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公開番号2025099638
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216443
出願日2023-12-22
発明の名称作業爪及び農作業機
出願人小橋工業株式会社
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類A01B 33/10 20060101AFI20250626BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】耐磨耗性の向上と作業抵抗の低減とを両立した作業爪を提供すること。
【解決手段】作業爪は、最大厚みより厚みが小さい厚み低減部を有する爪本体と、前記厚み低減部に設けられると共に、前記爪本体よりも硬質な金属材料で構成される硬質金属部と、を備える作業爪であって、前記厚み低減部は、刃縁側に設けられた第1厚み低減部分と、前記第1厚み低減部分より峰縁側に設けられ、厚みが前記第1厚み低減部分の厚みより大きい第2厚み低減部分とを含み、前記厚み低減部の任意の位置における前記爪本体及び前記硬質金属部の厚みの合計が、前記作業爪の最大厚みを超えない。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
最大厚みより厚みが小さい厚み低減部を有する爪本体と、
前記厚み低減部に設けられると共に、前記爪本体よりも硬質な金属材料で構成される硬質金属部と、
を備える作業爪であって、
前記厚み低減部は、刃縁側に設けられた第1厚み低減部分と、前記第1厚み低減部分より峰縁側に設けられ、厚みが前記第1厚み低減部分の厚みより大きい第2厚み低減部分とを含み、
前記厚み低減部の任意の位置における前記爪本体及び前記硬質金属部の厚みの合計が、前記作業爪の最大厚みを超えない、作業爪。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記厚み低減部は、第1の厚みを有する第1厚み低減部分、前記第1厚み低減部分よりも大きい第2の厚みを有する第2厚み低減部分、及び前記第1厚み低減部分と前記第2厚み低減部分との間に設けられ、厚みが連続的に変化する厚み変化部分を含む、請求項1に記載の作業爪。
【請求項3】
前記硬質金属部は、前記第1厚み低減部分に設けられた部分における峰縁側の端部の厚みが、前記第2厚み低減部分に設けられた部分における峰縁側の端部の厚みよりも大きい、請求項2に記載の作業爪。
【請求項4】
断面視において、前記第1厚み低減部分の長さは、前記第2厚み低減部分の長さよりも大きい、請求項2に記載の作業爪。
【請求項5】
前記爪本体の最大厚みは、峰縁における爪本体の厚みよりも大きい、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業爪。
【請求項6】
前記第1厚み低減部分の厚み及び前記硬質金属部のうち前記第1厚み低減部分に設けられた部分における峰縁側の端部の厚みの合計は、前記第2厚み低減部分の厚み及び前記硬質金属部のうち前記第2厚み低減部分に設けられた部分における峰縁側の端部の厚みの合計よりも小さい、請求項2に記載の作業爪。
【請求項7】
前記硬質金属部のうち前記第1厚み低減部分に設けられた部分の表面が凸状に湾曲している、請求項2に記載の作業爪。
【請求項8】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の作業爪を備えた、農作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業爪及び農作業機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、圃場を耕耘する農作業機に使用される作業爪は、耕耘作業を継続するに伴い摩耗によって削れてしまい、耕耘性能が経時的に劣化することが知られている。そこで近年では、作業爪の刃部に母材よりも硬度の高い合金層を設け、耐磨耗性を向上させた作業爪を使用する農作業機が主流となっている。例えば、特許文献1には、爪本体(母材)の刃部に対して爪本体よりも硬質の金属材料を溶着し、刃部の表面に硬質部を形成することにより刃部の耐久性を向上させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-201915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術のように、爪本体の表面に対して硬質金属層を形成した場合、硬質金属層の厚さの分だけ刃部の厚さが増加するため、圃場に作業爪を打ち込んだときの抵抗(作業抵抗)が増加する。したがって、耐久性を向上させるために硬質金属層の厚さを増加させると、却って耕耘作業時における作業抵抗が増加し、燃料消費の増加や作業速度の低下といった生産性の低下に繋がる虞がある。
【0005】
本発明の一実施形態の課題は、耐磨耗性の向上と作業抵抗の低減とを両立した作業爪を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態における作業爪は、最大厚みより厚みが小さい厚み低減部を有する爪本体と、前記厚み低減部に設けられると共に、前記爪本体よりも硬質な金属材料で構成される硬質金属部と、を備える作業爪であって、前記厚み低減部は、刃縁側に設けられた第1厚み低減部分と、前記第1厚み低減部分より峰縁側に設けられ、厚みが前記第1厚み低減部分の厚みより大きい第2厚み低減部分とを含み、前記厚み低減部の任意の位置における前記爪本体及び前記硬質金属部の厚みの合計が、前記作業爪の最大厚みを超えない。
【0007】
前記厚み低減部は、第1の厚みを有する第1厚み低減部分、前記第1厚み低減部分よりも大きい第2の厚みを有する第2厚み低減部分、及び前記第1厚み低減部分と前記第2厚み低減部分との間に設けられ、厚みが連続的に変化する厚み変化部分を含んでもよい。
【0008】
前記厚み低減部において、前記爪本体の厚みは階段状に減少してもよい。
【0009】
前記厚み低減部は2つ以上の傾斜部分(スロープともいう。)を有していてもよい。
【0010】
前記硬質金属部は、前記第1厚み低減部分に設けられた部分における峰縁側の端部の厚みが、前記第2厚み低減部分に設けられた部分における峰縁側の端部の厚みよりも大きくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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