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公開番号2025099835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216785
出願日2023-12-22
発明の名称貯湯給湯システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F24D 17/00 20220101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】循環用貯湯熱量を適切に設定することができる貯湯給湯システムを提供すること。
【解決手段】貯湯給湯システム(1)は、湯水を貯留する貯湯タンク(22)を備えた貯湯ユニット(21)と、貯湯タンクの湯水を加熱して貯湯タンクに戻す貯湯運転を行う熱源機(20)と、貯湯運転を制御する制御手段(10)を備え、給湯使用がないときには貯湯ユニットから出湯した湯水を即湯循環通路(2)に流通させて貯湯タンクに戻す即湯循環運転を行い、制御手段は、所定期間における即湯循環運転の循環熱量実績を学習記憶し、この循環熱量実績に基づいて次の所定期間のために貯湯タンクに貯湯する循環用貯湯熱量を算出するように構成された。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
湯水を貯留する貯湯タンクを備えた貯湯ユニットと、前記貯湯タンクの湯水を加熱して前記貯湯タンクに戻す貯湯運転を行う熱源機と、前記貯湯運転を制御する制御手段を備え、給湯使用がないときには前記貯湯ユニットから出湯した湯水を即湯循環通路に流通させて前記貯湯タンクに戻す即湯循環運転を行う貯湯給湯システムにおいて、
前記制御手段は、所定期間における前記即湯循環運転の循環熱量実績を学習記憶し、この循環熱量実績に基づいて次の所定期間のために前記貯湯タンクに貯湯する循環用貯湯熱量を算出することを特徴とする貯湯給湯システム。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記貯湯タンクに給水する給水通路と、前記給水通路の給水温度を検知する給水温度検知手段を有し、
前記制御手段は、前記給水温度に基づいて冬季であると判定した場合に、前記貯湯タンクからの放熱による熱量の減少分を補うように前記循環用貯湯熱量を算出することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。
【請求項3】
前記貯湯ユニットと前記熱源機とを夫々備えた複数の貯湯給湯装置を有し、
給湯使用時には前記複数の貯湯給湯装置から前記即湯循環通路に出湯し、前記即湯循環運転は予め設定された1台の貯湯給湯装置が行うように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の貯湯給湯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、給湯栓等から直ぐに温水を給湯可能なように、加熱した湯水を循環させる即湯循環運転を行う貯湯給湯システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、上水を加熱して温度を調整した湯水を給湯する給湯装置が広く利用されている。給湯開始時には、給湯装置から湯水を使用する給湯栓まで間に滞留している低温の湯水が流出するため、給湯装置で温度調整された湯水が給湯されるまで時間がかかり、不便である。
【0003】
そのため、例えば特許文献1のように、給湯通路に滞留している湯水を排水すると共に、温度調整された湯水を給湯通路に補充する即湯ユニットを備えた給湯装置が知られている。この即湯ユニットは、放熱によって温度低下した給湯通路の湯水を排水するために、外気温度に基づいて給湯通路の放熱特性を学習し、外気温度と放熱特性に基づいて設定した排水の必要がない期間における排水を禁止するように構成されている。
【0004】
しかし、給水通路に滞留している湯水を使用せずに排水することは、水資源を無駄にすると共に、加熱に使用されたエネルギーも無駄になる。それ故、例えば浴場施設等では、給湯栓を開けると加熱された湯水が直ぐに給湯されるように、燃焼式の給湯装置で加熱した湯水を循環させる即湯循環運転を行う給湯システムが利用されている。例えば特許文献2には、循環ポンプを駆動して行う即湯循環運転の循環流量実績を学習して判定値を算出し、循環流量が判定値を超えた場合に給湯使用と判定して循環ポンプを停止する給湯装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6177149号公報
特許第7343756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年のエネルギー価格の高騰により、即湯循環運転を行う給湯システムにおいても省エネルギー化が求められている。特許文献2の給湯装置は、即湯循環運転で循環する湯水の温度を維持するために、給湯装置に戻ってきた湯水を加熱する。戻ってきた湯水の温度は上水よりも十分高温であるため、加熱能力を小さくして即湯循環運転を行うが、この運転効率は高くない。
【0007】
そこで、運転効率に優れたヒートポンプ式の熱源機で加熱した湯水を貯湯タンクに貯湯し、この貯湯した湯水を即湯循環運転で循環させる貯湯給湯システムが提案されている。この貯湯給湯システムは、貯湯タンクに貯湯される熱量のうち、即湯循環運転のための循環用貯湯熱量を予め設定しておき、給湯使用による貯湯タンクからの出湯によって貯湯されている熱量が減少した場合に、循環用貯湯熱量を確保するために出湯を制限するように構成されている。
【0008】
しかし、貯湯給湯システムは、その運転環境の影響を受けると共に、設置された施設の所定期間における即湯循環と給湯使用の割合によって即湯循環に要求される熱量が異なるので、適切な循環用貯湯熱量を設定することは容易ではない。例えば気温が低い冬季には、循環する湯水及び貯湯タンクからの放熱によって循環用貯湯熱量の減少が大きくなるので、循環用貯湯熱量が不足して循環させる湯水の温度を維持できなくなる虞がある。一方、過剰な循環用貯湯熱量が設定された場合には、貯湯タンクに給湯できる熱量が有るにもかかわらず出湯が制限される虞がある。
【0009】
そこで、本発明は、循環用貯湯熱量を適切に設定することができる貯湯給湯システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1の発明の貯湯給湯システムは、湯水を貯留する貯湯タンクを備えた貯湯ユニットと、前記貯湯タンクの湯水を加熱して前記貯湯タンクに戻す貯湯運転を行う熱源機と、前記貯湯運転を制御する制御手段を備え、給湯使用がないときには前記貯湯ユニットから出湯した湯水を即湯循環通路に流通させて前記貯湯タンクに戻す即湯循環運転を行う貯湯給湯システムにおいて、前記制御手段は、所定期間における前記即湯循環運転の循環熱量実績を学習記憶し、この循環熱量実績に基づいて次の所定期間のために前記貯湯タンクに貯湯する循環用貯湯熱量を算出することを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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