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公開番号
2025099195
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215655
出願日
2023-12-21
発明の名称
屋根構築方法
出願人
株式会社大林組
代理人
個人
,
個人
主分類
E04D
3/362 20060101AFI20250626BHJP(建築物)
要約
【課題】屋根折版で構築される屋根の施工自由度を向上させる屋根構築方法を提供する。
【解決手段】屋根は、第1折版と第2折版とを屋根折版として構築される。第1折版20C,20Dは、一方の斜面部の端部に雄型嵌合部24を有し、他方の斜面部の端部に雌型嵌合部25を有する。第2折版30は、一方の斜面部の端部に雌型嵌合部25に嵌合可能な第1嵌合部34、他方の斜面部の端部に雄型嵌合部24に嵌合可能な第2嵌合部35を有する。屋根構築方法は、先行敷設工程と後行敷設工程とを有する。先行敷設工程では、第1折版を敷設した先行敷設部11をスペースを空けて構築する。後行敷設工程では、隣接する先行敷設部11の一方に連なるように第1折版20Cを敷設して後行敷設部12を構築したのち、後行敷設部12の第1折版20Cと他方の先行敷設部11の第1折版20Dとを第2折版30で接続する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
底面部と前記底面部の両端から外側に向かって拡がる一対の斜面部とを有する屋根折版を敷設することにより屋根を構築する屋根構築方法であって、
前記屋根折版は、
一方の斜面部の端部に雄型嵌合部を有し、他方の斜面部の端部に雌型嵌合部を有する第1折版と、
一方の斜面部の端部に前記雌型嵌合部に嵌合可能な第1嵌合部を有し、他方の斜面部の端部に前記雄型嵌合部に嵌合可能な第2嵌合部を有する第2折版と、を含み、
前記屋根構築方法は、
前記第1折版を敷設してなる先行敷設部を、スペースを空けて複数並設する先行敷設工程と、
前記スペースを空けて互いに隣接する前記先行敷設部の一方に連なるように前記第1折版を敷設して後行敷設部を敷設した後、前記後行敷設部と前記先行敷設部の他方とを前記第2折版で接続する後行敷設工程と、を含む
屋根構築方法。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記第2折版は、前記第1折版の敷設により生じた施工誤差を吸収する施工誤差吸収代を有する
請求項1に記載の屋根構築方法。
【請求項3】
前記屋根折版は、第3折版をさらに含み、
前記第3折版は、一方の斜面部の端部および他方の前記斜面部の端部に、前記雄型嵌合部または前記雌型嵌合部に嵌合可能な第3嵌合部を有し、
前記後行敷設工程では、前記第2折版と前記第3折版とを用いて前記先行敷設部の他方と前記後行敷設部とを接続する
請求項1に記載の屋根構築方法。
【請求項4】
前記第3折版は、前記第1折版の敷設により生じた施工誤差を吸収する施工誤差吸収代を有する
請求項3に記載の屋根構築方法。
【請求項5】
前記屋根が、
前記屋根折版で構築される下弦材と、
前記下弦材を上方から覆うように設けられる断熱層と、
前記屋根折版で構築され、前記断熱層を上方から覆うように設けられる上弦材と、を有する断熱二重折版構造を有しており、
前記屋根構築方法は、
前記先行敷設工程および前記後行敷設工程の各々において、前記下弦材を構築した後、前記断熱層および前記上弦材を構築することを含む
請求項1~4のいずれか一項に記載の屋根構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根折版を敷設して屋根を構築する屋根構築方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、屋根折版を用いて構築される屋根が知られている。こうした屋根は、例えば特許文献1のように、屋根折版同士の嵌合を繰り返しながら複数の屋根折版を並べて敷設することにより構築される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-010645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法では、端から順番に屋根折版を敷設する片押しでしか施工できないため、屋根の施工自由度が低いものであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する屋根構築方法は、底面部と前記底面部の両端から外側に向かって拡がる一対の斜面部とを有する屋根折版を敷設することにより屋根を構築する。