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公開番号
2025116718
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011315
出願日
2024-01-29
発明の名称
オペアンプ回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03F
3/45 20060101AFI20250801BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】広い入力電圧範囲で動作可能なオペアンプ回路を提供する。
【解決手段】第3トランジスタM3は、差動対112の一方の第1トランジスタM1と負荷回路116の間に接続され、第4トランジスタM4は、差動対112の他方の第2トランジスタM2と負荷回路116の間に接続される。第1制御回路150は、第1入力信号Vinpと正の相関を有するゲート電圧Vg3を第3トランジスタM3のゲートに供給し、第2入力信号Vinnと正の相関を有するゲート電圧Vg4を第4トランジスタM4のゲートに供給する。第2制御回路160は、第1入力信号Vinpおよび第2入力信号Vinnの少なくとも一方が所定のしきい値より低いとき、第5トランジスタM5および第6トランジスタM6をオンする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
差動入力段を備え、前記差動入力段は、
差動入力信号の一方である第1入力信号をゲートに受けるP型の第1トランジスタおよび差動入力信号の他方である第2入力信号をゲートに受けるP型の第2トランジスタを含む差動対と、
テイル電流をソースするテイル電流源と、
負荷回路と、
前記第1トランジスタと前記負荷回路の間に接続されたP型の第3トランジスタと、
前記第2トランジスタと前記負荷回路の間に接続されたP型の第4トランジスタと、
前記第3トランジスタと並列に接続された第5トランジスタと、
前記第4トランジスタと並列に接続された第6トランジスタと、
前記第1入力信号と正の相関を有するゲート電圧を前記第3トランジスタのゲートに供給し、前記第2入力信号と正の相関を有するゲート電圧を前記第4トランジスタのゲートに供給する第1制御回路と、
前記第1入力信号および前記第2入力信号の少なくとも一方が所定のしきい値より低いとき、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタをオンする第2制御回路と、
を備える、オペアンプ回路。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1制御回路は、
前記第1入力信号をゲートに受けるN型の第7トランジスタを含み、前記第7トランジスタのソース電圧を前記第3トランジスタのゲートに供給する第1ソースフォロア回路と、
前記第2入力信号をゲートに受けるN型の第8トランジスタを含み、前記第8トランジスタのソース電圧を前記第4トランジスタのゲートに供給する第2ソースフォロア回路と、
を含む、請求項1に記載のオペアンプ回路。
【請求項3】
前記第1ソースフォロア回路は、前記第7トランジスタのソースと接続され、定電流をシンクする第1電流源を含み、
前記第2ソースフォロア回路は、前記第8トランジスタのソースと接続され、定電流をシンクする第2電流源を含む、請求項2に記載のオペアンプ回路。
【請求項4】
前記第2制御回路は、
定電流をソースする第3電流源と、
ゲートに前記第1入力信号を受け、ソースが前記第3電流源と接続され、ドレインが接地されたP型の第9トランジスタと、
ゲートに前記第2入力信号を受け、ソースが前記第3電流源と接続され、ドレインが接地されたP型の第10トランジスタと、
を含み、前記第9トランジスタおよび前記第10トランジスタの共通に接続されたソースに発生する検出電圧が所定電圧より低いときに、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタをオンする、請求項1から3のいずれかに記載のオペアンプ回路。
【請求項5】
前記第2制御回路は、前記検出電圧を前記所定電圧と比較するコンパレータを含み、前記コンパレータの出力に応じて、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタを制御する、請求項4に記載のオペアンプ回路。
【請求項6】
前記第2制御回路は、前記検出電圧を受けるインバータを含み、前記インバータの出力に応じて、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタを制御する、請求項4に記載のオペアンプ回路。
【請求項7】
前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタはN型である、請求項1から3のいずれかに記載のオペアンプ回路。
【請求項8】
差動入力段を備え、前記差動入力段は、
差動入力信号の一方である第1入力信号をゲートに受けるN型の第1トランジスタおよび差動入力信号の他方である第2入力信号をゲートに受けるN型の第2トランジスタを含む差動対と、
