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公開番号2025098501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214665
出願日2023-12-20
発明の名称車両用空調装置
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B60H 1/00 20060101AFI20250625BHJP(車両一般)
要約【課題】 フットドアと内外気二層流ドアの機能を兼ね備えたドア機構を設けることでケースのサイズを小型化するとともに、フットモード時の圧力損失を低減可能な車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 車両用空調装置1は、ケース6内における空気の第1通路61および第2通路62を区画する隔壁6Aと、車室内空間における下側空間に空気を吹き出すフット吹出部7と、第1通路61および第2通路62の下流側においてフット吹出部7に向かう空気が流入するフット流入部73と、第1通路61および第2通路62と、フット流入部73とを連通させる鉛直方向連通部31Vと、鉛直方向連通部31Vを開閉可能な連通ドア25を有し、連通ドア25の開閉状態により、第1通路61とフット流入部73を連通させる第1連通路F1と、第2通路62とフット流入部73を連通させる第2連通路F2を形成可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ケース内における空気の第1通路および第2通路を区画する隔壁と、
車室内における下側空間に空気を吹き出す吹出部と、
を備えた車両用空調装置であって、
前記第1通路および前記第2通路の下流側において前記吹出部に向かう空気が流入する流入部と、
前記第1通路および前記第2通路と、前記流入部とを連通させる連通部と、
前記連通部を開閉可能な連通ドアと、を有し、
前記連通ドアの開閉状態により、
前記第1通路と前記流入部を連通させる第1連通路と、前記第2通路と該流入部を連通させる第2連通路を形成可能である、
ことを特徴とする車両用空調装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記第1連通路と、前記第2通路とを同時に形成可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項3】
前記連通ドアは回転軸を中心とした回転により前記連通部を開閉可能な板状のドアであり、
前記回転軸を前記連通部の中央付近に配置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項4】
前記吹出部は、
前記流入部から分岐して前記車室内における前方空間に空気を吹き出す前方吹出部と、
前記流入部から分岐して前記車室内における後方空間に空気を導く後方吹出部を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項5】
前記第1通路と前記第2通路を連通させる他の連通部を有し、
前記連通ドアは前記他の連通部を開閉可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
【請求項6】
前記第1通路は前記ケース内の上層側であり、
前記第2通路は前記ケース内の下層側であり、
前記第1通路の上方に前記車室内における上側空間に空気を吹き出す他の吹出部を有し、
前記連通ドアの開閉状態によって、第1運転モード、第2運転モードおよび第3運転モードを切替可能であり、
前記第1運転モードは、前記他の連通部を閉止した状態で、前記第1通路と前記他の吹出部を連通し、前記第2通路と前記吹出部を連通するモードであり、
前記第2運転モードは、前記他の連通部を開口した状態で前記第1通路および前記第2通路を前記他の吹出口と連通するモードであり、
前記第3運転モードは、前記他の連通部を開口した状態で前記第1通路および前記第2通路を前記吹出部と連通するモードである、
ことを特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用空調装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両の空調装置において、HVAC(Heating, Ventilation, and Air Conditioning)を備えるものが普及している。HVACは、内部に送風機や熱交換部(エバポレータやヒータコア)やエアミックスドア等を備え、送風機によってユニット内に導入された空気を加熱又は冷却して車室内に吹き出している。
【0003】
また、車両の空調装置においては新鮮で低湿度な外気による防曇性の確保及び車内環境の維持(改善)と、暖かい内気を乗員の足元に吹き出すことによる暖房性能の向上との両立する要望がある。そこで、HVACにおいて、空気通路を外気側の第1通路と内気側の第2通路とに仕切る隔壁を設け、HVACの上層には導入した外気を流通させ、下層には内気を循環させる内外気二層流モードの設定が可能な装置の開発が進んでいる。
【0004】
例えば、特許文献1には、乗員の足元に吹き出す通路を開閉するドア(フットドア)と、HVAC内を上層(外気導入)通路と下層(内気循環)通路の二層に区画するドア(二層流ドア)を有するHVACが開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、HVACのハウジング内を上層と下層の二層に区画する二層流ドアと、フットドアを1つのドアで兼用するドア機構を備えたHVACが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許5246150号公報
特開2023-521459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、フットドアと内外気二層流ドアが個別で設けられていたため、HVACの風下においてそれぞれのドアの駆動範囲を考慮してある程度のスペースを確保する必要があり、HVACの小型化が進まない問題があった。
【0008】
また、特許文献2に記載の技術では、フットドアと内外気二層流ドアの機能を兼ね備えるドア機構を構成であるものの、乗員の足元に内気を吹き出すモード(フットモード)時においてドア機構における空気通路の開口面積が十分に確保できず、圧力損失が大きくなる問題があった。
【0009】
本発明は、斯かる実情に鑑み、フットドアと内外気二層流ドアの機能を兼ね備えたドア機構を設けることでケースのサイズを小型化するとともに、フットモード時の圧力損失を低減可能な車両用空調装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ケース内における空気の第1通路および第2通路を区画する隔壁と、車室内における下側空間に空気を吹き出す吹出部と、を備えた車両用空調装置であって、前記第1通路および前記第2通路の下流側において前記吹出部に向かう空気が流入する流入部と、前記第1通路および前記第2通路と、前記流入部とを連通させる連通部と、前記連通部を開閉可能な連通ドアと、を有し、前記連通ドアの開閉状態により、前記第1通路と前記流入部を連通させる第1連通路と、前記第2通路と該流入部を連通させる第2連通路を形成可能である、ことを特徴とする車両用空調装置にかかるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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