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公開番号
2025099126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215549
出願日
2023-12-21
発明の名称
通信システム、通信方法、及び通信プログラム
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
28/086 20230101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】親局及び子局の関連付けの影響に起因する通信遅延を抑制することが可能な通信システム、通信方法、及び通信プログラムを提供する。
【解決手段】通信システム10において、タグTgは、所定のイベントを検出した場合に、タグTgの接続先のコントローラー2を特定するための探索信号を送信する。各コントローラー2は、探索信号を受信した場合に、コントローラー2の識別情報とタグTgの識別情報と探索信号の安定度とを含むレポートを管理サーバー1に送信する。管理サーバー1は、コントローラー2ごとに、コントローラー2から受信するレポートに含まれる安定度を、コントローラー2に関連付けられているタグTgの数に基づいて補正し、コントローラー2ごとの補正後の安定度に基づいて、複数のコントローラー2の中からタグTgの接続先のコントローラー2を決定し、タグTgと決定したコントローラー2とを互いに関連付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管理サーバーと複数の親局と複数の子局とを含む通信システムであって、
対象子局は、所定のイベントを検出した場合に、当該対象子局の接続先の親局を特定するための探索信号を送信し、
前記複数の親局のそれぞれは、前記探索信号を受信した場合に、当該親局の識別情報と前記対象子局の識別情報と前記探索信号の安定度とを含むレポートを前記管理サーバーに送信し、
前記管理サーバーは、前記親局ごとに、当該親局から受信する前記レポートに含まれる前記安定度を、当該親局に関連付けられている前記子局の数に基づいて補正し、前記親局ごとの補正後の前記安定度に基づいて、前記複数の親局の中から前記対象子局の接続先の対象親局を決定し、前記対象子局と決定した前記対象親局とを互いに関連付ける、
通信システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記管理サーバーは、前記複数の親局のうち前記補正後の前記安定度が最も大きい親局を、前記対象親局に決定する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
前記管理サーバーは、前記複数の親局のうち第1親局に関連付けられている前記子局の数が所定数以上であって、かつ、前記親局の全数に対する前記子局の全数の割合が所定割合以上である場合に、前記第1親局に関連付けられている前記子局について、接続先の対象親局を決定する処理をやり直す、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項4】
前記管理サーバーは、前記第1親局に関連付けられている前記子局の合計数と、前記複数の親局に含まれる第2親局に関連付けられている前記子局の合計数との差が所定数以上である場合に、接続先の対象親局を決定する処理をやり直す、
請求項3に記載の通信システム。
【請求項5】
前記管理サーバーは、少なくとも前記対象親局の識別子又はチャネルを前記対象子局に通知し、
前記対象子局は、少なくとも前記対象親局の識別子又はチャネルに基づいて前記対象親局と通信を行う、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項6】
前記対象子局が前記探索信号を送信するチャネルと、前記対象子局が前記対象親局に関連付けられた後に前記対象親局と通信するチャネルとが異なる、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項7】
前記所定のイベントは、所定のユーザー操作、所定の信号の受信、及び、設定時間の経過のいずれかである、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項8】
前記親局は前記子局と時分割通信を行い、
前記対象子局は、前記時分割通信におけるスロット時間よりも長い時間間隔で前記探索信号を複数回送信する、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項9】
前記探索信号の安定度は、前記探索信号の信号強度の値及び信号強度の平均値のいずれかに基づいて算出される、
請求項1~8のいずれかに記載の通信システム。
【請求項10】
前記管理サーバーは、前記複数の親局のいずれかである、
請求項1に記載の通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信システム、通信方法、及び通信プログラムに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一つの親局(コントローラー、ホストなどともいう。)が一つのチャネルを占有して、当該親局に割り当てられた複数の子局(スレーブともいう。)に対して時分割で順に通信を行う通信方式(TDMA;Time Division Multiple Access)が知られている。各子局には、親局からの通信(送信データ)を受信した直後の一定時間が、ホストとの通信可能な時間として割り当てられる。各子局は、1台の親局に関連付け(紐付け)られて、当該親局と通信を行う。従来、複数の親局から一つの親局を決定し、決定した親局と子局とを関連付ける技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-113318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、複数の親局のうち一部の親局に子局が集中して関連付けられる事態が起こり得る。例えば従来の技術では、対象の子局が複数の親局のそれぞれと通信可能な場合に、通信安定度が最も高い親局を選択して、当該子局を当該親局に関連付けている。この方法では、一部の親局に関連付けられる子局の数が極端に多くなったり少なくなったりする事態が起こり得る。そして、一部の親局に子局が集中すると、通信遅延が発生する問題が生じる。
【0005】
