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公開番号2025097879
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2024049525
出願日2024-03-26
発明の名称石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット
出願人華能(浙江)能源開発有限公司玉環分公司
代理人園田・小林弁理士法人
主分類B08B 1/34 20240101AFI20250624BHJP(清掃)
要約【課題】操作者の作業負担を軽減し、溜まった石炭清掃作業の作業効率を向上させることができる石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットを提供する。
【解決手段】駆動部材101、駆動部材101の上方に設けられた収容車102、収容車102の一端に設けられた保護部材103、および保護部材103の両側に設けられた2組の連動部材104からなる駆動ユニット100と、保護部材103内に配置され、両端が保護部材103の両側外部に貫通する取付部材、および取付部材上に設けられ、取付部材の軸方向の周りに均一に分布する複数組の破砕部材からなる破砕ユニットと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動部材(101)、前記駆動部材(101)の上方に設けられた収容車(102)、前記収容車(102)の一端に設けられた保護部材(103)、および前記保護部材(103)の両側に設けられた2組の連動部材(104)からなる駆動ユニット(100)と、
前記保護部材(103)内に配置され、両端が前記保護部材(103)の両側外部に貫通する取付部材(201)、および前記取付部材(201)上に設けられ、前記取付部材(201)の軸方向の周りに均一に分布する複数組の破砕部材(202)からなる破砕ユニット(200)と、
前記保護部材(103)の内部下方に配置され、真上に前記破砕ユニット(200)が位置するシャベルピンアセンブリ(301)、および前記シャベルピンアセンブリ(301)の両端に設けられ、前記保護部材(103)の両側に対称的に回転可能に接続される2組の押圧部材(302)からなるシャベルピンユニット(300)と、
前記保護部材(103)の内部に斜めに配置されたコンベアベルト(401)、前記コンベアベルト(401)の両端に設けられた駆動軸(402)、前記コンベアベルト(401)の周辺に均一に分布する複数組の掘りホッパ(403)、および前記コンベアベルト(401)の頂端にある前記駆動軸(402)の外側に設けられた従動輪(404)からなり、前記コンベアベルト(401)の頂端が前記収容車(102)に近接するリードリフトユニット(400)と、備える、ことを特徴とする石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記駆動部材(101)は、前記収容車(102)の下方に位置し、内部に制御モジュールが含まれる駆動ベース(101a)、前記駆動ベース(101a)の両側に設けられた2組のクローラベルト(101b)、前記駆動ベース(101a)の両側に設けられ、同一側の一端にそれぞれ2組の前記クローラベルト(101b)の両端が嵌設された2組の前記アクスルバー(101c)、前記アクスルバー(101c)の両端内部に設けられた電気モータ(101d)、および前記電気モータ(101d)の外側に設けられた駆動ディスク(101e)からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項3】
前記保護部材(103)は、内側が収容車(102)に固定的に接続された対称に設けられた2組の側板(103a)、前記側板(103a)間に設けられた第1保護アセンブリ(103b)、前記第1保護アセンブリ(103b)の一側に設けられ、一端が前記第1保護アセンブリ(103b)の内部まで延伸する第2保護アセンブリ(103c)、および前記側板(103a)の外側に設けられた第3保護アセンブリ(103d)からなる、ことを特徴とする請求項2に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項4】
前記第1保護アセンブリ(103b)は、前記側板(103a)間に設けられ、両端がそれぞれ2組の前記側板(103a)に固定的に接続された外側固定板(103b-1)、前記外側固定板(103b-1)の内側に設けられ、中心位置が前記外側固定板(103b-1)に固定的に接続された内側固定板(103b-2)、前記外側固定板(103b-1)と前記内側固定板(103b-2)間に開設され、両者の固定接続位置を中心として対称に分布する2組の円弧状溝(103b-3)、および前記円弧状溝(103b-3)内に位置するリセットスプリング(103b-4)からなる、ことを特徴とする請求項3に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項5】
