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公開番号
2025097610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213892
出願日
2023-12-19
発明の名称
農作業車両
出願人
ヤンマーホールディングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250624BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】高密度に育苗された苗マットを用いた場合でも、苗載台上にマットの一部を残すことなく円滑に植付けをすることができる農作業車両を提供する。
【解決手段】農作業車両1は、駆動源12と、苗載台21と、植付け部22と、横送り機構40とを備える。植付け部22は、植付け爪22Fと装着部22Eとを有する。植付け爪22Fは、苗マットから圃場に植付けされる苗を掻き取る。装着部22Fには、植付け爪22Fが装着される。横送り機構40は、駆動源12からの動力に従って、苗載台21を左右方向に往復移動させる。装着部22Eには、標準型植付け爪22F1および密苗型植付け爪22F2のうち、いずれか一方が選択的に装着される。横送り機構40は、植付け爪22Fの幅寸法に応じて、苗載台21の移動に関する寸法のうち、植付け爪22Fの作用幅から植付け爪22Fの幅寸法を減した寸法を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動源と、
苗マットが載置される苗載台と、
前記苗マットから圃場に植付けされる苗を掻き取る植付け爪、および前記植付け爪が装着される装着部を有する植付け部と、
前記駆動源からの動力に従って、前記苗載台を左右方向に往復移動させる横送り機構と
を備え、
前記苗載台には、標準型苗マット、および標準型苗マットよりも前記苗が高密度に生育された密苗型苗マットのいずれかが選択的に載置され、
前記植付け爪は、標準型植付け爪、又は前記標準型植付け爪よりも前記左右方向の寸法が小さい密苗型植付け爪を含み、
前記装着部には、前記標準型植付け爪および前記密苗型植付け爪のうち、いずれか一方が選択的に装着され、
前記横送り機構は、前記植付け爪の幅寸法に応じて、前記苗載台の移動に関する寸法のうち、前記植付け爪の作用幅から前記植付け爪の幅寸法を減した寸法を変更する、農作業車両。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記横送り機構は、
外周面にらせん状のねじ溝が形成され、前記動力に従って回転する横送り軸と、
前記横送り軸の前記ねじ溝に装着され、前記横送り軸の回転に伴って前記左右方向に変位して前記苗載台の前記左右方向の移動を案内する案内部と
を備え、
前記横送り軸は、前記標準型植付け爪とともに用いられる標準型横送り軸と、前記密苗型植付け爪とともに用いられる密苗型横送り軸と、を含み、
前記標準型植付け爪および前記密苗型植付け爪の前記左右方向の寸法差は、前記標準型横送り軸における前記左右方向の全送り量と、前記密苗型横送り軸における前記左右方向の全送り量との差に相当する、請求項1に記載の農作業車両。
【請求項3】
前記標準型植付け爪は、前記密苗型植付け爪よりも前記左右方向に大きく、
前記密苗型横送り軸における前記左右方向の全送り量は、前記標準型横送り軸における前記左右方向の全送り量よりも大きい、請求項2に記載の農作業車両。
【請求項4】
前記密苗型横送り軸の一回転あたりの前記左右方向の送り量は、前記標準型植付け爪および前記密苗型植付け爪の前記左右方向の寸法差を、前記ねじ溝の巻き数で除した値だけ、前記標準型横送り軸の一回転あたりの前記左右方向の送り量よりも大きい、請求項2に記載の農作業車両。
【請求項5】
前記横送り機構は、
外周面にらせん状のねじ溝が形成され、前記動力に従って回転する横送り軸と、
前記横送り軸の前記ねじ溝に装着され、前記横送り軸の回転に伴って前記左右方向に変位して前記苗載台の前記左右方向の移動を案内する案内部と、
前記駆動源からの動力を変速して前記横送り軸へ伝達する変速制御装置と
を備え、
前記変速制御装置は、前記植付け爪の幅寸法に応じて、前記駆動源からの動力を変速して、前記横送り軸へ伝達する、請求項1に記載の農作業車両。
【請求項6】
前記変速制御装置は、前記標準型植付け爪を用いて前記苗の植付けを行う際に、前記横送り軸の前記左右方向の全送り量に対して、前記標準型植付け爪および前記密苗型植付け爪の前記左右方向の寸法差に基づいて、前記駆動源からの動力を減速する、請求項5に記載の農作業車両。
【請求項7】
