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公開番号
2025099038
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215378
出願日
2023-12-21
発明の名称
横置型ロータリー圧縮機
出願人
サンデン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20250626BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】軸孔に対する回転軸の潤滑性を確保しつつ、軸孔と回転軸との間のシール性を発揮可能な横置型ロータリー圧縮機を提供する。
【解決手段】横置型ロータリー圧縮機1は、回転軸30、電動機部40、圧縮機構部50、電動機部40を収容するフロントハウジング14、圧縮機構部50を収容するリアハウジング16、フロントハウジング14とリアハウジング16との間に配置された隔壁部121、及び軸孔121bの内周面と回転軸30の外周面との間に配置されたブッシュ22Aを有している。軸孔121bは、フロントハウジング14側が小径部SD、かつリアハウジング16側が大径部LDに形成された段付円柱状をなしている。また、軸方向に延びる合口部APが形成されたブッシュ22Aは、軸孔121bの大径部LDから小径部SDへと移行する段部SPに突き当てられるまで、大径部LD側から挿入されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
水平方向に配置された回転軸と、
前記回転軸を回転させる電動機部と、
前記回転軸によって駆動される圧縮機構部と、
前記電動機部を収容する有底筒状の第1ハウジングと、
前記圧縮機構部を収容する有底筒状の第2ハウジングと、
前記第1ハウジングの開口端側と前記第2ハウジングの開口端側との間に配置され、前記回転軸の中間部が貫通する軸孔が形成された隔壁部と、
前記隔壁部の軸孔の内周面と前記回転軸の外周面との間に配置され、前記回転軸の外周面に対向する部位に軸方向に延びる油路が形成されたブッシュと、
を有し、
前記隔壁部の軸孔は、前記第1ハウジング側に位置する部位が小径部、かつ前記第2ハウジング側に位置する部位が大径部に形成された段付円柱状をなし、
前記ブッシュは、前記軸孔の大径部から小径部へと移行する円環状の段部に突き当てられるまで、前記軸孔の大径部側から挿入された、
横置型ロータリー圧縮機。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記圧縮機構部は、前記回転軸の偏心部に取り付けられたローリングピストンと、前記ローリングピストンが偏心回転するシリンダ室が形成されたシリンダと、前記ローリングピストンの外周面に接触して前記シリンダ室を低圧室と高圧室とに区画するベーンと、前記ベーンを前記ローリングピストンの外周面に向けて付勢する付勢部材と、を含む、
請求項1に記載の横置型ロータリー圧縮機。
【請求項3】
前記油路は、前記ブッシュの軸方向に延びる合口部により形成された、
請求項1に記載の横置型ロータリー圧縮機。
【請求項4】
前記油路は、前記ブッシュの軸方向に延びる溝部により形成された、
請求項1に記載の横置型ロータリー圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、横置型ロータリー圧縮機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ロータリー圧縮機では、特開2005-180600号公報(特許文献1)に記載されるように、ハウジングの内部に、回転軸、回転軸を回転させる電動機部、及び回転軸によって駆動される圧縮機構部が収容されている。そして、回転軸は、軸方向に延びる切欠き部が形成されたブッシュ(軸受メタル)を介して、ハウジング又はこれに一体化された部材の軸孔に回転自在に支持されている。ここで、ブッシュの軸方向に延びる切欠き部は、潤滑油を回転軸の外周面に供給するために機能する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-180600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ロータリー圧縮機には、ハウジング内部を低圧室と高圧室とに区画する隔壁部を有するものがある。この場合、隔壁部の軸孔に挿入された切欠き部付きのブッシュによって回転軸を回転自在に支持すると、高圧室から低圧室へと潤滑油が流れ、その結果、軸孔に対する回転軸のシール性を確保することが困難になってしまう。
【0005】
そこで、本発明は、軸孔に対する回転軸の潤滑性を確保しつつ、軸孔と回転軸との間のシール性を発揮可能な横置型ロータリー圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
横置型ロータリー圧縮機は、水平方向に配置された回転軸と、回転軸を回転させる電動機部と、回転軸によって駆動される圧縮機構部と、電動機部を収容する有底筒状の第1ハウジングと、圧縮機構部を収容する有底筒状の第2ハウジングと、第1ハウジングの開口端側と第2ハウジングの開口端側との間に配置された隔壁部と、隔壁部の軸孔の内周面と回転軸の外周面との間に配置されたブッシュと、を有している。隔壁部には、回転軸の中間部が貫通する軸孔が形成されている。ブッシュの回転軸の外周面に対向する部位には、その軸方向に延びる油路が形成されている。隔壁部の軸孔は、第1ハウジング側に位置する部位が小径部、かつ第2ハウジング側に位置する部位が大径部に形成された段付円柱状をなしている。また、ブッシュは、軸孔の大径部から小径部へと移行する円環状の段部に突き当てられるまで、軸孔の大径部から挿入されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、横置型ロータリー圧縮機において、軸孔に対する回転軸の潤滑性を確保しつつ、軸孔と回転軸との間のシール性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
横置型ロータリー圧縮機の一例を示す縦断面図である。
横置型ロータリー圧縮機の一例を示す要部拡大図である。
軸受部に挿入されたブッシュの一例を示す要部断面図である。
ブッシュの第1変形例を示す縦断面図である。
ブッシュの第2変形例を示す縦断面図である。
ブッシュの第3変形例を示す縦断面図である。
ブッシュの第4変形例を示す横断面図である。
ブッシュの第5変形例を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1及び図2は、本発明を適用した横置型ロータリー圧縮機(以下「ロータリー圧縮機」という)1の一例を示している。なお、以下説明するロータリー圧縮機1は、あくまで一例にすぎず、その構成に限定されると解釈すべきではない。従って、本発明は、当業者にとって周知かつ多様なロータリー圧縮機に適用することができることに留意されたい。
【0010】
ロータリー圧縮機1は、ハウジング10を有している。ハウジング10は、円筒状のセンターハウジング12と、開口端側がセンターハウジング12の前端(図1における左端)に接合された有底円筒状のフロントハウジング14と、開口端側がセンターハウジング12の後端(図1における右端)に接合された有底円筒状のリアハウジング16と、を含んでいる。センターハウジング12、フロントハウジング14及びリアハウジング16は、略同径に形成されている。なお、センターハウジング12、フロントハウジング14及びリアハウジング16は、円筒状の断面を有する構成に限らず、例えば、四角形や多角形などの任意の横断面を有する、筒状に形成されていればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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