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公開番号2025116894
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024011398
出願日2024-01-30
発明の名称ジョイント
出願人東都興業株式会社
代理人個人
主分類E04D 13/064 20060101AFI20250804BHJP(建築物)
要約【課題】
本発明では、樋における底部の端部から外向きに傾斜して起立する側壁に連結されても、内部に水が溜まりづらくすることができるジョイントの提供を目的とする。
【解決手段】
前記課題を解決するための手段は、樋2の側壁2bの外面に当接する平坦面10b1を有する本体10と、本体10の平坦面10b1から垂直に突出して外周に螺子溝を有するとともに側壁2bに形成された取付孔2b1に嵌合可能な螺子軸11と、本体10に設けられてホースBの一端に装着可能な筒状の装着部12と、螺子軸11の先端面から開口し本体10を貫通して装着部12の内部に連通する排出通路13とを備え、排出通路13は、平坦面10b1上の上下方向に沿う仮想線Xと螺子軸11の軸線Yの交点Zに直交する方向から見た横方向断面視で、螺子軸11の軸線Yに対して螺子軸11の先端側から斜め上向きに交わる方向に沿って形成される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
底部と前記底部の両端から立ち上がる一対の側壁を有する樋にホースの一端を連結させるジョイントであって、
前記側壁の外面に当接する平坦面を有する本体と、
前記本体の前記平坦面から垂直に突出して外周に螺子溝を有するとともに前記側壁に形成された取付孔に嵌合可能な螺子軸と、
前記本体に設けられて前記ホースの一端に装着可能な筒状の装着部と、
前記螺子軸の先端面から開口し前記本体を貫通して前記装着部の内部に連通する排出通路とを備え、
前記排出通路は、前記平坦面上の上下方向に沿う仮想線と前記螺子軸の軸線との交点に直交する方向から見た横方向断面視で、前記螺子軸の軸線に対して斜めに交わる方向に沿って形成される
ことを特徴とするジョイント。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記排出通路は、前記螺子軸が前記取付孔に嵌合された状態で、前記螺子軸の先端面における中心よりも下側の部分から開口している
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項3】
前記側方向断面視で前記装着部の内部の底面と前記排出通路の底部が同一直線上に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項4】
前記排出通路は、前記螺子軸が前記取付孔に嵌合された状態で、前記螺子軸の先端面から開口する開口端が装着部側端よりも下方に位置するように傾斜する
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項5】
前記排出通路の断面が楕円状に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項6】
前記排出通路の断面積が、前記ホースの断面積以上である
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項7】
前記取付孔に嵌合された状態の前記螺子軸の外周に螺合されて前記側壁を前記平坦面とともに挟持可能なナットを備え、
前記螺子軸の先端面が、前記ナットの反平坦面側端よりも反平坦面側へ突出している
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項8】
合成樹脂製である
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。
【請求項9】
前記螺子軸が前記取付孔に嵌合された状態で、前記平坦面と前記平坦面の下端を通る水平面のなす角度が、90度以上であって150度以下の範囲に設定される
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイント。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、ジョイントに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ビニールハウスや温室、簡易型の倉庫等の簡易建物は、奥行方向に並べて配置される複数のアーチ状の骨材と、骨材間に架け渡される複数のシート定着フレームと、シート定着フレームに定着されて各骨材を覆うように展張される被覆シートとを備えて、アーチ型に構成されている。
【0003】
このような簡易建物では、室内と室外の温度差が大きくなると被覆シートの内側面に結露水が生じるが、結露水が室内に落下すると、簡易建物内で栽培される栽培物が根腐れするなどの問題が生じるため、簡易建物は被覆シートの内側面に生じた結露水を回収するための水受け具を備えている(例えば、特許文献1)。また、水受け具には、結露水を排出するためのホースが取付けられており、ホースの下端は、建物外であって水受け具の下方に設置されて底部と底部の両端から立ち上がる一対の側壁を有する樋内に収容される。よって、水受け具に回収された結露水はホースを通じて樋に排出される。
【0004】
ところで、簡易建物は、簡易建物の内部と外部を連通する開口部と、開口部を開閉して簡易建物の内部の換気を行う開閉装置を備える場合がある。この開口部が水受け具と樋の間に設けられている場合、水受け具は結露水の回収のため簡易建物の建物内側に配置されているので、水受け具に取付けられたホースの下端は建物内から開口部を介して建物外へ導出されたのち、樋内に上方から収容されることとなる。
【0005】
ここで、開閉装置は、開閉シートが巻き付けられた巻取軸と、巻取軸を回転駆動する駆動源を備え、巻取軸を骨材のアーチ部上で転動させることで、開口部を開閉シートで開閉する。このような開閉装置が設けられる場合、ホースが開口部から建物外に導出されているので開口部を開閉する際に、ホースに巻取軸が乗り上げることになる。
【0006】
このように巻取軸がホースに乗り上げると、ホースに巻取軸の荷重がかかることによってホースが劣化し、巻取軸が蛇行してシートを均一に巻き上げできなくなってしまう。
【0007】
そこで、樋の側壁に取付孔を設け、その取付孔にホースの端部を接続することで、ホースの端部を樋の側壁の下方に配置して、開閉装置の巻取軸がホースに干渉しないようにすることが考えられる。このようにする場合、ホースが樋の側壁から脱落しないように、ホースの端部には樋の側壁に連結可能なジョイントを装着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2020-182425号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このような、ジョイントとしては、例えば、図7に示すように、ホース130の端部に装着可能な第一筒部100a1と第一筒部100a1の端部から第一筒部100a1に対して直角に接続される第二筒部100a2とを有してL字状に形成されるL字パイプ100aと、筒状であってL字パイプ100aの第二筒部100a2の端部から第二筒部100a2の軸方向に沿って延びるとともに外周に螺子溝を有し樋の側壁110に形成された取付孔110aに嵌合可能な嵌合筒部100bと、第二筒部100a2の端部の外周に設けられた環状のフランジ部100cとを備えるジョイント100が考えられる。
【0010】
このようなジョイント100は、図7に示すように、L字パイプ100aの第一筒部100a1の端部を上方から下りてくるホース130に接続させるため上に向けた状態で嵌合筒部100bを取付孔110aに嵌合し、嵌合筒部100bの外周にナット120を螺合して、側壁110をフランジ部100cとナット120とで挟持することで、側壁110に取付けられる。そして、ホース130の端部が第一筒部100a1の端部に装着されると、ホース130の端部がジョイント100を介して側壁110に連結されるとともに、ホース130の内部と樋とが第二筒部100a2の内部と嵌合筒部100bの内部とで形成された排出通路140を介して連通する。
(【0011】以降は省略されています)

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