記昇圧ポンプの駆動可否を前記操作リモコンにより選択可能に構成され、
前記制御手段は、試運転の際に前記昇圧ポンプの駆動時及び非駆動時の湯はりの流量と所要時間を記憶し、前記操作リモコンによる湯はり開始操作時に、前記試運転の記憶に基づいて算出した今回の湯はりにおける前記昇圧ポンプにより短縮可能な時間を前記操作リモコンから報知することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主熱源機で加熱して貯湯タンクに貯湯した湯水を、補助熱源機を介して給湯する貯湯給湯装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、運転効率に優れたヒートポンプユニットを主熱源機とし、この主熱源機で加熱した湯水を貯湯タンクに貯湯する貯湯運転を行い、この貯湯した湯水を給湯に使用する省エネルギー性能が高い貯湯給湯装置が広く利用されている。貯湯給湯装置は、例えば特許文献1、2のように、貯湯ユニットで貯湯タンクの湯水と上水とを混合することによって温度調整した湯水を給湯栓に給湯し、又は浴槽に注湯して湯はりをするように構成されている。
【0003】
貯湯給湯装置には、貯湯ユニットから出湯された湯水が補助熱源機を介して給湯栓に給湯される、又は浴槽に注湯されるように構成したものがある。この貯湯給湯装置は、貯湯ユニットで温度を調整した湯水を、その温度に応じて補助熱源機で加熱して又は非加熱で給湯又は注湯する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-107127号公報
特許第5134461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
貯湯ユニットから補助熱源機を介して給湯又は注湯する貯湯給湯装置は、湯水の流通経路が長くなるため圧力損失が大きくなる。そのため、上水の供給圧が低い場合に流量を大きくすることができず、ユーザが快適に使用できない虞がある。そこで、湯水の流通経路に昇圧ポンプを配設することが考えられる。特許文献1、2には、給湯用に給湯加圧ポンプを設け、注湯用にふろ加圧ポンプを設けた構成が記載されている。
【0006】
しかし、電力を使用する昇圧ポンプの駆動によって、貯湯給湯装置の省エネルギー性能が低下する。一方、大きい流量が求められるのは、例えばシャワー使用や浴槽への注湯のような浴室での給湯使用である場合が多い。
【0007】
そこで、本発明は、浴室における給湯使用の場合に流量を増加させることができる貯湯給湯装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明の貯湯給湯装置は、主熱源機で加熱した湯水を貯湯する貯湯タンクと、前記貯湯タンクに給水する給水通路と、前記貯湯タンクの湯水を補助熱源機に供給する出湯通路と、前記補助熱源機から給湯する給湯通路と、前記貯湯タンクから出湯された湯水を前記補助熱源で加熱して又は非加熱で前記給湯通路に供給する給湯運転を制御する制御手段を備えた貯湯給湯装置において、前記給水通路又は前記出湯通路には昇圧ポンプが装備され、前記出湯通路には出湯流量を検知する流量検知手段が装備され、前記制御手段は、浴室における給湯使用を検知する検知手段を有し、この検知手段によって前記浴室での給湯使用を検知した場合に前記昇圧ポンプを駆動することを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、浴室での給湯使用を検知した場合に昇圧ポンプを駆動して流量を増加させることができる。従って、大きい流量が求められる浴室における給湯使用を快適にすることができる。
【0010】
請求項2の発明の貯湯給湯装置は、請求項1の発明において、前記制御手段に通信接続された操作リモコンが前記浴室に設置され、前記操作リモコンは、前記浴室内の人を検知する人感センサを有し、前記検知手段は、前記浴室内の人を検知している状態で出湯流量を検知したことを前記浴室における給湯使用であると判定するように構成されたことを特徴としている。
上記構成によれば、従来から使用されている人感センサを備えた操作リモコンによって浴室内の人(ユーザ)を検知した状態で出湯された場合に、浴室における給湯使用であるとみなすことができる。従って、湯水の流通経路に浴室における給湯使用を検知するセンサ類を追加する必要がなく、施工性の低下及び製造コストの増加を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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