本開示の目的は、親局及び子局の関連付けの影響に起因する通信遅延を抑制することが可能な通信システム、通信方法、及び通信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態に係る通信システムは、管理サーバーと複数の親局と複数の子局とを含むシステムである。対象子局は、所定のイベントを検出した場合に、当該対象子局の接続先の親局を特定するための探索信号を送信する。前記複数の親局のそれぞれは、前記探索信号を受信した場合に、当該親局の識別情報と前記対象子局の識別情報と前記探索信号の安定度とを含むレポートを前記管理サーバーに送信する。前記管理サーバーは、前記親局ごとに、当該親局から受信する前記レポートに含まれる前記安定度を、当該親局に関連付けられている前記子局の数に基づいて補正し、前記親局ごとの補正後の前記安定度に基づいて、前記複数の親局の中から前記対象子局の接続先の対象親局を決定し、前記対象子局と決定した前記対象親局とを互いに関連付ける。
【0007】
本開示の実施形態に係る通信方法は、管理サーバーと複数の親局と複数の子局とが無線通信を行う方法である。前記通信方法において、一又は複数のプロセッサーは、対象子局において、所定のイベントを検出した場合に、当該対象子局の接続先の親局を特定するための探索信号を送信することと、前記複数の親局のそれぞれにおいて、前記探索信号を受信した場合に、当該親局の識別情報と前記対象子局の識別情報と前記探索信号の安定度とを含むレポートを前記管理サーバーに送信することと、前記管理サーバーにおいて、前記親局ごとに、当該親局から受信する前記レポートに含まれる前記安定度を、当該親局に関連付けられている前記子局の数に基づいて補正し、前記親局ごとの補正後の前記安定度に基づいて、前記複数の親局の中から前記対象子局の接続先の対象親局を決定し、前記対象子局と決定した前記対象親局とを互いに関連付けることと、を実行する。
【0008】
本開示の実施形態に係る通信プログラムは、管理サーバーと複数の親局と複数の子局とが無線通信を行うプログラムである。前記通信プログラムは、対象子局において、所定のイベントを検出した場合に、当該対象子局の接続先の親局を特定するための探索信号を送信することと、前記複数の親局のそれぞれにおいて、前記探索信号を受信した場合に、当該親局の識別情報と前記対象子局の識別情報と前記探索信号の安定度とを含むレポートを前記管理サーバーに送信することと、前記管理サーバーにおいて、前記親局ごとに、当該親局から受信する前記レポートに含まれる前記安定度を、当該親局に関連付けられている前記子局の数に基づいて補正し、前記親局ごとの補正後の前記安定度に基づいて、前記複数の親局の中から前記対象子局の接続先の対象親局を決定し、前記対象子局と決定した前記対象親局とを互いに関連付けることと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、親局及び子局の関連付けの影響に起因する通信遅延を抑制することが可能な通信システム、通信方法、及び通信プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの概略構成を示す機能ブロック図である。
図2は、本発明の実施形態に係る保管棚の外観図である。
図3Aは、本発明の実施形態に係る保管棚に設置されるタグの構成を示す図である。
図3Bは、本発明の実施形態に係るタグの底面図である。
図4は、本発明の実施形態に係る通信システムの記憶部に記憶されるタグ情報の一例を示す図である。
図5は、本発明の実施形態に係る通信システムの記憶部に記憶される関連情報の一例を示す図である。
図6は、本発明の実施形態に係るコントローラーとタグとの対応関係を示す図である。
図7は、本発明の実施形態に係るコントローラーが割り当てられる時間区分の一例を示す図である。
図8は、本発明の実施形態に係る通信方法の具体例を示す図である。
図9は、本発明の実施形態に係る通信方法の具体例を示す図である。
図10は、本発明の実施形態に係る通信システムにおいて実行される通信処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図11は、本発明の実施形態に係るコントローラーと通信エリアとの対応関係を示す図である。
図12は、本発明の実施形態に係る複数のコントローラーのそれぞれをチャネル及び時間区分に割り当てた様子を示す図である。
図13は、本発明の実施形態に係る通信システムにおける関連付け処理の具体例を示す図である。
図14は、本発明の実施形態に係る通信システムにおける管理サーバーと複数のコントローラーと対象タグとの関連付け処理の手順の一例を示している。
図15は、本発明の実施形態に係る対象タグにおいて実行される関連付け処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図16は、本発明の実施形態に係るコントローラーにおいて実行される関連付け処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図17は、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付け処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図18は、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付け処理の手順の他の例を説明するためのフローチャートである。
図19Aは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の具体例を示す図である。
図19Bは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の具体例を示す図である。
図20Aは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の他の具体例を示す図である。
図20Bは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の他の具体例を示す図である。
図20Cは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の他の具体例を示す図である。
図21Aは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の他の具体例を示す図である。
図21Bは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の他の具体例を示す図である。
図21Cは、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の他の具体例を示す図である。
図22は、本発明の実施形態に係る管理サーバーにおいて実行される関連付けのやり直し処理の手順の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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