テイル電流をシンクするテイル電流源と、
負荷回路と、
前記第1トランジスタと前記負荷回路の間に接続されたN型の第3トランジスタと、
前記第2トランジスタと前記負荷回路の間に接続されたN型の第4トランジスタと、
前記第3トランジスタと並列に接続された第5トランジスタと、
前記第4トランジスタと並列に接続された第6トランジスタと、
前記第1入力信号と正の相関を有するゲート電圧を前記第3トランジスタのゲートに供給し、前記第2入力信号と正の相関を有するゲート電圧を前記第4トランジスタのゲートに供給する第1制御回路と、
前記第1入力信号および前記第2入力信号の少なくとも一方が所定のしきい値より高いとき、前記第5トランジスタおよび前記第6トランジスタをオンする第2制御回路と、
を備える、オペアンプ回路。
【請求項9】
前記第1制御回路は、
前記第1入力信号をゲートに受けるP型の第7トランジスタを含み、前記第7トランジスタのソース電圧を前記第3トランジスタのゲートに供給する第1ソースフォロア回路と、
前記第2入力信号をゲートに受けるP型の第8トランジスタを含み、前記第8トランジスタのソース電圧を前記第4トランジスタのゲートに供給する第2ソースフォロア回路と、
を含む、請求項8に記載のオペアンプ回路。
【請求項10】
前記第1ソースフォロア回路は、前記第7トランジスタのソースと接続され、定電流をソースする第1電流源を含み、
前記第2ソースフォロア回路は、前記第8トランジスタのソースと接続され、定電流をソースする第2電流源を含む、請求項9に記載のオペアンプ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オペアンプ回路に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
オペアンプは、差動入力段および出力段を備える。差動入力段の回路形式は、所望の動作範囲に応じて選択、設計される。
【0003】
P型(Pチャンネル)のMOSトランジスタを差動入力とする入力段において、動作電圧範囲を接地電圧側に広げたい場合、差動入力トランジスタのドレイン電圧は、低く固定するのが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-134535号公報
【0005】
このような構成において、動作電圧範囲を電源電圧側にも広げたい場合、差動入力トランジスタを高耐圧素子で構成する必要があり、高コスト化の要因となっている。
【0006】
同様の問題は、N型(Nチャンネル)のMOSトランジスタを差動入力とする入力段においても生じうる。
【0007】
[概要]
本開示はかかる状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、広い入力電圧範囲で動作可能なオペアンプ回路の提供にある。
【0008】
本開示のある態様のオペアンプ回路は、差動入力段を備える。差動入力段は、差動入力信号の一方である第1入力信号をゲートに受けるP型の第1トランジスタおよび差動入力信号の他方である第2入力信号をゲートに受けるP型の第2トランジスタを含む差動対と、テイル電流をソースするテイル電流源と、負荷回路と、第1トランジスタと負荷回路の間に接続されたP型の第3トランジスタと、第2トランジスタと負荷回路の間に接続されたP型の第4トランジスタと、第3トランジスタと並列に接続された第5トランジスタと、第4トランジスタと並列に接続された第6トランジスタと、第1入力信号と正の相関を有するゲート電圧を第3トランジスタのゲートに供給し、第2入力信号と正の相関を有するゲート電圧を第4トランジスタのゲートに供給する第1制御回路と、第1入力信号および第2入力信号の少なくとも一方が所定のしきい値より低いとき、第5トランジスタおよび第6トランジスタをオンする第2制御回路と、を備える。
【0009】
本開示の別の態様もまた、オペアンプ回路である。このオペアンプ回路は、差動入力段を備え、差動入力段は、差動入力信号の一方である第1入力信号をゲートに受けるN型の第1トランジスタおよび差動入力信号の他方である第2入力信号をゲートに受けるN型の第2トランジスタを含む差動対と、テイル電流をシンクするテイル電流源と、負荷回路と、第1トランジスタと負荷回路の間に接続されたN型の第3トランジスタと、第2トランジスタと負荷回路の間に接続されたN型の第4トランジスタと、第3トランジスタと並列に接続された第5トランジスタと、第4トランジスタと並列に接続された第6トランジスタと、第1入力信号と正の相関を有するゲート電圧を第3トランジスタのゲートに供給し、第2入力信号と正の相関を有するゲート電圧を第4トランジスタのゲートに供給する第1制御回路と、第1入力信号および第2入力信号の少なくとも一方が所定のしきい値より高いとき、第5トランジスタおよび第6トランジスタをオンする第2制御回路と、を備える。
【0010】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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