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公開番号2025099836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216786
出願日2023-12-22
発明の名称温水装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24H 15/196 20220101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】モータの消費電力とモータの回転数とをパラメータとする所定の判定値を用いて、循環ポンプへの水流が満水状態と気液混合状態と渇水状態の何れにあるか判定可能にした温水装置を提供することである。
【解決手段】温水装置(1)は、循環通路(28)と、加熱部(16)と、循環ポンプ(27)と、前記加熱部(16)と循環ポンプ駆動用モータを制御する制御手段(20)とを有し、循環ポンプ(27)はモータ回転数検出手段とモータ消費電力検出手段と、モータの回転数と消費電力から算出される判定値を用いて湯水の流れの状態を判定するための判定手段とを有し、制御手段は、判定手段によって湯水の流れが異常と判定された場合に、その判定値に補正を施し、この補正された判定値で湯水の流れがあると判定される際には、湯水に気泡が混入した気液混合状態で循環されていると判断して循環ポンプの運転を継続し、補正された判定値で気液混合状態でないと判定された場合には、渇水状態であると判断して循環ポンプの運転を停止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
循環通路と、この循環通路を流れる湯水を加熱するための加熱部と、湯水を循環させるための循環ポンプと、前記加熱部と循環ポンプを制御する制御手段と、前記循環ポンプは、 インペラと、前記制御手段から駆動電圧が入力されて前記インペラを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段とを備え、これら検出手段により検出された前記モータの回転数と消費電力から算出される判定値を用いて湯水の流れの状態を判定するための判定手段とを有する温水装置において、
前記制御手段は、前記判定手段によって湯水の流れが異常と判定された場合に、前記算出された判定値に補正を施し、この補正された判定値で湯水の流れがあると判定される際には、湯水に気泡が混入した気液混合状態で循環されていると判断して循環ポンプの運転を継続し、補正された判定値で気液混合状態でないと判定された場合には、渇水状態であると判断して循環ポンプの運転を停止することを特徴とする温水装置。
続きを表示(約 97 文字)【請求項2】
気液混合状態と判断された場合に、ポンプ回転数又はポンプ指令電圧を用いて気液混合比率を算出する気液混合比率算出手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の温水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温水装置に関し、特に水流センサや流量計等を用いずに、循環ポンプが介装された循環通路の水流の状態を検知可能にした温水装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
水流センサや流量計等を用いずに、循環ポンプが介装された循環通路の水流の状態を検知する種々の技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の循環ポンプにおいては、ポンプを駆動するモータに対する指令電圧、ポンプ回転数、消費電力、駆動電圧を用いた所定の演算式から判定値を演算し、
指令電圧とポンプ回転数と消費電力と判定値のうちの少なくとも1つを比較対象として、
その比較対象とした値が予め設定された所定範囲から外れている場合に、循環通路の水流が異常である判定する。
【0003】
特許文献2に記載の判定回路においては、モータ消費電力検出手段により検出されたポンプ駆動用モータの消費電力が予め設定された所定範囲から外れている場合に、循環通路の水流が異常であると判定する判定手段を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-218940号公報
特開2020-186728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の特許文献1,2の循環通路の水流状態判定技術は、循環通路内が満水状態で運転している場合のみ適用可能なものであり、風呂への注湯後の自吸運転中の気液混合流では、満水循環時に湯水の流れがあると判定すべき流量で循環している場合でも、湯水の流れが無いと誤判定してしまうという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、モータの消費電力とモータの回転数とをパラメータとする所定の判定値を用いて、循環ポンプへの水流が満水状態と気液混合状態と渇水状態の何れにあるか判定可能にした温水装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の温水装置は、循環通路と、この循環通路を流れる湯水を加熱するための加熱部と、湯水を循環させるための循環ポンプと、前記加熱部と循環ポンプを制御する制御手段と、前記循環ポンプは、インペラと、前記制御手段から駆動電圧が入力されて前記インペラを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検出する回転数検出手段と、前記モータの消費電力を検出するモータ消費電力検出手段とを備え、これら検出手段により検出された前記モータの回転数と消費電力から算出される判定値を用いて湯水の流れの状態を判定するための判定手段とを有する温水装置において、前記制御手段は、前記判定手段によって湯水の流れが異常と判定された場合に、前記算出された判定値に補正を施し、この補正された判定値で湯水の流れがあると判定される際には、湯水に気泡が混入した気液混合状態で循環されていると判断して循環ポンプの運転を継続し、補正された判定値で気液混合状態でないと判定された場合には、渇水状態であると判断して循環ポンプの運転を停止することを特徴としている。
【0008】
上記の構成によれば、制御手段は、判定手段によって湯水の流れが異常と判定された場合に、算出された判定値に補正を施し、この補正された判定値で以て湯水の流れの状態を判定することで、気液混合状態か渇水状態かを判定し、気液混合状態である場合には循環ポンプの運転を継続し、渇水状態と判定された場合には循環ポンプの運転を停止する。
そのため、湯水の流れの状態を正確に判定し、流れの状態に応じたポンプ制御を行うことができる。
【0009】
請求項2の温水装置は、請求項1の発明において、気液混合状態と判断された場合に、ポンプ回転数又はポンプ指令電圧を用いて気液混合比率を算出する気液混合比率算出手段を設けたことを特徴としている。
上記の構成によれば、気液混合状態と判断された場合に、ポンプ回転数又はポンプ指令電圧を用いて気液混合比率を算出する気液混合比率算出手段を設けたため、その気液混合比率を、判定値を補正する補正式に利用することが可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記のように種々の作用、効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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