前記屋根折版は、一方の斜面部の端部に雄型嵌合部を有し、他方の斜面部の端部に雌型嵌合部を有する第1折版と、一方の斜面部の端部に前記雌型嵌合部に嵌合可能な第1嵌合部を有し、他方の斜面部の端部に前記雄型嵌合部に嵌合可能な第2嵌合部を有する第2折版と、を含む。前記屋根構築方法は、前記第1折版を敷設してなる先行敷設部を、スペースを空けて複数並設する先行敷設工程と、前記スペースを空けて互いに隣接する前記先行敷設部の一方に連なるように前記第1折版を敷設して後行敷設部を敷設した後、前記後行敷設部と前記先行敷設部の他方とを前記第2折版で接続する後行敷設工程と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、屋根折版で構築される屋根の施工自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
屋根構築方法の第1実施形態によって構築される屋根を模式的に示す上面図である。
第1実施形態において、(a)第1折版の一例を示す横断面図であり、(b)既設の第1折版の雄型嵌合部に新設の第1折版の雌型嵌合部が嵌合する様子を模式的に示す図である。
第1実施形態において、(a)第2折版の一例を示す横断面図であり、(b)既設の第1折版の雄型嵌合部に第2折版の第2嵌合部が嵌合する様子を模式的に示す図であり、(c)既設の第1折版の雌型嵌合部に第2折版の第1嵌合部が嵌合する様子を模式的に示す図である。
第1実施形態において、先行敷設工程が完了した状態を模式的に示す上面図である。
第1実施形態において、後行敷設工程の様子を模式的に示す上面図である。
第1実施形態において、第2折版が敷設される様子を模式的に示す図である。
第2実施形態において、第3折版の一例を示す横断面図である。
第2実施形態において、第3折版が敷設される様子を模式的に示す図である。
第2実施形態において、第2折版が敷設される様子を模式的に示す図である。
変形例において、屋根の断面構造の一例を模式的に示す図である。
変形例において、先行敷設工程が終了した状態を模式的に示す図である。
変形例の後行敷設工程において、下弦材について先行敷設部と後行敷設部とが第2折版で接続される様子を模式的に示す図である。
変形例の後行敷設工程において、上弦材について先行敷設部と後行敷設部とが第2折版で接続される様子を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1実施形態)
図1~図6を参照して、屋根構築方法の第1実施形態について説明する。
図1は、屋根を模式的に示す上面図である。図1に示すように、屋根10は、下地材(図示せず)に対して屋根折版を短手方向に並べて敷設することにより構築される。本発明において「屋根折版」とは、金属板を折り曲げることで作製される屋根用部材である。屋根折版は、例えば現場に設置されるロール成形機などを用いた押出成形により作製される。屋根折版として、第1折版20と第2折版30とが用いられる。
【0009】
屋根10においては、先行敷設部11と後行敷設部12とが交互に構築されているとともに、先行敷設部11と後行敷設部12が第2折版30によって接続されている。先行敷設部11は、複数の第1折版20を敷設することにより構築される。後行敷設部12は、先行敷設部11の間に設けられている。後行敷設部12は、複数の第1折版20を敷設することにより構築される。先行敷設部11は、後行敷設部12に先行して構築される。先行敷設部11の構築後、後行敷設部12の構築領域、すなわち先行敷設部11の間のスペースは、クローラクレーンといった各種重機の動線(移動スペースや作業スペース)に利用される。例えば、クローラクレーンの動線として後行敷設部12の構築領域が利用される場合、先行敷設部11の間のスパンは、11m以上あることが好ましい。後行敷設部12は、各種重機を用いた作業が完了した後に構築される。
【0010】
(第1折版)
図2(a)に示すように、屋根折版としての第1折版20は、平板状の底面部21、底面部21の一端部から外側に向かって拡がるように延びる斜面部22、底面部21の他端部から外側に向かって拡がるように延びる斜面部23、斜面部22の端部に設けられた凸型の雄型嵌合部24、および斜面部23の端部に設けられた凹型の雌型嵌合部25、を有する。雌型嵌合部25は、他の第1折版20の雄型嵌合部24に嵌合可能に構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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