前記変速制御装置は、前記標準型植付け爪を用いて前記苗の植付けを行う際に、前記横送り軸の前記左右方向の端部において、前記苗載台が前記標準型植付け爪および前記密苗型植付け爪の前記左右方向の寸法差に基づく距離について往復移動するように、前記駆動源からの動力に対して増速する、請求項5又は6に記載の農作業車両。
【請求項8】
前記横送り機構として駆動するアクチュエータを備え、
前記アクチュエータは、前記植付け爪の幅寸法に応じて、前記苗載台の前記左右方向の移動量を異ならせる、請求項1に記載の農作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農作業車両に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、従来よりも苗が高密度に生育された苗マットを用いた稲作が行われている。特許文献1には、標準型育苗の苗マットと、標準型育苗の苗マットよりも苗が高密度に生育された高密度育苗の苗マットと、の双方を使用可能な農作業車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-064530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような密苗を用いる場合には、幅寸法が従来型の植付け爪よりも小さい密苗型植付け爪が用いられることがある。このような場合において、2種類の植付け爪の幅寸法の違いにより、高密度に生育された苗マットの左右方向の端部に、密苗型植付け爪により苗を掻き取れない部分が生じ、苗載台における苗詰まりの原因となるおそれがあった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高密度に育苗された苗マットを用いた場合でも、苗載台上に苗マットの一部を残すことなく円滑に植付けをすることができる農作業車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る農作業車両は、駆動源と、苗載台と、植付け部と、横送り機構とを備える。前記苗載台には、苗マットが載置される。前記植付け部は、植付け爪と装着部とを有する。前記植付け爪は、前記苗マットから圃場に植付けされる苗を掻き取る。前記装着部には、前記植付け爪が装着される。前記横送り機構は、前記駆動源からの動力に従って、前記苗載台を左右方向に往復移動させる。前記苗載台には、標準型苗マット、および標準型苗マットよりも前記苗が高密度に生育された密苗型苗マットのいずれかが選択的に載置される。前記植付け爪は、標準型植付け爪、又は前記標準型植付け爪よりも前記左右方向の寸法が小さい密苗型植付け爪を含む。前記装着部には、前記標準型植付け爪および前記密苗型植付け爪のうち、いずれか一方が選択的に装着される。前記横送り機構は、前記植付け爪の幅寸法に応じて、前記苗載台の移動に関する寸法のうち、前記植付け爪の作用幅から前記植付け爪の幅寸法を減した寸法を変更する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る農作業車両によれば、高密度に育苗された苗マットを用いた場合でも、苗載台上に苗マットの一部を残すことなく円滑に植付けをすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る農作業車両の側面図である。
図1に示す農作業車両の平面図である。
図1に示す農作業車両における横送り機構周辺の模式図である。
標準型苗マットの横送り動作を示す図である。
密苗型苗マットの横送り動作を示す図である。
標準型横送り軸のねじ溝の拡大図である。
密苗型横送り軸のねじ溝の拡大図である。
第2実施形態に係る農作業車両における横送り機構周辺の模式図である。
第2実施形態における密苗型苗マットの横送り動作を示す図である。
第2実施形態における標準型苗マットの横送り状態を示す図である。
第2実施形態に係る横送り軸の回転数の変化を示す図である。
第3実施形態に係る農作業車両における横送り機構周辺の模式図である。
アクチュエータの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0010】
(1)全体構成
以下、図面を参照して、本実施形態に係る農作業車両1について説明する。最初に農作業車両1の全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る農作業車両1の側面図である。図2は、図1に示す農作業車両1の平面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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