前記第2保護アセンブリ(103c)は、前記第1保護アセンブリ(103b)の一側に位置し、一端が前記円弧状溝(103b-3)内まで延伸する円弧状板(103c-1)、前記外側固定板(103b-1)の両端に設けられ2組の側固定板(103c-2)であって、前記取付部材(201)の両端が前記側固定板(103c-2)を貫通して前記側板(103a)の外側に延伸する円弧状板(103c-1)、前記円弧状板(103c-1)の中心位置に設けられ、前記外側固定板(103b-1)と前記内側固定板(103b-2)の固定接続位置の寸法と合致する退避溝(103c-3)、および前記円弧状板(103c-1)の他端に回転可能に接続されたローラ軸(103c-4)からなる、ことを特徴とする請求項4に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項6】
前記連動部材(104)は、前記側板(103a)の外側に回転可能に接続された主駆動部材(104a)、前記主駆動部材(104a)と前記駆動ディスク(101e)間に設けられ、両端がそれぞれ回転可能に前記主駆動部材(104a)と前記駆動ディスク(101e)の外側に接続された伝達ロッド(104b)、および前記主駆動部材(104a)と前記従動輪(404))間に設けられ、両端がそれぞれ前記主駆動部材(104a)と前記従動輪(404)に嵌設された伝達ベルト(104c)からなる、ことを特徴とする請求項5に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項7】
前記取付部材(201)は、2組の前記側板(103a)間に回転可能に接続され、両端が前記側板(103a)を貫通する取付軸(201a)、前記取付軸(201a)上に設けられ、それぞれ取付軸(201a)の両端および中心に分布する3組の補強板(201b)、前記取付軸(201a)の両端に固定的に設けられ、前記主駆動部材(104a)噛み合う第1傘歯車(201c)、および前記取付軸(201a)の外側の周りに設けられ、前記第1傘歯車(201c)間に固定的に接続された4組の補強ロッド(201d)からなる、ことを特徴とする請求項6に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項8】
前記破砕部材(202)は、前記補強ロッド(201d)に回転可能に接続された破砕アセンブリ(202a)、および前記破砕アセンブリ(202a)上に設けられたリセットアセンブリ(202b)からなり、前記リセットアセンブリ(202b)の一端が破砕アセンブリ(202a)上に回転可能に接続され、他端が前記補強ロッド(201d)を貫通して延伸する、ことを特徴とする請求項7に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項9】
前記シャベルピンアセンブリ(301)は、2組の前記側板(103a)間に位置する楔形構造のシャベルピンナイフ(301a)、および前記シャベルピンナイフ(301a)の両側に設けられたプッシュロッド(301b)からなり、前記プッシュロッド(301b)は前記押圧部材(302)内に延伸する、ことを特徴とする請求項8に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。
【請求項10】
前記押圧部材(302)は、前記側板(103a)の外側に位置する第2傘歯車(302a)、前記第2傘歯車(302a)の外側に位置し、前記主駆動部材(104a)と噛み合う第2噛合面(302b)、前記第2傘歯車(302a)の内部に設けられた異形ブロック(302c)、前記異形ブロック(302c)の内側に固定的に設けられ、延伸して前記側板(103a)に回転可能に接続された制限回転軸(302d)、および前記第2傘歯車(302a)と前記異形ブロック(302c)間に位置する異形溝(302e)からなり、前記プッシュロッド(301b)は前記異形溝(302e)内に延伸する、ことを特徴とする請求項9に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、石炭洗浄の技術分野に関し、特に石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
発電所の石炭搬送システムは、貯炭場などの石炭貯蔵エリアから発電所の燃焼炉やボイラーまで石炭を搬送する一連の設備を指し、システムには通常、石炭搬送設備(ベルトコンベア、グラブエレベーター、スクレーパーコンベアなど)が含まれ、発電所の石炭搬送システムの設計と運用は、発電の安全性、効率、環境保護に重要な影響を与える。
【0003】
