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公開番号2025080896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194262
出願日2023-11-15
発明の名称壁面洗浄装置
出願人光洋機械産業株式会社,株式会社アイ・ロボティクス
代理人弁理士法人山田特許事務所
主分類B08B 1/30 20240101AFI20250520BHJP(清掃)
要約【課題】壁面を走行する走行体を用い、壁面に対し洗浄作業を好適に行い得る壁面洗浄装置を提供する。
【解決手段】左右から伸びる支持操作索4によって支持されると共に位置を操作され、壁面Wに対し走行し得るよう構成された走行体2と、走行体2に搭載され、壁面Wに対し洗浄作業を行う洗浄機器7と、支持操作索4の繰出し・巻取りを行う繰出装置8を備えて壁面洗浄装置1を構成する。走行体2には、壁面Wに対する押付力を生じるプロペラ2cを備えると共に、洗浄機器7として洗浄液を噴射するノズルを備え、プロペラ2cによる押付力を、ノズルにおける洗浄液の噴射量に応じて変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
左右から伸びる支持操作索によって支持されると共に位置を操作され、壁面に対し走行し得るよう構成された走行体と、
前記走行体に搭載され、壁面に対し洗浄作業を行う洗浄機器と
を備えたことを特徴とする壁面洗浄装置。
続きを表示（約 760 文字）【請求項２】
前記支持操作索の繰出し・巻取りを行う繰出装置と、
前記走行体の左右上方に設けられ、前記支持操作索を巻き掛けられて前記走行体の荷重を支持する巻掛支持部と
をさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の壁面洗浄装置。
【請求項３】
前記走行体の左右に設置された支持柱および該支持柱に沿って昇降する昇降体を備えた昇降支持装置と、
前記昇降体の位置に設置され、前記支持操作索の繰出し・巻取りを行う繰出装置と
をさらに備えたことを特徴とする請求項１に記載の壁面洗浄装置。
【請求項４】
前記走行体に、壁面に対する押付力を生じるプロペラ、または壁面に対する吸着力を生じる吸着部の少なくとも一方を備えると共に、
前記洗浄機器として洗浄液を噴射するノズルを備え、
前記プロペラによる押付力または前記吸着部による吸着力を、前記ノズルにおける洗浄液の噴射量に応じて変更し得るよう構成されたこと
を特徴とする請求項１に記載の壁面洗浄装置。
【請求項５】
前記プロペラは可変ピッチプロペラであること
を特徴とする請求項４に記載の壁面洗浄装置。
【請求項６】
前記洗浄機器はブラシおよびノズルを備えており、
前記洗浄機器による洗浄作業に関連して使用する洗浄関連機器を前記走行体以外の場所に設置し、前記洗浄機器と前記洗浄関連機器の間を連絡索で接続したこと
を特徴とする請求項１に記載の壁面洗浄装置。
【請求項７】
前記洗浄機器のブラシまたはノズルのうち少なくとも一方は壁面に対し回転するよう構成されていること
を特徴とする請求項６に記載の壁面洗浄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、壁面に対し洗浄作業を行うための装置に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、建築物やその他の構造物、自然物等の壁面に対して何らかの作業（塗装や機械の組付け、点検等）を行う場合には、前記壁面に沿って人が行き来できる足場を組み、該足場に人が登って前記作業を行うことが一般的である。
【０００３】
近年では、こういった作業に関し、小型の飛行装置を用いて代替することが提案され、実用化されつつある（例えば、下記特許文献１、２参照）。一般にドローンと呼称されるこうした飛行装置は、小型で飛行の安定性が高く小回りが利き、操作も容易であり、種々の分野において活用されている。
【０００４】
さらに本願出願人らは近年、上述のドローン技術を応用し、下記特許文献３に記載の如き技術を開発するに至った。下記特許文献３に記載の壁面作業装置は、支持柱と昇降体を備えた昇降支持装置と共に、壁面に対して塗装等の作業を行う作業機器を搭載した走行体を設置し、前記昇降体の位置から繰り出される支持操作索によって前記走行体を支持し且つその位置を操作するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２０－２０３５６４号公報
実用新案登録第３２２５０８４号明細書
特開２０２２－１８６５７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
ところで、壁面に対して行う各種の作業を上述の如き壁面作業装置によって代替することを考える場合、その作業の内容としては、上記特許文献３内でも挙げられている点検、塗装、機械の組付けのほか、例えば壁面の清掃・洗浄等が想定される。ここで、走行体には、作業の内容に応じた機器（作業機器）が搭載されるが、それらの作業機器を用いて作業を行うにあたり、壁面作業装置において具体的にどのような構成の機器をどのように設置するかについてまでは、上記特許文献３に記載の技術において必ずしも詳しく検討されてはいない。特に、壁面の清掃・洗浄に関しては、上記特許文献３内に例示もされておらず、壁面作業装置によって壁面の洗浄を行う場合にどのような装置構成が好適かについては、未検討の課題として残されていた。
【０００７】
本発明は、斯かる実情に鑑み、壁面を走行する走行体を用い、壁面に対し洗浄作業を好適に行い得る壁面洗浄装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明は、左右から伸びる支持操作索によって支持されると共に位置を操作され、壁面に対し走行し得るよう構成された走行体と、前記走行体に搭載され、壁面に対し洗浄作業を行う洗浄機器とを備えたことを特徴とする壁面洗浄装置にかかるものである。
【０００９】
本発明の壁面洗浄装置は、前記支持操作索の繰出し・巻取りを行う繰出装置と、前記走行体の左右上方に設けられ、前記支持操作索を巻き掛けられて前記走行体の荷重を支持する巻掛支持部とをさらに備えてもよい。
【００１０】
本発明の壁面洗浄装置は、前記走行体の左右に設置された支持柱および該支持柱に沿って昇降する昇降体を備えた昇降支持装置と、前記昇降体の位置に設置され、前記支持操作索の繰出し・巻取りを行う繰出装置とをさらに備えてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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