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公開番号2025096798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212716
出願日2023-12-18
発明の名称浴室除菌システム
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類A61L 2/18 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】浴室の除菌処理を行なう際に、除菌水からの遊離ガスなどのガス濃度が過度に高くなることを適切に抑制することが可能な浴室除菌システムを提供する。
【解決手段】浴室の除菌処理を行なうべく前記浴室への除菌水散布工程が可能な除菌水散布装置4を、備えている、浴室除菌システムSYであって、前記除菌水に代えて非除菌水を浴室1に散布する非除菌水散布工程が可能とされており、前記除菌水散布工程が実行されるときには、これに先立ち、前記非除菌水散布工程が実行され、この非除菌水散布工程の終了後に、前記除菌水散布工程が開始される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
浴室の除菌処理を行なうべく前記浴室への除菌水散布工程が可能な除菌水散布装置を、備えている、浴室除菌システムであって、
前記除菌水に代えて非除菌水を前記浴室に散布する非除菌水散布工程が可能とされており、
前記除菌水散布工程が実行されるときには、これに先立ち、前記非除菌水散布工程が実行され、この非除菌水散布工程の終了後に、前記除菌水散布工程が開始されるように構成されていることを特徴とする、浴室除菌システム。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の浴室除菌システムであって、
前記浴室の換気用ファンを、さらに備えており、
前記非除菌水散布工程の実行中には、前記ファンによる前記浴室の換気も同時に実行されるように構成されている、浴室除菌システム。
【請求項3】
請求項1に記載の浴室除菌システムであって、
前記浴室の室温検知手段を、さらに備えており、
前記浴室への前記除菌水散布工程が行なわれる場合において、前記浴室の室温が所定の第1の温度よりも高いときには、前記除菌水散布工程に先立ち、前記非除菌水散布工程が実行される一方、前記第1の温度以下であるときには、前記非除菌水散布工程は実行されない構成とされている、浴室除菌システム。
【請求項4】
請求項3に記載の浴室除菌システムであって、
前記非除菌水散布工程が開始された場合において、その後に前記浴室の室温が所定の第2の温度よりも低下した時点で前記非除菌水散布工程は終了し、その後に前記除菌水散布工程が開始されるように構成されている、浴室除菌システム。
【請求項5】
請求項2に記載の浴室除菌システムであって、
前記浴室の湿度検知手段を、さらに備えており、
前記非除菌水散布工程が終了した時点において、前記浴室の湿度が所定の第1の湿度よりも高いときには、前記ファンによる前記浴室の換気がさらに実行され、かつその後に前記湿度が所定の第2の湿度以下に低下した時点で前記除菌水散布工程が開始されるように構成されている、浴室除菌システム。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれかに記載の浴室除菌システムであって、
前記除菌水散布装置は、外部から供給される水を電気分解して前記除菌水としてのオゾン水を生成するオゾン水生成装置、およびこのオゾン水生成装置により生成されたオゾン水を前記浴室に散布可能なノズルを備えており、かつ前記オゾン水生成装置が運転オフとされてオゾン水生成停止状態とされることにより、前記ノズルから前記水が散布される態様で前記非除菌水散布工程を実行可能である、浴室除菌システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オゾン水などの除菌水を浴室に散布する浴室除菌システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
浴室除菌システムの具体例として、たとえば特許文献1に記載されているように、除菌水であるオゾン水を浴室に散布可能なオゾン水散布装置を備えたものがある。
このような構成によれば、除菌作用を有するオゾン水が浴室に散布されることにより、浴室の壁面などの各部に除菌処理を施し、カビや雑菌類などの繁殖を抑制する作用が得られる。
【0003】
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
【0004】
すなわち、浴室にオゾン水を散布すると、このオゾン水からオゾンガスが遊離し、浴室におけるオゾンガス濃度が高くなると、オゾン特有の臭いが強くなる。したがって、そのような状況において、ユーザが浴室にうっかり進入すると、不快な思いをする虞がある。また、浴室の扉の隙間などから浴室の外部に高濃度のオゾンガスが漏れ出し、その臭いによってユーザが不快な思いをする虞もある。
【0005】
このような事態は、たとえばユーザが入浴を終えた直後など、浴室の室温が高く、オゾン水からオゾンガスが遊離し易い状況下において一層顕著となる。したがって、このような事態を適切に抑制することが望まれる。
なお、除菌水としては、オゾン水以外として、たとえば次亜塩素酸水などがあるが、そのような他の種類の除菌水を用いる場合においても前記したのと同様な事態を生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-48858号公報
特開平11-14116号公報
特許第5452132号公報
特許第7016480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、浴室の除菌処理を行なう際に、除菌水からの遊離ガスなどのガス濃度が過度に高くなることを適切に抑制することが可能な浴室除菌システムを提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】
本発明により提供される浴室除菌システムは、浴室の除菌処理を行なうべく前記浴室への除菌水散布工程が可能な除菌水散布装置を、備えている、浴室除菌システムであって、前記除菌水に代えて非除菌水を前記浴室に散布する非除菌水散布工程が可能とされており、前記除菌水散布工程が実行されるときには、これに先立ち、前記非除菌水散布工程が実行され、この非除菌水散布工程の終了後に、前記除菌水散布工程が開始されるように構成されていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、浴室の除菌処理を行なうべく浴室への除菌水散布工程が実行されるときには、それに先立ち、非除菌水散布工程が実行される。このため、たとえばユーザが入浴を終えた直後など、浴室の室温が高い状況にある場合には、非除菌水散布工程により浴室の室温を低下させた上で、除菌水散布工程を実行することが可能となる。その結果、浴室の室温が高いことに起因して浴室が除菌水の遊離ガスあるいは揮発ガスの過度な高濃度雰囲気になることを防止し、遊離ガスあるいは揮発ガスによってユーザが不快になることを適切に解消または緩和することが可能となる。
また、非除菌水散布工程によれば、除菌水散布に先立ち、非除菌水を用いて浴室を洗浄する効果も期待できる。したがって、浴室の衛生度合いを高める上でも好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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