石炭搬送システムで石炭搬送を行う場合、石炭の粒径が大きいため、積み重ねられた石炭間の連結性が高くないため、搬送中に石炭と石炭搬送システムとの摩擦が不十分となり、石炭の一部が石炭搬送システム内に安定的に留まることができず、この石炭の一部は、搬送中に石炭搬送システムから誤って外れ、落下して石炭搬送システムの外側の地面に積まれることになり、搬送システムの作業環境の整頓とこの石炭部分のリサイクルを保証するために、加えて、石炭運搬システムの作業場所がより複雑で、大型の石炭清掃設備(ショベルなど)がその中で操作できないので、既存の技術は手作業による石炭の再利用方法で清掃することになり、手作業による清掃方法は、スタッフの作業負担を増加させるだけでなく、貴重な人的資源を浪費し、同時に、石炭は一定量の水分を含むので、石炭を積み上げると石炭が固まってしまい、石炭をより清潔な方法で使用することができなくなり、同時に、石炭はある程度の水分を含むので、石炭を積み上げる時、石炭と石炭の間に凝集現象が発生し、同時に、地面と接触している石炭粒子も地面に付着し、清掃が非常に難しく、清掃効率の悪さにつながる、このような問題を解決するために、石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットを提供する。
【発明の概要】
【0004】
上記既存の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットの問題を鑑み、本発明を提案する。
【0005】
したがって、本発明の目的は、石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットを提供することであり、その目的は、操作者の作業負担を軽減し、溜まった石炭の清掃作業効率を向上させることができる清掃効率の高い溜まった石炭清掃機器を提供することである。
【0006】
上記技術的問題を解決するために、本発明は、以下の技術的解決策を提供する。石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットは、駆動部材、前記駆動部材の上方に設けられた収容車、前記収容車の一端に設けられた保護部材、および前記保護部材の両側に設けられた2組の連動部材からなる駆動ユニットと、前記保護部材内に配置され、両端が前記保護部材の両側外部に貫通する取付部材、および前記取付部材上に設けられ、前記取付部材の軸方向の周りに均一に分布する複数組の破砕部材からなる破砕ユニットと、前記保護部材の内部下方に配置され、真上に前記破砕ユニットが位置するシャベルピンアセンブリ、および前記シャベルピンアセンブリの両端に設けられ、前記保護部材の両側に対称的に回転可能に接続される2組の押圧部材からなるシャベルピンユニットと、前記保護部材の内部に斜めに配置されたコンベアベルト、前記コンベアベルトの両端に設けられた駆動軸、前記コンベアベルトの周辺に均一に分布する複数組の掘りホッパ、および前記コンベアベルトの頂端にある前記駆動軸の外側に設けられた従動輪からなり、前記コンベアベルトの頂端が前記収容車に近接するリードリフトユニットと、備える。
【0007】
本発明に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットの好ましい解決策として、前記駆動部材は、前記収容車の下方に位置し、内部に制御モジュールが含まれる駆動ベース、前記駆動ベースの両側に設けられた2組のクローラベルト、前記駆動ベースの両側に設けられ、同一側の一端にそれぞれ2組の前記クローラベルトの両端が嵌設された2組の前記アクスルバー、前記アクスルバーの両端内部に設けられた電気モータ、および前記電気モータの外側に設けられた駆動ディスクからなる。
【0008】
本発明に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットの好ましい解決策として、前記保護部材は、内側が収容車に固定的に接続された対称に設けられた2組の側板、前記側板間に設けられた第1保護アセンブリ、前記第1保護アセンブリの一側に設けられ、一端が前記第1保護アセンブリの内部まで延伸する第2保護アセンブリ、および前記側板の外側に設けられた第3保護アセンブリからなる。
【0009】
本発明に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットの好ましい解決策として、前記第1保護アセンブリは、前記側板間に設けられ、両端がそれぞれ2組の前記側板に固定的に接続された外側固定板、前記外側固定板の内側に設けられ、中心位置が前記外側固定板に固定的に接続された内側固定板、前記外側固定板と前記内側固定板間に開設され、両者の固定接続位置を中心として対称に分布する2組の円弧状溝、および前記円弧状溝内に位置するリセットスプリングからなる。
【0010】
本発明に記載の石炭搬送システムに溜まった石炭を清掃するためのロボットの好ましい解決策として、前記第2保護アセンブリは、前記第1保護アセンブリの一側に位置し、一端が前記円弧状溝内まで延伸する円弧状板、前記外側固定板の両端に設けられ2組の側固定板であって、前記取付部材の両端が前記側固定板を貫通して前記側板の外側に延伸する円弧状板、前記円弧状板の中心位置に設けられ、前記外側固定板と前記内側固定板の固定接続位置の寸法と合致する退避溝、および前記円弧状板の他端に回転可能に接続されたローラ軸からなる。
(【0011】以降は省略されています)

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