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公開番号2025097138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213256
出願日2023-12-18
発明の名称海苔網処理船
出願人株式会社山田鉄工
代理人個人
主分類A01G 33/02 20060101AFI20250623BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】海苔網の酸処理や施肥処理に伴うランニングコストを低減させること。
【解決手段】本発明では、海上で海苔網を処理槽(3)に貯留した処理液で処理するための海苔網処理船(1)において、太陽光発電パネル(34)を支持するための支持体(後側ガイド体12)を船体(2)に、海上で海苔網を処理液で処理する処理作業時の姿勢(作業姿勢)と、海苔網を処理液で処理していない非処理作業時の姿勢(非作業姿勢)とに、姿勢変更可能に設け、支持体を作業姿勢とすることで太陽光発電パネル(34)の裏面(非発電面)が上向きになり、一方、支持体を非作業姿勢とすることで太陽光発電パネル(34)の表面(発電面)が上向きになることにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
海上で海苔網を処理槽に貯留した処理液で処理するための海苔網処理船において、
太陽光発電パネルを支持するための支持体を船体に、海上で海苔網を処理液で処理する処理作業時の姿勢（作業姿勢）と、海苔網を処理液で処理していない非処理作業時の姿勢（非作業姿勢）とに、姿勢変更可能に設け、支持体を作業姿勢とすることで太陽光発電パネルの裏面（非発電面）が上向きになり、一方、支持体を非作業姿勢とすることで太陽光発電パネルの表面（発電面）が上向きになることを特徴とする海苔網処理船。
続きを表示（約 180 文字）【請求項２】
前記支持体を船体に設けた船外機の上方に設け、支持体を作業姿勢とすることで太陽光発電パネルで船外機の上方を覆うことを特徴とする請求項１に記載の海苔網処理船。
【請求項３】
前記船体に起倒自在に設けた海苔網を処理槽から海上へ案内するための海苔網ガイドを前記支持体として用いることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の海苔網処理船。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、海上で海苔網を処理槽に貯留した処理液で処理するための海苔網処理船に関するものである。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来より、海苔の養殖には、海面に張設した海苔網が用いられている。この海苔網を海上において薬液で酸処理したり肥料で施肥処理したりする際には、海苔網処理船が使用されている（たとえば、特許文献１参照。）。
【０００３】
従来の海苔網処理船では、船体に上方を開口させた処理槽を設け、処理槽に薬液や肥料などの処理液を所定の濃度で注入しておき、航海しながら海面に張設されている海苔網を処理槽の処理液に浸漬させることによって酸処理や施肥処理などを行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実用新案登録第３２４０８９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
上記従来の海苔網処理船では、海苔網の酸処理や施肥処理を適切に行うために、処理槽に貯留された処理液の液量や濃度を所定範囲内に保持することが望まれる。
【０００６】
そのため、海苔網処理船では、処理槽に処理液を供給するための機械などの電力を使用する装置が必要となり、その電源としてバッテリーを搭載する必要がある。
【０００７】
ところが、バッテリーが消耗品であるために、海苔網の酸処理や施肥処理に伴うランニングコストが増大してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
そこで、請求項１に係る本発明では、海上で海苔網を処理槽に貯留した処理液で処理するための海苔網処理船において、太陽光発電パネルを支持するための支持体を船体に、海上で海苔網を処理液で処理する処理作業時の姿勢（作業姿勢）と、海苔網を処理液で処理していない非処理作業時の姿勢（非作業姿勢）とに、姿勢変更可能に設け、支持体を作業姿勢とすることで太陽光発電パネルの裏面（非発電面）が上向きになり、一方、支持体を非作業姿勢とすることで太陽光発電パネルの表面（発電面）が上向きになることにした。
【０００９】
また、請求項２に係る本発明では、前記請求項１に係る本発明において、前記支持体を船体に設けた船外機の上方に設け、支持体を作業姿勢とすることで太陽光発電パネルで船外機の上方を覆うことにした。
【００１０】
また、請求項３に係る本発明では、前記請求項１又は請求項２に係る本発明において、前記船体に起倒自在に設けた海苔網を処理槽から海上へ案内するための海苔網ガイドを前記支持体として用いることにした。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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